弥三郎婆さんの里山「上権現堂山登山」ふたたび~1~

2014年3月16日(日)

先週も行きましたが・・・・
3月寒波の襲来でこの冬の最深積雪をマーク。
絶好のピーカンお山日和の日曜日となりましたが
あまりの雪の多さに途中でギブアップした上権現堂山でした。

今日の天気予報は3時くらいから雨マークがついています。
午前中は少しだけ晴れマーク。
どうしたものかと少し思案しましたが
早めに登って、雨に降られないうちに下山すれば
なんとかなるかな?と考えて
先週に続いてまたもや弥三郎婆のお山「上権現堂山」998メートルを目指します。
今時期を逃すとたぶん秋まで行かないと思うのでね・・・・・

しかし目覚まし時計がオンになっていなかったため
目が覚めたのが・・・・7時になってしまいました。
あわてて準備です。

どうも里山歩きは、のんびりとなってしまう癖がありますね。
前日まではまったくその気もなかったりしますが
この3月は日曜日に晴れることがほとんどなかったこともあってか
朝起きての天気を見てから里山へ遊びに行くかどうか決めることが大半です。

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今日も旧広神村 米沢集落奥の林道入り口から登ります。

もう9時になりますが・・・・
好天にならないと気合がはいりません。

うっすらと青空が見えていたりしますが
眩しいお日様のもとでいうことにはなりそうにもありません。

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昨日のものでしょうか?
山スキーのトレースがあります。
だいぶ雪も絞まってきたので、今日はアルミワカンです。
これのほうがフットワークは軽快。
足も痛くなりませんし。

上権現堂山は山頂直下に急斜面があって
寒いとクラストしているかも知れません。
スノーシューはクラストした斜面は怖くて下れませんから・・・・・

 

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9時3分スタート。

3時間くらいで山頂までいけるでしょうか?

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氷点下まで冷え込んだので
染みわたりというほどではありませんが
あまり抜からないで歩けます。

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細尾根の雪もまだ心配いりません。

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20分弱でもうここまで来れました。

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またここから登ります。

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少しだけ青空になってきました。
このまま天気予報が外れて晴れてくれないかな?

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ハナコさん

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上権現堂山は曇っていますが
まだすぐには天気が崩れそうでもありませんか?

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先週は林道はショートカットして、
杉林の横をそのまま登っていきましたが
山スキーのトレースは林道にそって伸びています。

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トレースの上のほうが埋まらないで歩きやすいので
素直にトレースをたどります。

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このあたりからも登れそうですが・・・・

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やっぱりトレースを・・・

暖気が入って暖かくなると
林道の法面はせり出した雪庇ごと突然に雪崩れてくることがあるので
あんまり通りたくないのですが。

すでに雪崩れてデブリがゴロゴロしている箇所もあったりしました。

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10時
林道を大きくまわって稜線へ出ました。

少しだけ埋まる程度なので
なかなかいいペースです。

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おや・・・・・
あちらから登ってきたカンジキのあとがあります。
今日のものようです。
人が登っていることがわかっただけで
少しだけ嬉しくなります。
里山といえどもこんなに大きな山に私一人というのは
なんとも心寂しいし、怖くもあります。

下権現堂山の登山口近くの長松?から登ってきたのでしょうか?
ちょっと遠いですよね~。
地図を見ると登られそうな尾根ルートがいくつかあるようですが
普通の人はそんなところからは登らないので
かなり権現堂山にお詳しい方なのでしょう。

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10時7分

先週は3時間以上もかかってやっとこ辿り着いた
お昼タイムのピークまできました。

1時間ちょっとでつきましたので
激ラッセルとはずいぶんと違うものです。

 

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上権現堂山への行程のまだ半分くらいの地点です。

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10時27分
666ピークへ到着。

まだ、ハナコさんは見えています。
3時位までなんとか天気がもってくれるとありがたいのですが。

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ピークの上でちょっと休憩タイム。
だんだんと強風が吹き付けてきました。
今日は低気圧が新潟県の北を通過する予報です。
やはり天気が崩れてくるのでしょう。

しかしここは雪庇がスゴイですね。
今年は雪が少ないのですがそれでもけっこうな雪が積もっているものです。

 

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一休みしていると
早くも先行者が下山してきました。

ちょくちょく里山でお会いする小出の方でした。
今日は天気が良かったら、上権現堂山~下権現堂山の周回をしようかと
考えていたのですが、あまりに風が強くなってきたので
天候がすぐに荒れてくると判断して
山頂手前で撤退してきたそうです。

明日は晴れるので、巻機山へ行くそうですが・・・・・
山キチガイですな・・・・
晴れる日にお山へいける人は羨ましい限りです。

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10時45分

だいぶ休んだので
天気が荒れないうちに上を目指してみましょう。

この雪の感じならあと1時間はかからないと思います。
山頂直下がクラストしていなければいいのですが
アイゼンは持ってきていません。

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下権現堂山

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雪崩・・・・・
そこら中にクラックも走っていますので
どんどんと雪崩れますね。

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だいぶ近くなった上権現堂山

このルートは尾根の上だけを歩くので
雪崩の心配はありません。
雪庇は発達していますので、右側(東側)だけは寄り過ぎないように注意です。

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南は晴れているのか?
明るい空の色です。

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振り返る。

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全層雪崩。

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上権現堂山の黒々とした大岩が近づいてきました。
この大岩は自宅の窓から眺めてもはっきりと見えます。

私は勝手に・・・・
あの大岩のあたりが今泉の昔話「弥三郎婆」さんの住処だと思っているのですが・・・・・
夏場は山頂から少し下ったところに
岩穴のようなところがあるらしいです。
行ったことがありませんが・・・・・・

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先行者はここまでで引き返したようです。

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大岩の左側から登っていきます。
ここからがこのルートの急登です。

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大岩を横目に。

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「オ~~イ」
「婆さ~ん」
「来たよ~っ」
と呼んでみたりしますが・・・・・・
影も形も見えず・・・・・

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だんだんと傾斜がきつくなってきました。
雪が少し積もっているので、登りにはワカンでも問題なしです。

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一番の急登。

春先はのっぺらぼうな斜面がカリカリにクラストしたりするので
アイゼンがほしいところです。

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山頂はあそこです。

上権現堂山の山頂部分はとても広く平坦。

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11時20分

喘ぎながら急登を登り終えると
あとひと上り20分くらい登れば山頂です。

相変わらずビュービューと猛烈な風が吹き付けています。
新雪は粉雪となり、地面をクルクルと舞っています。

比較的いい調子で登って来られたので
なんとかお昼前につきそうです。

 

つづく・・・・・

 

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