はじめての山泊縦走~中ノ岳から丹後山 2~

2016年5月14日(土)~15日(日)

初めての山泊縦走
中ノ岳から丹後山へ!!

つづきです・・・・・

夕方から「魚沼の民」氏と小屋は二人で独占!!
チビリチビリとやりながらいろんな話題でたいそう盛り上がった(^o^)
疲れているためか、大した酒の量ではないのにみょうに酔いが回ったな

夜は9時半すぎに寝袋にくるまったであろうか?

新しく買ったシュラフはmont-bellのアルパインバロウバック#5だったかな??
コンフォート10℃ リミット5℃
気温10℃くらいなら快適安眠ということだな
まあ、夏山用だわな~

薄手のスエード上下をパジャマ代わりに持ってきたが
これもよけいな荷物だった

残雪期なのでおそらく朝方は小屋の中でも5℃以下なると思われた
夜中12時過ぎころに寒くて目が覚めたが、もう一度寝直したら
4時前まで比較的安眠出来た

夜中に目が覚めた時に窓の外で何やらガサゴソと動物のような気配がしたが・・・・
[tegaki]この避難小屋は出るらしい・・・・[/tegaki]
[tegaki]足のないあの人・・・・(*_*;[/tegaki]

 

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昨日の夕方は曇ってきたので、アーベンロート(夕焼け)は期待できなかったので外へでなかった
今朝は早々と起きたので、外へ出てみる
モルゲンロート(朝焼け)はどうだろうか?

今日は曇りの天気予報だったか
運よくご来光が昇ってくる

お山のてっぺんにいないと見られない光景だ
もちろん高峰では初めての経験(^o^)

日帰り3時出発などで、山腹途中でご来光を拝んだことはあるが

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駒ヶ岳が赤く染まるのかな~?

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八海山は変化なし

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連なった山並みの色がきれいだ

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山頂でのご来光は初体験なので
完璧ではないようだが、これでもお天道さまは荘厳な雰囲気たっぷり

昨日の天気予報では今日は終日曇りの予報だった
見事に外れてくれてよかった

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駒ヶ岳は染まりそうにない

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シルエットの荒沢岳

池の段あたりまで下れば
ダイヤモンド荒沢岳か?

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滝雲がスゴイ
しゃくなげ湖からの霧ではない

まだ野鳥のさえずりも聞こえない静寂・・・
日常とはかけ離れたひとときであった
これはやみつきになりそうだな

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朝食はパックごはんを温めて
おかずはサンマ缶(^o^)
ちょっとカロリー不足

最低でも3食の合計2000キロカロリー以上は食べないと
またバテるよ(-_-;)

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本日の行動計画は8時出発であったが・・・
そんな時間まで小屋にいても特段やることもないし
日もたかくなったので、早発をする

6時5分
記念撮影(^o^)

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私も(^o^)

ザックの荷物は少しは腹の中におさまったので
だいぶ荷が軽くなったかと思いきや・・・
[tegaki]あんまり軽くなった気がしない(-_-;)[/tegaki]
まあ昨日ほどは重くはないか

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昨日は見えなかった日向山

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あっという間にお天道さまは高くなった

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中ノ岳 山頂

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おお~~っ
雲海がすごい
滝雲はここから流れ下っていた

三国川から昇ってきた霧かな~?
いや、違うもう一つ南か??
奥利根湖かな??

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では、池の段から丹後山へ向けて縦走路へ

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縦走路には踏み跡があるので問題なしです

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雪庇はまだデカイ

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中ノ岳を振り返る

こちら側から見る中ノ岳は岩稜部が多く迫力満点だ

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え~~っ???
ウメバチソウじゃないしな~???

★三つ葉の梅花黄蓮?

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格好良い中ノ岳

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本石山

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巻機山

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まだ雲海だ

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登山道も昨秋刈り払いに入ってくれたようで快適そのものだ

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雪上は足滑り(^o^)

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前に来た時もこの急な雪渓が残っていた
調子にのって足滑りしたら、止まらなくなって、笹薮に頭から突っ込んだのであった(*_*;

今日は安全に笹薮まで降りてから際を伝ってと
と思ったら、笹は滑るので、そのまま藪の中まで転んでしまった
何回も転んだが・・・・なんとかクリア

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鞍部はまだ下だ

 

 

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鞍部の先、左が谷の斜面トラバースになる
雪がゆるいので、登山靴のままでも進めそうだが
せっかく、アイゼンもピッケルも重い思いをして持ってきたので
使いましょう(^o^)

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まだザックが重いのでちょっと横に振られただけでバランスを崩して転ぶこともあり
安全のためにはアイゼンあったほうがいいな

後ろから見るとザックが歩いていいるみたいだな
ちび小学生のランドセルだわ

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このあたりまではどうってことはない

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中ノ岳の山頂が見えなくなった

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ここらから僅かな距離だが左が谷となり落ちているトラバース

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転ぶと下まで滑るかな??
雪がゆるいでの止まるか??

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もう少しある

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中ノ岳を振り返る

ここから右へ夏道の登山道がでているので
アイゼンはもういらない

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小兎岳へ

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この笹原は私の気持ちがいい場所のひとつだ

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小兎岳 標高1858メートル
山頂あたりから中ノ岳

小出から眺めるハナコ山は右からハナコだが
南側からなので左からハナコ山だ

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続いて兎岳へ

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鞍部まで降りて
雪渓をほじくってしゃっこい雪渓天然水をつくってリザーバーに入れる(^o^)
パウダーのポカリスエットもいれてと
今日は虫が入らなかったような気がする

その後、お腹が痛くなったりもしなかったので
問題なしだ

とっても冷たくて旨いよ(^o^)

ビールは昨夜全部飲んでしまったので
今日はナシだ(-_-;)

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兎岳への登りをゆっくりと歩いて
荒沢岳への分岐

今年は避難小屋泊の装備がそろったので
裏三山(荒沢岳~兎岳~中ノ岳~駒ヶ岳)も巡れると喜んでいたのだが
こんなに重い荷物じゃあダメだわな(;´∀`)
まず、荒沢岳前嵓への岩場を登れそうにない

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荒沢岳への縦走路

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今日はこのまま天気いいようだ

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9時10分
兎岳 標高1926メートルへ到着

小休止

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この景色は最高だ

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ん?????

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おっと!!
早くもタテヤマリンドウが咲き出している

この辺りはタテヤマリンドウのお花畑になる

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大水上山へ向けて楽しい雪渓歩き

今日は下りが多いので重いザックもさほど苦にならない(;´∀`)

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ん?????

オウレンじゃないな~???

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「魚沼の民」氏はといえば・・・・
登山道のすぐ脇になにやら新潟の山では見かけないものを発見して
大喜び\(^o^)/
収穫作業に夢中です

いたるところへ生えていました
葉っぱですが・・・・
[tegaki]なるほど! 匂いする(*^^*)[/tegaki]

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大水上山への最後の登り返し

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兎岳を振り返る

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大水上山 標高1831メートルへ到着

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ここで今日はじめて人に出合いました
この方は丹後山から登って中ノ岳ワンデー周回だそうです

昨日は中ノ岳ピストンのひと一人しかあわなかったので
二人目です(*_*;

なんでこんなにすばらしい縦走路をみんな歩かないのかとても不思議ですが??
急登だからかな~??

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このさきは天空の散歩道です(*^^*)

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分水嶺の利根川水源の碑へ

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今年は異常少雪だったので
関東の水不足は深刻なことになりそうな予感がしますが??

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10時47分
丹後山 標高1809メートルへ到着です(*^^*)

ここではやいランチタイムとします

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この笹原から眺める越後三山いいですね~\(^o^)/

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11時49分
下山体制へ

丹後山の登山道もいやになるほど急です

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んん~~・・・・・?????

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越後沢山~下津川山~巻機山へつながる縦走路
道はありませんが、猛者は藪こぎで廻る人もいるそうです

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たおやかな丹後山の頂き

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こちらもアズマシャクナゲ

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中ノ岳とアズマシャクナゲ

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遥々と歩いてきた縦走路を名残惜しく眺める

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[tegaki]でたっ!!!(*_*;[/tegaki]
急すぎだっ!!
まだザックが重いので踏ん張るにもかなり脚力がいる

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3合目の大きな松の木

かなり暑くなってきた
谷からはエゾハルゼミの初鳴きが聞こえてきた
季節は早々ともう初夏なのだ

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とても暑いので
木陰で一休み(;´∀`)

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登山口から二合は丹後山もかなりの急登
重荷で完全に足に来ているな
踏ん張りが効かなくてヨロヨロだ

最後は我慢の下りがかなり足に堪える

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2時55分
無事に下山しました

[tegaki]しかし、あっちぇ~な~(*_*;[/tegaki]

帰宅して知ったが今日の小出の最高気温は29度を越えたらしい
真夏日寸前ではないか暑いわけだ

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すぐさま、三国川の河原に降りて
頭から冷たい水をかぶる(^o^)

ついでに、清流の水をがぶ飲みする
川の水なんてあまり飲まないかも知れないが
ここのは旨いよ~(^o^)

残雪で天然水をつくったものももそのまま飲んだし
三国川の水も飲んだし・・・・
腹は痛くはならなかったな~
そんなに胃腸は丈夫な方ではないがね

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丹後山の登山口から十字峡までは2.5キロの林道歩きだ
例年の5月ならまだ大量の雪が道を覆い尽くしていて、アイゼンにピッケルがなければ
通行は危険極まりないところだが・・・・

しかし今年はまったく雪がない

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虹の滝

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丹後山を見上げる

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3時51分
無事に二日間の山旅を終えた\(^o^)/

今までとは想像を越える苦しい中ノ岳への登り
山頂避難小屋で迎えたご来光
雲上の縦走路歩き・・・・
まさに山を旅しているという充実感たっぷりの二日間だった

ご同行いただいた「魚沼の民」さん
ありがございましたm(_ _)m

 

ザックが重いとコレほどまでに疲労困憊するものかと
かなり驚いている状態です
重いザックを背負っての山行が初めてということもあるでしょうが
やはり18キロはどうにも動けなくなるということが判明しましたて(*_*;

今回の縦走で次回は荷物をなんとか絞り込んで
12キロ以下まで落としたいところです。
とれくらいじゃないとトンガリ山へは無理ですね
そんな意味でも、成果のあった山旅でした
[tegaki]ビール減らせば(;´∀`)[/tegaki]

もちろん
喉元すぎれば・・・・
[tegaki]ああ~~~、楽しかったな~(^o^)[/tegaki]
やはり、山は泊まりに限るのだ(*^^*)

 

おしまい・・・・

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“はじめての山泊縦走~中ノ岳から丹後山 2~” への8件の返信

  1. はるりんさん
    こんにちは
    以前に聞いた山友の体験談です
    一人で中ノ岳避難小屋で寝ていたら・・・・
    夜中にドアを開けて入ってくる人の音が・・・・
    なんでこんな時間に・・・・
    起きたけど・・・誰もいない(*_*;

    重い荷物大変ですよね
    私も初めての山泊だったのですが完全にバテました
    裏三山・・・荒沢岳~兎岳の縦走路はとても気持ちが良さそうなので
    私もぜひ行ってみたいと思っています

  2. えっ 中ノ岳避難小屋 出るのですか?
    う~ん 裏三山縦走の時は泊まろうと考えていたのですがσ(^_^;)
    重い荷物に慣れるには、普段から低山でも重装備で歩くしかないのですかね〜? カッコ悪いし 面倒くさくて イマイチ気が進みません(^^)

  3. まさひこさん
    こんにちは
    30年も前に丹後山登ったのですね
    今も変わらぬ美しい山容です

    そうなんです!!
    私は山菜自体もよくわからないのですが
    魚沼の山にもありました
    「アイヌ◯◯」です(^o^)・・・・内緒です(;´∀`)
    連れによると北海道の山にはたくさんあるそうですが
    (尾瀬にもある)
    まさかここに!!とたいへん喜んで収穫しておりました
    醤油漬けをつくってもらっておすそ分けしてもらいました
    なかなかの珍味ですね(^o^)

  4. 丹後山に登ったのは30年前。懐かしいです、登山道脇の山菜は北海道ではアイヌ◯◯といいます、おいしいのですが臭いがきついので食べ過ぎには注意が必要。

  5. アサレンさん
    ありがとうございます
    初めての山泊
    中ノ岳への登りではどうなることやらと不安になりましたが
    今まででに見たこともない朝景色を堪能でき
    山の素晴らしさにあらためて感銘した山行でした
    これは一度やるとやめられなくなることがよ~くわかりました

    私も二日間山に入ることは年に1~2回しかできないとは思いますが
    この際・・・・馬鹿と言われようが休暇をとってまた行きたいとなと思っていますて~\(^o^)/
    アサレンさんもご一緒しませんか!!

  6. お疲れ様でした。
    泊だと、こんな絶景が観れるのですね~
    レポを見ていて感動しました。(^^)

    しかし山は泊に限る。。この言葉、耳が痛いです。(^^ゞ
    私の山の師匠は、必ず泊で縦走しています。
    私が日帰り縦走誘っても必ず断られます。
    きっと、これが理由なんでしょうね。
    でも、まだ泊は無理なんですよね~(>_<)

  7. 魚沼の民さん
    こんにちは
    梅雨の晴れ間を狙って、どこかへ行きたいですね
    12キロ・・・・
    水とビールで5~6キロ
    あと6キロ分もありそうに感じるんですけどね(*^^*)

  8. 喉元すぎれば・・・
    12Kで押さえてまたどこか
    泊まりでゆきましょうね。

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