ツキノワグマはおとなしい森の動物?
春になって、クマさんも冬ごもりから
野山を歩き回るようになった。
山に登って、ツキノワグマとはち合わせ
という事態だけは避けたい。
で、ツキノワグマってどんな行動をしているのか
ある程度は、知識として知っておく必要がある。
ちょっと、古いけど下記のHPを読んでいたら
http://homepage2.nifty.com/tnt-lab/s/nat/kuma/kuma.htm
変わった人もいるもんだな~って、感心した。
たまたま、野山を歩くのが好きで、
たまたま、ツキノワグマにはち合わせした経験から、
今度は、自分からツキノワグマに会いたくなったって人。
(想像するに場所は戸隠森林公園だと思う?)
猿やカモシカに比べれば、魚沼でも
ツキノワグマの生息数は圧倒的に少ないと思う。
日本全国には15000頭くらいのツキノワグマが生息しているらしい。
山林1平方キロあたり1頭いるかいないかくらい。
ほんとに調べたのかは疑問だが….
九州では絶滅したとの情報もある。
一体、魚沼の山には何頭くらいのツキノワグマが生息しているのだろう?
という、素朴な疑問が…..?
おそらく、全く調査はしていないと思われるので
どこら辺に、どれくらいいるのかは、不明なのではないだろうか?
人身事故や農作物被害がでると、そのつどクロースアップされて
過大に報道されてしまう。
見つけられれば、間違いなく射殺処分される。
ツキノワグマ=恐ろしい動物というイメージが出来上がってしまう。
生息数が増えてきたカモシカを見かけることは多々あっても
全くといっていいくらいに、ツキノワグマに遭遇することはない。
たぶん、なんとしても逢いたくてしょうがなくても、よっぽど執念深く追跡しないと
会えないのかも知れない。
もっとも活動的な、早朝と夕暮れの薄暗い広葉樹林帯へ何日も通えば
逢えるかもしれないらしい。
もともと、雑食性のおとなしい森の動物ということらしいが…..
人身事故で重症をおったという報道を聞くと
(昨年秋には南魚沼で2人のお年寄りが大変な重症をおった事故もあった)
ツキノワグマって凶暴な動物のように、みんなが思ってしまう。
一方でクマというと、イメージするのは「テディーベア」とか「クマのプーさん」とか
かわいらしいイメージのほうも大きい。
もう、10年以上も前だったかに奥飛騨、平湯温泉の「クマ牧場」ってとこに
行ったことがあるんだけど、餌付けされた多くのツキノワグマ君たちは器用に立ち上がって
餌をおねだりする仕草がなんとも愛らしかった。(鼻をつまんでいないといけないくらい臭かったけど….)
猛獣にはみえませんでしたよ。
ヒグマもいたけど、あれは猛獣ですね。
人間を餌だと思っているヤツもいるらしいですかね。
山に分け入る人は、登山であれ山菜取りであれ
動物の生息域に入るのだという、心構えが必要なんではないだろうか。
ある程度の正しい知識をもって入れば
人間にとってもツキノワグマにとっても、不運な事態はさけられるような気がします。
問題なのは、民家近くまで降りてきてしまうクマ。
一度、おいしい食べ物の味を覚えてしまうと、やめられなくなって
毎年、同じ行動をとってしまうことも考えられるので
(猿がいい例ですね)
棲み分けをきちんとしないといけないのではないでしょうか?
山林と里山の保全ですかね。
山が荒れるってのは、いろんなことに影響がでるものですね。