花の名山「霊峰 白山」登拝~1~

2017年8月5日(土)・6日(日)

日本三霊山、富士山、立山そして白山
かねてより興味深い山でありました

この夏に魚沼市の「みちぐさ山の会」の主催による
魚沼市市民登山は花の名峰、白山登山が企画されました。
白山まで足を伸ばすのはアプローチがとても遠いので単独では行けそうにもありません
「みちぐさ山の会」にはベストシーズンの白山登山を企画してくださり
大変感謝いたします

願っても無い機会ですので「大力山友の会」の面々と参加申し込み

魚沼「みちぐさ山の会」は創立50周年の記念登山とのこと
そして霊峰 白山は今年開山千三百年だそうです

 

行程は
別当登山口から砂防新道をのんびり登り
室堂センターで一泊
翌日は最高峰の御前峰でのご来光を拝み
お池めぐりと、楽しさてんこ盛りな花の山旅

6月中旬に中ノ岳で転んで
仙骨にヒビがはいってから約2ヶ月ぶりの本格的な登山になります
まだ大きな段差を乗り越えると、少しケツに痛みがあるけど
[tegaki]大丈夫かな(^_^;)[/tegaki]

 

 

 


いいとこ白山 白山開山1300年

白山開山1300年

富士山、立山とならび「日本三名山」の一つに数えられる白山。
古くから人々が仰ぎ見て、祈りをささげてきた“霊峰”に、越前の僧・泰澄(たいちょう)が初めて登ったのが、養老元年(西暦717年)のことでした。 9世紀になると、加賀・越前・美濃(現在の石川県・福井県・岐阜県)のそれぞれに馬場(ばんば)と呼ばれる登拝の拠点ができ、そこからの登山道が「禅定道(ぜんじょうどう)」として整備されるようになりました。

それから白山は、神と仏が共存する修験の場として栄えます。
加賀馬場の白山本宮(現在の白山比咩神社)、越前馬場の平泉寺(現・平泉寺白山神社)、美濃馬場の白山中宮長滝寺(現・長滝白山神社、長瀧寺)の三馬場を拠点に、日本全国に白山信仰が広がって行きました。 加賀馬場の白山本宮は、明治以来、全国約3千社の白山神社の総本宮・白山比咩(しらやまひめ)神社として崇敬を集めています。

明治になると、時の政府によって出された神仏分離令により、神と仏、神社と寺院がはっきり分かれることになり、続く廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)の風潮の中で、白山にあまた祀られていた仏像は、ことごとく廃されることになりました。 千年以上続いた神仏習合の歴史はこのとき終わりを告げましたが、白山麓の村人たちは、山から下すことができた数体の仏像を、現在まで静かに守り続けています。

明治以降の白山は、信仰の山としてだけでなく、美しい自然を楽しむことができる山として、多くの登山者に愛されてきました。 高山帯を持つ山としては日本最西端に位置するため、生物分布を研究する上でも重要です。
特に、色とりどりの高山植物が咲く「お花畑」の存在は、白山が“雲上の楽園”とも呼ばれるゆえんとなっています。

このように、深い信仰の歴史を秘め、厳しくも美しい自然の中に私たちを迎えてくれる白山は、平成29年(2017年)
泰澄大師の開山から1300年の時を迎えます。

白山開山1300年 ホームページより


朝3時50分に道の駅へ集合して
4時前に、大型バスで出発です😃
総勢46名の大所帯、バスは満席
ツアー登山初体験な私はちょっとテンション上がってます
実は2時に目が覚めてしまいました^^;

「大力山友の会」からはS太郎氏、「魚沼の民」氏、S氏に私の4名での参加です
花の山 白山は高山植物の最盛期はちょうど今頃です。
600名収容できる大きな山小屋も満室状態とのこと
この日だけで1,000名以上は入山するとの情報にビックリ!!
魚沼の山ではありえん(・_・;)

白山の天気予報は週の初めまでは晴れマークでしたが
前日の予報では土曜日は午後から雨・・・・(-_-;)
日曜日も曇り霧(-_-;)
台風の影響でしょうか??
ちょっと、残念なことになるのでしょうか??
[tegaki]晴れ男! 晴れ女さん!![/tegaki]
[tegaki]がんばってください!(^o^)[/tegaki]

 

10時10分
道中休憩をとりつつ、バスに揺られること6時間以上かかって別当出合登山口へ到着・・・・
やはり白山は遠かった(^_^;)
ここの標高は1260mほどありますが
お日様カンカンで暑いです(・_・;)

少し休憩して
各々、登山の準備を整えます

 

白山 開山1,300年!!

「大力山友の会」の面々と記念撮影

大所帯ですので、5班に分かれて登ります
それぞれの班に「みちぐさ山の会」から班長と副班長がトップとアンカーを歩いてくれます
我らは4班。
名前がわからないので、ザックに名札もつけました

10時45分
念入りに準備運動をしてから出発です(^o^)

霊峰白山は山全体が御神体です
鳥居に拝礼をしてからいよいよスタート

 

別当谷?に架かるゆらゆら吊橋を渡る
人数制限大丈夫か(・_・;)

オオウバユリがたくさん咲いていました

室堂 2448mまで5.2キロ
登山口から6キロほどの道のりです

白山は急坂が少なく、比較的初心者でも登りやすい山だそうです

はじめは樹林帯を歩くので、わりと暑くはない
甚之助谷の不動滝でしょうか? 上の方に滝が見えます
かなりな規模の崩落地帯です
崩落地帯の下ではたくさん堰堤工事をしていました

あまりの大所帯行列にすれ違う人たちも「すごいっ」と思わず笑みが^^;
迷惑にならないよう心がけて歩きましょう

11時35分
1時間弱で標高1500m 中飯場へ到着です
大休止タイム

標高が上がりましたが
今日は湿気があるせいかかなり汗が出ます
あまり涼しくないですが
お日様に炙られていないだけでバテなくて済みそうでしょうか??

タマガワホトトギス(玉川杜鵑草)が登山道脇にたくさん咲いています
魚沼の山では見たことがないので??始めて目にしました(^o^)

花の名前は漢字のほうが覚えやすいそうですが・・・・
こりゃ書けないな(・_・;)

樹林帯を抜けてそろそろ森林限界かな??
水分補給の休憩はこまめにとって、ゆっくりとした歩みで進みますので
2ヶ月のブランクのわりに疲れませんが
やはり大きな段差を乗り越えると、ちょっとケツが(^_^;)

センジュガンピ(千手岩菲)

この清楚なお花は魚沼にも咲いていますが
さすがは白山、数がとても多いです

白山は火山です
レベル1(火山であることに留意)とのこと

噴火しないでください(・_・;)
御嶽山の噴火以来、どこの山が突如として噴火しても不思議ではなくなってしまいました
火の国、日本の山は火山が多い

崩落が激しい

堰堤をたくさんつくっても無駄な抵抗のような・・・(^_^;)

キヌガサソウ(衣笠草)はもう終わりました

ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花

黄色い花は似たような種類がたくさんでよくわかりません
みちぐさ山の会の方に教えてもらいました
さすがにとてもお詳しいです

さて、いよいよガスガス地帯へ突入か??

山の天気予報では午後3時前後からは雨の予報でした
室堂あたりは霧雨かもしれません

1時36分
標高1971m 甚之助避難小屋へ到着です
大休止タイム
水がとても冷たくて旨い(^o^)

室堂まで残り登高500メートルを切りました
3時くらいには着くのかな???

 

そろそろ室堂ビールが頭をよぎり始めます(^_^;)

 

南は青空が見えています

2000メートルから上はガスにつつまれて見えません(^_^;)

ヨツバシオガマ(四葉塩釜
なんだかちょっと小さい感じです

ゴゼンタチバナ(御前橘

魚沼の山でもたくさん咲いています
知りませんでしたが
白山の最高峰、御前峰(ごぜんがみね)で発見された花だそうです
ゴゼンタチバナは白山の代表格でもあるのでしょうか

なんだか有難そうな名前ですね

白山○○という名前の花はすべてこの白山に由来する花
その数の多さはいくつくらいあるのでしょうか??

ハクサンコザクラ、ハクサンイチゲ、ハクサンシャクナゲ・・・
ハクサンチドリ・・・・・

白山の高山植物のページはこちらで勉強しましょう(^_^;)

 

 

 

2100メートル分岐付近

分岐のあちらにはピンクの花がたくさん見えますが・・・・

カラマツソウ(落葉松草)かな

今頃になってもマイズルソウ(舞鶴草)が咲いていました

そして有名所のハクサンフウロ(白山風露)

室堂までもう少しです

トラバース気味の道
沢から冷たい水が流れ下っています

イブキトラノオ(伊吹虎の尾)

とにかくものすごい数の群落です
斜面全部がイブキトラノオだらけ(・_・;)

これも魚沼の山でも咲いていますが
その数の多さには只々唖然です

ハクサンフウロもとてもたくさん咲いてます
なかなか群生しているところを撮影できず・・・・

ミヤマダイモンジソウ(深山大文字草)

初秋の花ですが
あれもこれも、一斉に咲き競っています
圧巻です(^o^)

ニッコウキスゲ(日光黄菅)もちらほらと

少し傷んでいますが大降りな黄色の花は
シナノキンバイ(信濃金梅)では??

ミヤマキンバイ(深山金梅)かな???

えっ~~~
沢筋にまだ咲いていました(^o^)
ハクサンコザクラ(白山小桜)

雪が溶けて間もないのでしょうか

ミソガワソウ(味噌川草)??

谷を渡る涼しい風が心地良い
隊列をつくって、急坂をゆっくりと登る

わたしゃ、花に夢中で・・・・
全然進みません(^_^;)

班の最後尾を歩いていますが
副班長さんからは、どうぞどうぞたくさん写真に収めてくださいとおっしゃってもらいました

クルマユリ(車百合)

タカネナデシコ(高嶺撫子)

もう、ありとあらゆる高山植物のオンパレードです
さすがにこんなに豊富な種類が一斉に咲いているとは驚くばかり(^_^;)

「白山延命水」
10年は長生きできるそうですので
もちろん飲みます

なかなかまろやかなお味でした

ミヤマタンポポ??

 

テガタチドリ(手形千鳥)??

ひとしきり急坂を登ると大きな岩群が現れます
分岐にある黒ボコ岩 標高2320メートルです

オンタデ(御蓼)かな~???

富士山に咲いていたのとなんだか違う???

3時22分
黒ボコ岩

山頂が見えています
しかも青空です(^o^)

登っている・・・・・

私も黒ボコ岩に登りました(^o^)

ちょうどいいタイミングで青空になりました
こちら側はなだらかな山容です

雪渓が少し残っています

すぐにガスの中に

ハクサンフウロたくさん

弥陀ヶ原の平坦な木道

あと、20分でビールタイムです(*^^*)

みなさんも楽しみにしていますので
ビール! ビールという声があちこちから聞こえてきます(笑

弥陀ヶ原を見下ろす

最後の登り
花に見とれているうちに4時になってしまいました(・_・;)

イワギキョウ(岩桔梗

到着です(*^^*)

4時4分
室堂ビジターセンター 標高2450m

 

記念撮影(^o^)

ビール! ビール!!!と気が気じゃあありません(^_^;)

そそくさと、宿泊棟へ案内してもらい
寝床の尾準備をして
簡単に着替えをして・・・・

ん~~~
ここが白山神社奥社です

全国に3000以上ある白山神社の総本宮
白山比咩神社の奥社)ですかね???

 

新潟の白山神社もそうですね

 

あっ・・・・
わが町の清水川辺神社は・・・諏訪神社系列でした(^_^;)

 

奥社手前の広場ベンチに陣取り
生ビールで!
[tegaki]かんぱぁ~~いっ(^o^)[/tegaki]

宴の時間だけはなぜか好天となった!!

夕食まで1時間半近く
ご一緒した方々と、たのしいひとときを過ごしました(^o^)

いけない、いけない(・_・;)
お参りしなきゃです!!!

6時15分から、ビジターセンター横の食堂で夕ご飯
ハンバーグでした

 

夕食後も横のテラス席で
さらに宴は続く・・・・

夕日に染まる雲海

今日は午後から雨の予報でしたが
すっかり外れてくれてラッキーな山景色

山の夕景はきれいだな~~~

明日はご来光が期待できるでしょうか??

なんだかんだと・・・
7時半近くまで飲んでいましたね(^_^;)

気持ちがいいので
宿舎へもどってあっという間に撃沈でした・・・・・

 

つづく・・・・・

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花の名山「霊峰 白山」登拝~1~” に対して4件のコメントがあります。

  1. masaki baba より:

    コバイモさん
    こんばんは

    それにしても大盛況な白山登山でしたね
    ツアー登山は初めての体験でしたけど
    とても楽しい山旅でした(*^^*)

    一度は登ってみたかった花の白山
    想像以上の花の数にただただビックリするやら、うれしいやら(^o^)
    とてもいいお山ですね

  2. コシノコバイモ より:

    mbabaさん、先日は班は違うけどご一緒できて嬉しかったです。
    8月初旬の白山、お花がすごかったですね。
    詳しい記事にさすがと思いながら、楽しく振り返ることができました。
    ありがとうございました。

  3. masaki baba より:

    アサレンさん
    おはようございます

    飯豊へ登ってこられたようです
    お疲れ様でした
    ワンデー飯豊なんてすごいです(・_・;)

    コバイモ山は「みちぐさ山の会」会員ですので
    花好きなので参加するだろうな~って思っていました
    「みちぐさ山の会」はデンジャラスなバリエーションルートばかりを登るグループと
    ハイキング部にわかれているようです(^_^;)

    花の白山はいつかは訪れてみた山でした
    とにかく、その数の多さにびっくり仰天
    とても思い出深い山行となり大満足です\(^o^)/

  4. アサレン より:

    お疲れ様です
    コバイモさんと同行だったのてすね!
    みちぐさ山の会は、kiさんも入会している伝統ある山岳会のようですね。
    私も過去に偶然お世話になっていました。。
    (グレープフルーツを頂いてます)

    とにかくお花の種類が半端なく多いですね。(^^)
    私もいつかは登ってみたいです。

    そんな私も沢山の花を観てきました。
    ヘロヘロになりながら。。(^^ゞ

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