越後三山「中ノ岳」~丹後山登山2(7月28日)
2012年7月28日(土)。
越後三山「中ノ岳」~丹後山周回登山へ行って来ました。
つづきです。。。。
こっちから眺める中ノ岳もカッコイイです。
9合 池の段から1720メートルほどの鞍部まで一気に急降下です。。。
いい天気になりました。
標高があるので、さほど暑くはありません。
風が吹き抜けて気持ちがいい。
あんなに下まで下るのかっ!
登山道の踏みあとはしっかりしていますが
刈払いしていないようなので、足元を探りながら慎重に下ります。
こんなところで、転んで怪我でもしたら
だれとも会わないかもしれないので
アウトです。
だいぶ下ってきましたが
まだ、兎岳ははるか遠い。
どれが、兎岳だかよくわかりません。
荒沢岳のトンガリが見えています。
まだ、下ります。
こんなに下るということは
もちろんまた登らなければなりません。
30分くらい下って
ようやく鞍部あたりまで来ました。
はじめての登山道ということもあり道がわかりにくいです。
草に覆われていて、
[tegaki]こっち??? 道じゃないぞ。。。。[/tegaki]
という場面が数回ありました。
踏み跡を見渡しながら進みます。
日差しも強くなってきたので
だいぶ暑くなってきました。
カラマツソウ?
ハクサンコザクラ
ミヤマダイコンソウ?
まだまだ先でした。。。。。
こちらから眺める東面の中ノ岳は岩肌が荒々しくダイナミックです。
長い年月をかけて大量の雪崩が岩盤もろとも削りとったのでしょう。
なんだか、だいぶ藪っぽくなって。。。。。。
歩を進めるのもしんどいです。
標高が下がったせいもあって、風がなくなり蒸し暑い。
またまた、下って。。。
どうやら、あそこが小兎岳のようです。
笹原の快適な道かと思いきや
胸まである笹をかき分け進みます。
中ノ岳もだいぶ後方になりました。
小兎岳と思われるピークまできました。
標柱はありません。
またまた、下ります。
前方に見えているのがたぶん兎岳でしょう。。。。
中ノ岳の山頂で出会った周回へ行くと言っていた単独のかたが歩いているのが見えます。
こんな葉っぱがたくさんありましたが
何でしょう?????
コバイケイソウの葉っぱかな????
有毒なんだ~。。。。。
兎岳への登り。
先行者は兎岳の山頂についたところのようです。
雪渓があったので、ちょっと涼んで。。。。
[tegaki]後頭部に雪をつけて。。。。[/tegaki]
[tegaki]冷やっこい~~~。[/tegaki]
やっぱり、雪があるといいわ~~~。。。。
見えていたほど大変な登りでもなく
もう、一息です。
けっこう長いこと歩いてきました。
荒沢岳の分岐。
向こうへ行くと荒沢岳への縦走路。
これまたえらく遠い。。。。。
越後駒ヶ岳~中ノ岳~荒沢岳縦走路は廃道になっていたものを近年整備したそうです。
銀山平を起点に「裏三山」と呼ぶそうで縦走する人が増えてきたそうです。
ようやく兎岳 1926メートルへ到着です。
11時10分を過ぎたところです。
ずいぶんと長い道のりに感じましたが
池の段から1時間半ちょっとでした。。。。
単独ではじめての道は心細さも手伝ってか
とても長~く感じます。
なので、ここらで景気づけに
これっ!!!と行きましょう!
[tegaki]カンパァ~~~~イイ![/tegaki]
中ノ岳~丹後山間 5キロ弱の半分以上はきましたので
ほっと一息タイム。。。。
兎岳から丹後山へは、大きなアップダウンも無さそうですし。
そうそう、今の季節はもう山の上では
アキアカネがたくさん飛んでいるので
ブト(ブヨ)攻撃に悩まされることはほとんどありません。
が、大きなアブがいっぱいまとわりついてきます。
スズメバチらしきハチも。。。。。。
霞んでいますが、東に平ガ岳の大きな姿が横たわっています。
乾杯しておにぎりを食べていると
丹後山から単独の若い登山者がやってきました。
神奈川からお越しだそうで、今日は中ノ岳の小屋泊、あすは駒ケ岳だそうです。
こんな静かな山にくるなんてなかなか通な人です。
十字峡からここまでで出会った登山者はわずか6名。。。。
越後三山でも人気の越後駒ヶ岳や八海山はとても大勢の人が登りますが
なんでこんなに登山道がまっすぐ急なんだという中ノ岳はいつも数名。。。。
丹後山周回登山道となると、だれにも会わないこともありそうですね。
静かな山歩きを楽しみたい人にはオススメです。
そういえば、彼が丹後山の登山道にはマムシくんをたくさん見かけたので気をつけてって言ってたな~。
マムシくんは困るな!
11時半も過ぎたので
ボトボチ行ってみましょう。
兎岳から丹後山間はきれいに刈払いされていて
とても歩きやすい道です。
中ノ岳 池の段から兎岳間は、草ボウボウで
とても歩きづらかったのですが?????
[tegaki]どうして??????[/tegaki]
クルマユリ?
コオニユリ?????
歩いてきた縦走路を振り返ります。
やはり、けっこうなアップダウンがありますね~。
大水上山 1831メートルへ到着です。
兎岳から1キロ。
丹後山へはあと1.7キロ。
とても気持ちのいい稜線歩き。
暴れん坊「坂東太郎」こと利根川の水源の牌。
こんなところが、関東平野を流れる利根川の水源なんてなんだか不思議なものです。
でもここは新潟県だよね。
南魚沼市? 魚沼市????
ゆったり感満喫。
笹原が続く道は谷川岳の蓬峠なんかに似ていますね。
[tegaki]知ったようなことを。。。。。。[/tegaki]
中ノ岳もあんなに小さくなってしまいました。
巻機山となっ?????
中途半端にいろんなお花が咲いています。
丹後山 1809メートルへ到着です。
12時半です。
山頂らしくない平坦なところですが
おにぎり補給&一服タイム。。。。
3リットルのスポーツドリンクがなくなった。
あと、800くらいあるから大丈夫かな?
12時50分を過ぎたので下山します。
丹後山の避難小屋にはお一人休憩していました。
ここのポリタンクの天水を少し足して行けばよかったのですが。。。。。。
まだ、この時はヘロヘロではなかったのです。。。。
この先は下るだけだと、甘く考えていたんです。。。。。。
東に水場とありますが?
夏は期待できないそうです???
確認していませんが。。。。
巻機山って????。。。。。。
笹原が広がっていますが
うっすらと跡がみえます。
藪こぎで歩く人がいるのでしょうか?
地図では越後沢山~下津川山から巻機山 牛ヶ岳へと稜線が続いています。
ニッコウキスゲもポツリポツリです。
少し時期が遅かったのでしょうか?
丹後山はまんまるだな~。
全面笹のたおやかな山容。
我ながら頑張って歩いてきたものですね~。
丹後山の登山道は大変よく整備されていて歩きやすいです。
中ノ岳は歩きにくいです。。。。。
丹後山はきれいな山ですね~。
どんどんと下りますが。。。。。
ここも中ノ岳と同じでまっすぐ道です。。。。
とにかくまっすぐなので、とても急です。
[tegaki]曲がったことが、よほど嫌いな人がつくったのでしょうか???[/tegaki]
[tegaki]少しはジグザグにしてくれっ!![/tegaki]
と、いいたくなるくらいまっすぐです。。。。
前を向いてはスリップして降りれないので
カニ歩きです。
[tegaki]足に堪えます。。。。[/tegaki]
アキアカネがいっぱいです。
心配していたマムシくんはいませんでした。。。。
違うヘビはいましたが。。。。。
[tegaki]ほれっ![/tegaki]
5合あたりまでは、余裕だったのですが。。。。。
急坂のまっすぐ下りは、かなりしんどい。
左足首をかばっているので、右足がいつも谷足。。。。。
[tegaki]もう足は、ピクピクッ。。。。。[/tegaki]
だいぶ高度が下がって来ましたが
そうなれば、今度は。。。。
[tegaki]暑い。。。。。[/tegaki]
3合あたりで水が完全になくなってしまいました。
下れば下るほど、暑さは増して来ます。
今日の下界はかなりの高温です。
小出は36℃だったとか!
おまけに転げ落ちるような、まっすぐな急坂がこれでもかっ! と。。。。。。
[tegaki]足。。。痛て~~~~。。。。[/tegaki]
ようやく林道の登山口まで降りてきました。
[tegaki]足はガクガク、ブルブル。。。[/tegaki]
[tegaki]ヘロヘロに。。。。[/tegaki]
[tegaki]なんとっ!!![/tegaki]
十字峡まで2.5キロもあるの!
[tegaki]三国川に入りたい。。。。。。[/tegaki]
林道歩きを30分ほどして
4時になんとかかんとか無事下山完了。。。。。。
トンネルを歩くのもままならないくらいにバテバテだ~。。。。
[tegaki]日が暮れなくてよかったな~。。。。。[/tegaki]
でも、なかなか変化にとんだ楽しい周回コースなので
また、秋にでも歩きたいですね。
紅葉の季節はとても綺麗だと思います。
暑くないし。。。。。
おしまい
“越後三山「中ノ岳」~丹後山登山2(7月28日)” に対して8件のコメントがあります。
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tomoさん
こんばんは。
オオサクラソウですか~。
さすがにお詳しいですね。
この日は、頑張って行けるかな?
とはじめから考えての山行でした。
中ノ岳まで以外にも早くについたので
勢いチャレンジしてみました。
tomoさんのように、きれいな写真をいっぱい写さないので
早足だったのでしょう。
このコースを難なく周回できれば、かなりのコースでも行けるかも知れませんが?
さすがにワンデー谷川馬蹄形はちょっと尻込みしてしまいます。
tomoさんの谷川馬蹄形の記事も拝見しましたが
そうとう大変そうですね~。
もう少し体力をつけます。
平ガ岳がここよりロングコースなので登ってみたいのですが
残念ながら道路の復旧工事がまだ終わらなく。
10月頃になるそうです。
がんばりましたね。
私は、13時間も掛かってしまいましたよ。
あと兎岳手前の花は、オオサクラソウでは?
葉の形がハクサンコザクラと違います。
丹後山下の水場は、雪渓の雪解けなので真夏は有りません。
この分なら谷川馬蹄形縦走も挑戦出来るのでは?
真夏はお勧めできませんがね。
2連チャンかの~。。。。
ご~ぎ体力あるの~。。。。
西ゼン沢ってば????
谷川岳だかの。。。。。。
ロープがいるようなとこかいな????
オラはおっかなくて、そっけんとこはいかんね~。
そのうちに、衝立岩登るとかいいださないようにの。。。。
車に自転車つんで、水無し川の公園に車を置いて自転車で大倉登山口から
八海山に登りました。
グシガハナはシャクナゲも含め綺麗さっぱり刈り払ってます。
で、次の日は8人で西ゼンに沢登に行きました。
11時間近く掛かりましたがゆっくりペースだったので意外と疲れませんでした。
inoちゃん
お疲れ様でした。
あの暑さの中、大したもんだの~。
熱中症でヘリコプター搬送!なんてことにならないでよかったです。
グシガハナに降りたということは
どこから登ったの???八海山か~。。。。。。
車は??????
グシガハナコースはどえらく急らしいの~。
あんまり行きたくないぞ!
行ったことないけど。。。。
シャクナゲまで刈ってしまっていいがんだろっか?????
刈払いしたってことは、けっこう登る人がいるのですかね?
魚沼の山は夏はあっちゃくてダメだの。。。。
涼しそうな尾瀬に行きたいけど、檜枝岐経由はちょっと考えちゃうな~。。。
周回お疲れ様でした。この日はあちゅかった~
午後3時になると雲が出てきてだいぶ涼しくなりました。
三山縦走は結局13時間30分、下山は19時で何とかヘッドランプ無しで済みました。
十二平に降りて林道の途中で沢に下半身を15分漬けてました。
そうそう、グシガハナからの下り道の両脇は笹、シャクナゲが綺麗に刈り払ってました
つかむ物が無くなり、文字通り鉄砲下りになってます。
オカメノゾキから見た御月山(一番奥の山)の写真を見て、よく足の筋肉麻痺と熱中症
の状態で 御月山の反対側の祓い川まで辿り着いたなー
水は残り350mlで道中の事はよく覚えてないし。
http://bit.ly/OqCus2
なんだか、この日は調子がよくて
中ノ岳までも、それほど疲れなかったので
勢いで周ってしまいました。
少し暑かったけど丹後山までもとっても気持ちが良かった。
甘く見ていたのは丹後山の下りがあんなに急だとは思わなかったて~。
荒沢岳分岐の標柱をつけたがん!
なかなか静かで楽しいコースだよの。
これからはオラも定番のコースにしてみたい。
オラの持久力だと、ほぼ限界だども。。。。。
やっぱり、天水は煮沸しないとダメか~。
山地図に丹後山の水場は夏は期待できないって書いてあったので
確認にも行かなかったけど、今度は見てきます。
秋は涼しくなるので、そっけいっぺ水は要らないと思うのでいいけどの。
秋の水場はさらに期待できないのかな?
道も覚えたので、涼しくなったらまた行きたいな~。
暑い中がんばったの~。
オイラのホームコースにようこそって感じです。良い道でしょう。
オイラは山を始めたばかりの時この道を散々歩いていろんな事を覚えました。
途中に有った標識 荒沢岳分岐の標柱もオイラが穴掘りを手伝って建てたんですよ。
下りも結構急なので脚に来ますよね。それに暑いから水分補給も上手くしないと熱射病の恐れもあるしね。でも、小屋の天水は生では飲まない方が良いと思います。昔酷い目に会っていますからね。
それよりちょっと下るけど丹後の水場に行ってみた方が良かったかも。はっきり確定はできないけど多分水は手に入ったんじゃないかな~。