魚沼の里山「鳴倉山」登山~2~
2013年2月17日(日)。
鳴倉山へ登ってきました。
つづきです。
ということで、お昼に山頂につきました。
あのトンガリが鳴倉山579メートル山頂でしょうか。
[tegaki]えらく怖そうなところのような感じですが・・・・・[/tegaki]
まずは山頂からのパノラマを楽しみましょう。
トヤの頭~黒禿の頭、笠倉山。
駒ヶ岳は雲の中です。
黒禿の頭~笠倉山へも登って見たいのですが
今年は2月後半になっても雪の量が多いので
ちょっと厳しそうですね。
八海山も雲の中。
大力山、南魚沼方面。
上、下権現堂も雲の中。
小出方面。
ここから眺めると、魚野川って小出から堀之内~川口の間は
右へ左へ ものすごく蛇行して流れているのがよくわかります。
山頂は風が強いので
スコップで雪を掘って風除けを制作。
今日もスコップ大活躍です。
ではでは・・・・・
いつものように、てっぺんビールということで
[tegaki]かんぱぁ~~いっ!!![/tegaki]
[tegaki]晴れると、気持ちいい~![/tegaki]
風が強いけど、お日様があたるととても気分がいいものです。
雪でしょうか????
もしかして、ダイヤモンドダスト?????
キラキラしたものが舞ってきます。
写真だとよくわかりませんが?
そんなに気温が低くはないから、風で雪が飛んでくるのですね。
[tegaki]おっ!!![/tegaki]
駒ヶ岳キタァ~~~!!!
とりあえずは、トンガッた一番高そうなところまで来ましたが・・・・・
落っこちると大事です。
ちなみに、この鳴倉山ですが、
グリーンシーズンはパラグライダーの基地となっています。
なので、林道から車で登って来れます。
歩いて登山するには湯之谷大沢から登山道があります。
今回のコースは積雪期限定の尾根コースです。
夏場の登山道はありません。
大力山~黒禿の頭~駒の頭~トヤの頭~鳴倉山と周回コースもとれます。
雪のある季節限定コースですが、かなり行程が長いので健脚向けですね。
単独では行かないほうがよいでしょう。
誰にも会わないと思いますので・・・・・・
権現堂も少し見えて来ました。
あっちに未丈ヶ岳が見えるんじゃないでしょうか
湯之谷地域
杉林もキレイですね。
越後駒ケ岳だけ、時たま頭を見せてくれます。
八海山の上の雲はどいてくれそうにありませんね。
1時近くになったので、下山します。
今度はいつ晴れてくれるかわからないので
のんびり、のんびりと景色を眺めつつ。
飛行機いっぱい。
直下がやけに急なのです。
スノーシューは踵から着地して雪面をおさえられないので
急坂は横向き・・・・・カニ歩きになります。
[tegaki]これが、かなりシンドイです![/tegaki]
滑らかでキレイな雪肌です。
フアフアのパウダースノーですよ。
権現堂山も見えて来ました。
[tegaki]北から、雪雲がやってくるような?????[/tegaki]
さて、問題の急坂を降りなければなりません。
これくらい急なトラバースになるとスノーシューは難しい。
雪がある程度絞まっていると、
スノーシューは雪斜面と平行になってしまうし、
踵をズボッっと雪面に踏み込むこともできないので、怖いったらありゃしません!
急斜面では足の置き場所がないというか・・・・・
ビビりながらも、ちびっとずつ、よちよち歩きで降りるしかありません。
[tegaki]ヨチヨチ、カニ歩き・・・・・・[/tegaki]
ツボ足で降りたほうが安全かもしれませんね。
穴は登るときに埋めたので、はまってどうにもならなくなることもありません。
ここを降りるだけで何分もかかりました・・・・・
あとは危険なところはありませんので、一安心です。
ここも、3月になって暖かな快晴の午後ともなれば、
ドドっと雪崩落ちるかもしれませんね。
雪崩~~~。
こんな青空、ほんとうに久しぶりです。
日焼け止めなんて持って来なかったので
そろそろ、顔がヒリヒリしてきました。
雪崩~~~~。
アオくんの足あと・・・・・・・
足あとの続く先をじっと眺めてみると・・・・・
雪崩れた斜面の灌木のところにいます。
見えますか?
トリミング。
真ん中の少し上です。
しかしまあ、さすがは野生動物です。
人間では怖くて近づけないようなところでも平気で歩きます。
今はこれ以上雪崩れないことを本能的にわかっているのですかね~?
一本杉まできました。
しばし、一服。
登り始めはどうなることかと思った天候でしたが
晴れて良かったです。
真っ白な雪山に青空はとにかく最高!
おとなりの大力山は今日は大勢登ったみたいで
トレースがクッキリハッキリと見えます。
鳴倉山は結局、3人だけでした。
ブナ林のほうから下ってみます。
やはり、今日は誰も登らなかったですね。
なんで、ここの尾根だけブナがあるのですかね????
ブナって昔は木材としてはなんの約にも立たない木ということで
根こそぎ伐採したらしいですが。
そして、杉の木ばかりを植林した・・・・・・
今ではブナ林の保水力が凄まじいことがわかったので
ブナは伐採しなくなったようですが。
木の少ない丸裸の山は土石流、鉄砲水、山崩れ、地すべりの元凶。
放置され手付かずになった杉林が残り・・・・人々は鼻がジュルジュル~・・・・・
人間は馬鹿だから先のことは考えない・・・・・・
動物のなかでは、学習能力がもっとも劣る生きものだそうで・・・・・・・
たくましいものです。
樹木は人間よりずっと偉いですわ。
宿り木。
共生もできます・・・・・・
2時間かけてのんびり無事下山できました。
久しぶりに青空が広がった日曜日。
大満足の雪景色、里山登山でした。
鳴倉山は大力山より少し標高が高いだけですが
大勢の人が登る大力山に比べるとちょっとレベルが上でした。
初めて登ったからかもしれませんが?
普通の人は、冬に初めて登らないと思います????
2月も後半を迎えましたが、まだしぶとく雪が降っています。
3月になれば、少しは春を感じるような陽気になってくるでしょうか?
もう少し、雪が絞まってきたら
ちょっと高いお山へ登ってみたいと思っています。
春が、かなり恋しくなってきたこのごろです。