初雪の権現堂山登山へ~2~
2013年11月17日(日)。
小春日和の陽気に誘われて
初雪の権現堂山へ登ってきました。
下権現堂山から上権現堂山を目指します。
つづきです。
はるばると雪こざきいてきたものです。
雪のない時期の3倍は時間がかかりますね。
12時を過ぎてしまいましたが
あと30分はかからないで上権現堂山へつきそうですかね。
これは・・・・
[tegaki]クマさん?????[/tegaki]
ほとんど埋まっていないので
朝早い時間の足跡ですね。
怖いなぁ~。
心細いなぁ~。
最後の急登り。
小さな足跡が登山道の先へ続いています。
[tegaki]ハァ~~[/tegaki]
急登終わりっ!
実はまだ先がけっこうあります。
12時21分。
上権現堂山 998メートルへ到着です。
誰もいません。
手の又コースなどからは、今時期は登るひとはいないのでしょうかね?
残雪期はあちこちから登る人がいますけど。
雪こざきで疲れたので
ゼリー飲料を飲んで
しばし一服タイム。
前回も誰もいませんでしたが
今回も山頂独り占め。
嬉しいような???
寂しいような????
下権現堂より100メートルほど標高が高いので
気持ち俯瞰度があがったかな?
遠くの山は霞んでよく見えません。
夏場はほとんど眺望がないそうですが
葉っぱが落ちたので、ハナコさんも見えます。
なんだかんだと
30分近くまったりしていましたので
下山します。
今回は中越コースに下山者のトレースがあるので
トレースを頼りに下山してみようかと・・・
こんな予定ではなかったので
今日は地図もコンパスも持ってきませんでした・・・・・
中越、本沢コースは小沢を渡渉する谷筋のコースなので
積雪があるととても迷いやすいそうです。
実は一回も登ったことも下ったこともありません・・・・
数年前に一回だけ、残雪期に下権現堂で一緒になった方々と
とてもデタラメなルートで下ったことがありました。
その時もかなり彷徨ったので、どうも入りたくないコースという先入観ができてしまいました。
急坂をズリズリと滑り降りるように下ります。
今年はもう来れないだろうな弥三郎婆さん。
また来年。
黄色い色が少しだけまだあります。
真ん中に見えている岩群がランチタイムした場所です。
その左が858ピーク。
中越はその間にあります。
ようやくここまで来ました。
30分ちょっとかかりました。
さてと、
先行者の足取りは、見るからに権現堂の勝手を知っている感じなので
トレースに付いて行けば大丈夫でしょう。
中越からは1時間くらいで下山できるようです。
1時20分なので
わりと早い時間に下山できる予定ですかな????
クマさんがちと心配ではありますが・・・・
すぐブナ林になります。
雪があるので、登山道はよくわかりません。
リボンなどのマークも見当たりません。
これでは、
先行トレースがなかったら、まったく進路がわかりません。
地図とコンパスは必須です。
GPSを持っている人はいいなぁ。
ようやく、ところどころにピンクのリボンマーク。
これも間隔が開きすぎていて、迷うこと間違いなしです!
先行者はやはり本沢コースを良く知っている
ベテランさんのようです。
どんどんと谷へ下っていきます。
小さな沢に沿った登山道のようです。
地図には載っていない小沢です。
沢を越えます。
また越えます。
もうひとつ右の小沢も越えます。
これでは迷うなぁ~。
まあ、夏は道が明瞭なんでしょうけど。
ブナ林が見事です。
ここは新緑、紅葉時期はきれいでしょう。
一旦、沢と別れて、斜面を登ります。
トレースがなかったら、どんどんと沢を下ってしまいそうです。
ここが登山道なのでしょうか???
ようやく登山道らしい道になりました。
す~っと樹林帯なので
方向がわからなくなりますね。
黄葉
またまた、小沢を越えます。
かれこれいくつ越えたでしょうか????
平坦なブナ林へ来ました。
竹筒から流れる伏流水がありました。
[tegaki]冷たくて、うまいです![/tegaki]
またまた、小沢を越えて・・・
登山道は右上へ。
2時になりました。
ずいぶんと下ったような感じでしたが
勾配が緩いのでまだ5合目でした。
黄葉。
小沢越えの繰り返し・・・・・・
カモシカくん。
先行者も道を誤ったようで
登り返していました。
右上が登山道のようですが
リボンマークもないので、さっぱりわかりません。
積雪期はやはり本沢コースは単独では避けたほうがよさそうですね。
ブナの新緑が綺麗そうですが。
南西(右方向)へどんどんと進めばいいようです。
今度は杉林へ入ります。
ハナコさんが上に見えるので
かなり高度は下がってきたと思いますが・・・・・
まだ、小沢越え・・・・・
雪がなくなってきたので
登山道らしき道が確認できるようになってきました。
斜光
右上に業の秤の大きな赤松が見えました。
ようやく到着のようです。
小黒川の右岸の上を通って・・・・
分岐へ到着です。
中越分岐から1時間20分もかかりましたが????
この道は、積雪のあるときに道を知らない人は
入らないほうがよさそうですね。
絶対に迷うと思います。
知っていてもわからなくなるかも????
里山低山は下にくればくるほど迷いやすいです。
樹林帯で展望が効かないから、方向がわからなくなります。
低山をなめてかかると、とんでもない目にあいますのでご用心。
雪のない季節はどうってことないのでしょうが。
2時50分
無事下山終了です。
下山出来た時の安堵感がまたなんとも言えない感覚です。
[tegaki]無事でよかった、よかったぁ~![/tegaki]
山頂に立てた時の満足感よりも
下山出来た時の充実感のほうがはるかに大きいような気がします。
爽快感、満足感、緊張感、不安感、孤独感・・・・充実感・・・・
すべての感覚をいっぺんに体験できるから
病みつきになってしまう山登りなのかも知れませんね。
山が高いか低いか、有名か、無名かはあまり関係ありません。
まあ、安全第一で無理は禁物!
初雪の権現堂山。
もうそろそろ、豪雪地帯の里山は
深い雪に閉ざされ白一色の世界になります。
これからの季節は雪掘りの合間に
近所のお山で雪遊びですかね。
おしまい。