夏の北アルプス遠征「鹿島槍ヶ岳」登山~1~
2015年7月19日(土)
毎年の恒例となったような
海の日 北アルプス遠征登山です。
海の日は20日ですが、19日20日と2連休でしたので
19日にしました。
梅雨明け前で天気予報がコロコロと変わってまったく読めない(-_-;)
台風11号が過ぎ去ったので台風一過でピーカンとなるのかと思っていましたが
どうやらそうでもなさそうです???
後立山連峰の天候はなんだか曇り雨だったりしますが
下界の大町市は晴れの予報だったり・・・
ネットの天気予報でも雨が降る予報だったり、晴れの予報だったり・・・
素人考えでは高気圧来るじゃない!!
晴れるんじゃないの??
専門家でも・・・・
[tegaki]よくわかりません(;´∀`)[/tegaki]
ということでしょうかね??
一か八か!!
このところ晴れ男が続いているので
19日で思い切って決行っ!!!
年一回の北アルプスは相方のタケちゃんも一緒に登ります
扇沢から柏原新道経由で爺ヶ岳へ登り
布引岳を経て鹿島槍ヶ岳のピストンです。
ヤマタイムで登山計画書を作りましたが・・・
水平移動距離が24.5キロもあります(*_*;
鹿島槍ヶ岳へは大谷原から赤岩尾根をたどって直接登るコースもありますが
距離は20キロくらいですが、時間は赤岩尾根ピストンの方がかかります???
なんで???
かなりの急登なのでしょうね?
鹿島槍ヶ岳は後立山連峰の盟主と山と高原の地図に書かれていたけど??
盟主は白馬岳じゃないんだ???
後ろ・・・というのがなんともな
立山は古くから山岳信仰を集めてきた霊山だが
その立山の後ろっけたに見える山々ということで
昔はまったく存在感のない山々だったのだろうか?
どれもこれも霊峰として崇められてはこなかったようだが???
後ろはやめて
奥立山連峰くらいにしておうてほしいな
土曜日の3時半くらいに自宅を出発
上越まで下道、夕食を食べ
北陸道で糸魚川まで走り国道148号を南下して大町市へ
大町市から黒部ダム方面へ県道45号で扇沢へ。
想像以上に遠かった(;´∀`)
自宅から扇沢まで走行距離224キロ・・・・
夕食や買い出しの時間もあったが4時間半もかかった。
扇沢の標高は1400メートルありますので
涼しくて気持ちがいい
念の為に蚊取り線香を持ってきましたが
いりませんでしたね。
※写真は下山時に撮影したものです
車中泊はリッチに・・・・
扇沢駅の有料駐車場だ
第3第4駐車場は24時間なら1000円
第1・第2はなぜか12時間1000円
国内屈指の超メジャー級観光地
黒部立山アルペンルートの長野県側の玄関口なので
さぞかし激込なのかと思っていたら
有料駐車場はガラガラだった・・・・・(*_*;
[tegaki]夜だからかな??[/tegaki]
トイレが直ぐなので今夜はここなのです!!!
もちろん1000円の方。
尾瀬の御池駐車場だって1000円もとるしね!
夜8時から泡泡で宴会をしながら、いつものように夜は更けていくのであった
[tegaki]おやすみなさい・・・[/tegaki]
扇沢駅 有料駐車場の下には
大町市営の無料駐車場がある。(320台駐車可 砂利)
暗くてよく見えなかったが、こちらはタダなのでかなり混み合っていたようだった
有料駐車場のほうは夜中に車が入ってきたり、ガヤガヤとうるさくなくて
静かに休むことができたので良かった
安眠は大切です!!(^^)
扇沢駅 有料駐車場から10分ちょっと坂道を歩いて扇沢にかかる緑色の扇沢鉄橋をわたると
柏原新道登山口だ
登山口の前にも駐車スペースがある
20台くらいかな?(トイレはない)
ここには駐車してはいけないことになっているようなのだが???
柏原新道登山口はここ
※すべて下山時に撮影しました
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●とっても大切なお知らせ「駐車スペースについて」
2015~2016年の2シーズンにわたり、柏原新道登山口にある扇沢鉄橋の前後の駐車スペースが、扇沢橋の下部にある砂防ダムの補強工事のための資材置 き場等に使用されるため、今年のゴールデンウィーク以降、使用できません。駐車車輌は昨年秋に拡張して利用できるようになった、登山口から200mほど扇 沢駅寄りの大町市営扇沢第二駐車場および、扇沢駅の各種駐車場、それに扇沢橋より200mほど大町寄りに戻った、洞門と洞門のあいだの駐車スペースをご利 用ください。
皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。なお登山口周辺をはじめ、路上駐車、道路へのはみだし駐車等は絶対にしないようお願いいたします。
以下を参考にして下さい。
扇沢登山口周辺案内図(柏原新道登山口の周辺図)
http://www.kasimayari.jp/ougisawa%202015%20parakinng%20pg.jpg
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とのことです。
深夜の2時10分に目覚まし時計をセット
目覚まし時計が鳴る少し前に目が覚めた・・・・
[tegaki]オイオイ・・・[/tegaki]
[tegaki]雨降ってるじゃないか!!!(-_-;)[/tegaki]
夜中は雨が降る予報ではなかったのだが???
相方のタケちゃんは雨の登山は真平ごめんなのか
すっかり意気消沈してしまい
今日は登らないでこのまま帰るそうだ・・・・・
[tegaki]せっかくここまでやって来たのに[/tegaki]
[tegaki]もったいないなぁ・・・[/tegaki]
[tegaki]晴れ男パワーもこれまでか???(;´∀`)[/tegaki]
私も雨降りの登山はもちろん好きではないが
もしかしたら山頂で晴れるかもしれないとの望みにかけて
登って見ることに・・・・
あまりにも雨がひどかったら撤退で
軽くサンドイッチを食べ、トイレを済ませ
上だけ雨具を着て出発します。
登りだしからの雨は想定していなかったので準備に手こずり
3時出発の予定でしたがだいぶ遅くなってしまいました。
ヘッデンをつけてやってきました
柏原新道の登山口です。
誰もいませんね~???
もう登っているのかな?
3時47分
爺ヶ岳登山口
[tegaki]真っ暗でよく見えないな・・・・[/tegaki]
[tegaki]雨降りだし・・・・[/tegaki]
気分がいいわけないので、のんびりと登る・・・・
最初は樹林帯なので、雨は降っているがびしょ濡れになるような状態ではない
登り始めてすぐに私を追い越していった単独の男性は
予報では9時か10時くらいから晴れてくるようですよって言ってた。
その言葉を信じで頑張りますかね
スマホじゃないし・・・車載テレビもないし・・・・
私はその日の天気予報がわからないのであった
新潟の方??
日本海の方かな
雲が切れているのだが・・・・
晴れているのかな??
4時25分
八ツ見ベンチ
ようやく明るくなってきた
柏原新道登山道はとても歩きやすです
今のところ急登がまったくありません
注意!!!
4時45分
ケルン
左下は崖なのだろうが
灌木が茂ってして高度感はまったくありませんでした
さらにとても手入れされた登山道が続く
雨降りでも泥んこにならなくていい
好き嫌いは別として
魚沼の荒っぽい登山道とは大違いだな!
しかし・・・・
なにやらブト(ブヨ)がたくさん体にまとわりついてくる???
魚沼の山にはもうブトはいなくなったのに
北アルプスはまだブトがいるのかよ~(-_-;)
寒いからかな???
雨が降っているからかな??
[tegaki]そう言えば、トンボが見当たらないな(-_-;)[/tegaki]
使うこともないだろうとは思っていたが
ハッカ油を持ってきていたので
塗り塗り・・・・
ところどころに黄色い看板
駅見岬
おおっ・・・
扇沢駅が見えますね
登山道の雨水を逃すために
雨樋がいたるところに設置してあります。
すごい気の使いようです
魚沼の山にはこんなに気を使ってくれているところはありませんからね~
贅沢に予算をつけてもらって専門業者が立派な木道をせっせと作ってますけど
北アルプスということもあるでしょうが
地域の人達の山への畏敬の念が強いのでしょうか??
魚沼人はそそっこです???
昔は聖域だったので違ったのでしょうが・・・・
一枚岩??
よくわかりませんが
右のが一枚岩なのでしょう
ようやく稜線がみえてきました
5時45分
石畳
整然と石が並んでいます
まるで人が並べたように整っていますが・・・・
あとで知りましたが、ここは本当に金棒を使って人力で
登山者が歩きやすいように岩を並べ直したのだそうです。
それには只々ビックリです
ただならぬ労苦だったことでしょう
多くの人達に愛されている柏原新道です
ハクサンシャクナゲ
5時53分
水平道
水平岬
雨降りで景色がまったくみえないせいもあるでしょうが
単調な道ですのでいろんな名前をつけて飽きさせないようにしているのでしょうか??
ツマトリソウ
コバイケイソウ
包優岬
岬(ざき)という名前が多いのはなぜでしょう???
見晴らしがいいところなのでしょうか?
残念ながら雨降りでまった景色はみえません
もうすこしで稜線です
シラネアオイ
6時10分
石ベンチ
アカモノ
アザミ沢
雪渓がありますが切ってあります
名前の通り雪が解ければアザミがたくさん咲くのだそうです。
[tegaki]お猿さんは要注意だな??(;´∀`)[/tegaki]
雪渓を突然に転がってくる落石は確かにまったく音がしないので怖い
稜線はもうすぐだ
ここもカットしてあるので問題なく歩ける
確かにたくさん落石が転がっている(*_*;
6時31分
富士見坂
快晴ならば富士山が見えるのだろうな~
雨はそろそろ止んでもいいのだが・・・・
止みそうにもないな
鉄砲坂
少し急なのかな?
種池山荘の発電機の音が聞こえてくればすぐだ
小屋の下は
チングルマたいっぱいだ
今日は好天を予想していなかったので
またしてもコンデジだ
このコンデジはレンズに少しでも水滴でもつこうものなら
みんな写真に写ってしまうので困りものだ
6時48分
種池山荘へ到着
トイレに寄りたかったので
外トイレを借りる
100円程度のチップ制
雨が止まないので
ちょっと中に入られてもらう
小屋泊の人たちがゆっくりテレビを見ていたりする
これから雨具を着込んで出発する人たちでごった返してきた
これからはカッパの下も履いた方がいいようだな
7時14分
少し休んだので
相変わらずの雨の中を爺ヶ岳へ向けて歩き出す
コバイケイソウの群落
北東の空は晴れているよなのだがな
チングルマ
ハクサンシャクナゲ
爺ヶ岳がどこだかまったわからない
ハイマツがたくさんあるので
こういうシチュエーションは雷鳥くんに出会う確率が高いのだけどな
[tegaki]雷鳥くん、いないな~(-_-;)[/tegaki]
あそこが爺ヶ岳南峰かな
7時50分
爺ヶ岳南峰 標高2660メートル到着
[tegaki]寒いだけです・・・・・[/tegaki]
もちろんなんにもみえません
快晴なら素晴らしい眺望なんだろうな?
爺ヶ岳南峰からは山頂の稜線を歩けないようです
一旦、北へ降りてトラバース気味に歩きます
南峰へ登らない道もありました
雨にぬれるコマクサ
さっぱりわかりません
爺ヶ岳中峰 2670メートル・・・・
どうせなんにも見えないので
[tegaki]まあいいか~[/tegaki]
この道でいいんだよな?
ここから降りてくれるようになってましたね
登ってもよかったかな
爺ヶ岳中峰 2670メートルはあそこかな
地図に記載されている爺ヶ岳はあそこらしい
[tegaki]まあいっか・・・・・[/tegaki]
帰りに晴れたら寄ってみようか
行く手にギザギザピーク
アレを越えていくのか?
?????
小さなピークはすべて西斜面をトラバースで巻いていくようです
イワキキョウ
イワツメクサ
なんかまたピークらしきものが見えているような?
トモエシオガマ?
ヨツバシオガマ
ようやく雨がやんで、立山のほうがうっすらと見えてきたぞ
9時ころから晴れるって言ってたけど
あたりかな!!(^^)
振り返る
けっこう風があるので
はやく雲が飛んでいってくれないかな
後立山連峰の南のほうも見えたらいいが
[tegaki]いいぞっ!![/tegaki]
[tegaki]この調子、この調子(^^)[/tegaki]
立山連峰だよな??
8時52分
冷乗越
冷池山荘も見えてきた
[tegaki]雲、どっか行ってくれっ!![/tegaki]
冷乗越
赤岩尾根分岐
当初は大谷原から赤岩尾根コースを登ろうかと思っていたが
こちらのコースは鹿島槍ヶ岳への直登ルートで急登続きでよけいに時間がかかるようなので
柏原新道 爺ヶ岳経由にした
タカネバラ
9時4分
冷池山荘へ到着
水の補給もできるし
ビールも売ってる
多くの登山者でいっぱいだ
ここでエネルギー補給タイム。
ここにもブト(ブヨ)がたくさんいてかなわないな~(;´∀`)
おにぎりをひとつあわてて食べたら食道につっかえてしまって
しばらくどうにもならなくなってしまった(-_-;)
最近たまにあるのだな
結局直るまで10分くらいもかかった
[tegaki]ああ、苦しかったわ[/tegaki]
年寄りになったからか??
冷池山荘に宿泊したらしき人たちはここにザックを置いて
空身で鹿島槍ヶ岳を往復する人が多いようだ
山小屋泊の人はラクチンでいいな
しばらく休んでいたら、
[tegaki]お日様、きたぁ~っ!!!(^^)[/tegaki]
やっと来てくれた
天気予報あたりっ!!!
9時21分
鹿島槍ヶ岳へ向けて出発だ
南峰まで2時間半と書いてある
計画より1時間ほど遅れているが
晴れればとたんにテンションがあがるので
登る気スイッチオンになる
2時間くらいで南峰へ着くかな??
つづく・・・・・
“夏の北アルプス遠征「鹿島槍ヶ岳」登山~1~” に対して2件のコメントがあります。
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でんさん
こんばんは。
38℃ですか~
たまりませんね(*_*;
私の暮らす魚沼小出でも38度を超えたことがありましたが・・・
とても外にいられるような感じではなかったです
毎夏に一回だけ遠征する北アルプスです。
梅雨明けはしていませんでしたが
素人考えで天気図を見る限り・・
高気圧じゃないですか!!
晴れるでしょうと安直に出かけてしまいましたが
朝から生憎の雨降り・・・・(^_^;)
せっかく遠路はるばるやって来たのに登られるとこまで行ってみようかと思った次第です。
貧乏性なもので(-_-;)
ピーカンなら最高の絶景が待っているのでしょうが
まあこんな年も仕方ないですね。
山はいつでも登れるのでまたドピーカンになる日に訪れてみたい
鹿島槍ヶ岳でした。
38℃超えました(>_<)
せっかくの北アルプス、雨降ってしまったのですね。
私も山ともさんと同じで帰ってしまったかも。
晴れを信じて景色の見えない雨の中を黙々と歩くのには感心します。
そのシタタカサに天気も答えてくれたのですね(^^)