晩秋の唐松山へ
2017年11月3日(文化の日)
文化の日から3連休です
秋晴れにならなかった10月でした
この連休も当初はあまり芳しくはない天気予報でしたが
3日と5日が晴れマークに変わりました
文化の日は終日晴れマークが並んでいます
なれば! もちろん里山へGO!!GO!!です(^o^)
里山でも標高の高い山の紅葉はすでに終わってしまったかもしれませんが
「魚沼の民」氏を誘って、権現堂山の東にある
「唐松山」 標高1080メートルへ登ります
昨年も同じことをしていましたね^^;
魚沼の高峰はすでに雪が積もりましたので
晩秋はいつも権現堂あたりの山へ行くのが慣例になりつつあります
中子沢温泉(閉館)から県道569の細い砂利道をゆっくりと走り
手の又の登山口へ
狭い駐車スペースにはすでに4台ほどの車が止まっています
秋の唐松山は登る人が多い??
これでもとても多いのです^^;
関東からお越しの方もいます
権現堂山に比べて、唐松山はマイナーですが
遠路はるばる、通なお人もいるものです
登山口の標高は290メートルほど
このあたりの紅葉が今が盛りのようです
8時13分
駐車スペースから歩いてすぐに登山口です
昨年、初めて手の又から登りましたが
勝手がわからずに、登山口標柱の上から右へ用水路の管理道へどんどこ進んでしまいましたが
行き止まりです(-_-;)
坂を登ってそのまま、まっすぐが登山道です
唐松山の山頂は見えています
ナナカマドの紅葉
20分ほど登ると
米沢本沢上流の不動滝が左手に見えてきます
紅葉と不動滝
振り返ると八海山と駒ヶ岳
越後三山はもうたくさん積雪がありますが
逆光でよくわかりませんね
やや急登ですが
大きな木がない展望の開けた快適な尾根道です
前方に先行者
昨日の朝は2℃まで冷え込みました
今朝はそれほど寒さはないですが
秋特有の地霧が街を覆っています
黄葉を眺めながら
左は上権現堂山
ブナの葉は茶色ですね~(-_-;)
真っ赤なナナカマドがところどころに
黄葉・・・・
黄色が多いのはタカノツメでしょうか
1時間ほど登ると
773メートルの分岐です
しばし休憩タイム
昨年もこれがありましたが・・・・
まだ巣があるのかな??
クマさんに遭遇することはめったにないでしょうが
オオスズメバチはとても危険です!!
こちらから見上げると
上権現堂山は三角です
954まで急登区間になります
南斜面はまだ黄葉
北はブナの葉が落ちました
植生が左右で違うんですね~
ブナの森
ブナは黄葉するのですが
茶色い・・・・
もう黄葉が終わったのかな?
急登にはお助けロープがつきました
昨年まではなかったと思います
今年設置してくれたのでしょう
落ち葉が大量に堆積しています
下山時はとても滑りやすいでしょうから助かります
左に守門岳
1500メートル峰は初冠雪はあったでしょうが
もう解けたようです
急登を終えると
前方に猫岩 1008メートルが見えてきます
写真中央が猫岩
山頂は猫に隠れて見えません
私たちと同時刻に登り始めた青年はもう下山してきました
もうお一方下山してきたソロの女性
なんと朝6時半から登り始めたそうです(^_^;)
一番乗りだと思いますが、日の出時刻ころでしょう
クマさん怖くなかったのかな~
青年が猫岩に登っています
私もとりあえずは登ります
猫岩の標柱は朽ちてよくわかりません
猫岩から守門岳
浅草岳
今年は登りませんでした
越後三山
猫に鈴(^o^)
猫岩から南側の岩稜帯をそのまま降りてきました
※注意・・・登山道ではありませんので自己責任でお願いします
猫背・・・・・
なぜにこの岩は猫岩と呼ばれるのか???
ずっと謎でしたが、
以前、わたしと同会社に勤務をしていており
昨年亡くなられた 魚沼郷土史作家であった 磯部定治 氏が本にしていました
なかなか面白そうな郷土本なのでこんど読んでみましょう(^o^)
http://www.ne.jp/asahi/yama/neko/nekoyama/nekoiwa.htmlより
「守門村の須川にむかし子供のいない老夫婦が住んでいた。一匹の烏猫(全身真っ黒な猫)を飼い、とてもかわいがっていた。爺さんは権現堂山へ山仕事を行くときは、いつも猫も連れていった。爺さんが薪をとったりする間、山中を歩き回って遊んでいた。そのうち猫も権現堂山がすっかり気にいったらしく、ある日の山仕事のあと、爺さんが呼んでも姿を見せなかった。爺さんは沢から峰まで猫を呼びながら探し続けたが猫は現れなかった。
数十年たち、一匹の烏猫がむかし山で行方不明になったことなどすっかり忘れられていたが、その一方で権現堂の山の中に真っ黒い大きな猫又がいることが知られていた。すでに神通力を持ち、化け物になっていた烏猫は、人の死体をさらって空を駆ける怪猫になっていた。その猫又は遠く弥彦山の方まで空駆け、途中棺から死体を抜き出すなどもした。
悪事が目にあまったため権現堂山の神、九頭竜大権現にこらしめられ、その猫又はとうとう岩にされてしまったという。それが現在もある猫岩だとか。」
参考:磯部定治『ふるさとの伝説と奇談〈下〉』(野島出版 1999)
上権現堂山には「弥三郎婆」伝説もあり
広瀬谷には、民話がいろいろとあるようですね
まだ逆光ですが
駒ヶ岳には雪がたくさんあるようです
北に浮かぶ雪のある山は飯豊連峰でしょうか
少ピークをひとつ登ると
唐松山 山頂が見えてきます
唐松山 標高1080メートル登頂(^o^)
山頂には家族3人がいました
今日だけは流行っている唐松山です
荒沢岳~越後三山
ピーカンになりました(^o^)
この秋初めての山日和です
お日様があるので、寒くはなく、風もなく
とても心地良い
上権現堂山
守門岳
浅草岳
毛猛山塊
飯豊連峰
[tegaki]今日は350缶で[/tegaki]
[tegaki]かんぱ~~いっ\(^o^)/[/tegaki]
それが大倉山かな~???
その右が明神山かな???
大倉山は登山道はありません
明神山も藪道らしい????
クマさんが怖いので行きません!!
小出
1時間近くのんびりしましたので
下山します
ヤマモミジはあまり多くはないです
また猫岩を超えます!!
北側は断崖絶壁ですので無理です(^_^;)
鈴のあるところから・・・・・
※注意・・・・逆コースは登山道ではありませんので真似はしないでください!
プチクライミングです(^_^;)
足場をしっかり確保して、ホールドにつかまってゆっくりと慎重に
灌木にもつかまって・・・・・
登頂!!
葉を落としたブナの木は
白くてキレイだ
こちら側は登山道ですので
登れますが北面が切れ落ちているところが有りますので慎重に歩きます
猫岩はこちらから往復するのが正しいです
日が高くなったので
黄葉が彩りを増しました
不動滝の沢
あっという間に下ってきました
滝壺まで見えるようになりました
2時
無事に下山しました(^o^)
とても久しぶりにピーカンとなった里山登山
11月になったので、小春日和というのですね
まだ、紅葉も楽しむことができて
とても爽やかな気分にさせてくれた唐松山でした
同行いただいた「魚沼の民」氏ありがとうございました
今日、唐松山へ登った人
10名くらいもいたかな???
普段はほとんど人のいないマイナーな魚沼里山ですが
快晴ということもあってかこの山にしては大賑わいとなりました
あと半月もすると
唐松山~権現堂も初冠雪となり
里山にも本格的な冬が訪れます・・・・
“晩秋の唐松山へ” に対して2件のコメントがあります。
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はるりんさん
こんばんは
下権現堂山~上権現堂山~唐松山縦走は以前に一度しました(^_^;)
けっこうな距離があるので、大きな山へ登るよりも疲れますよね
手の又から唐松山ピストンならラクチンですよ(*^^*)
唐松山といえば、猫岩が有名ですね
山の先輩から降りられることを教えてもらいました
猫岩の上へ登ると右斜め前(南東側)にしっかりと踏み跡があります
けっこう歩いた形跡がありますので、知っている人はそこから登り降りしているのだと思われます
登山道ではありませんので、補助ロープなどはいっさいありません
あくまでも自己責任ですね・・・(-_-;)
今度登ったときにでも、確認してみてください(^o^)
ナント 猫岩あっち側から下りたり上ったり出来るんですねσ(^_^;) (あくまでも自己責任で)
怖いので真似はしませんが、今度行った時偵察してみようかな(^^) 下権現堂山から行った時 非常に疲れました(笑) 此処だけ登るのもアリなんですね〜。