佐渡トキ全滅!
佐渡のトキ保護センターで今年の放鳥のために
大型ケージで飼育されていたトキ11羽のうち
9羽が死んだ。
夕方のニュースを見てびっくりしたのだが
昨夜に大型ケージにテンかイタチが侵入して
襲ったと伝えていた。
テンは体の大きさに似あわず獰猛な生き物だが
襲われたってのは、どうも引っかかる。
ケージ内に肉食動物が侵入してくること事態は
大変問題だと思うが、
トキ位の大きさの鳥ならば、
野生であれば、木の上に逃げれば
おそらく事なきをえるのではないだろうか?
オラが想像するには、見たこともない動物が
来たので、パニックを起こし、慌てすふためいて飛び回る内にケージ内の
アチラコチラに衝突して、ショック死したのでははないかと思う。
あれだけ大掛かりな巨大なケージをつくって(税金で)
トキの野生復帰を~
などと、世間へイメージを作ってきたわりには
夜間に誰一人として監視の人間がいなかったなんて
ちょっと、信じられないとも思う。
結局はお役所仕事か……
高価な監視モニターなんて設置そてあっても
なんの役にもたっていないではないか。
今時は一般家庭でも警備システムを備えれば
夜中に泥棒や不審者が侵入すれば
すぐに警備員が飛んでくる。
肉食系の動物はそのほとんどが夜行性なことくらい
誰でも知っていることだ。
トキはその昔、日本中の空に飛んでいた鳥だ。
乱獲されたり、害鳥として、駆除されてきた歴史を伝えるマスコミは
全くといって無い。
(田畑を食い荒らす鳥として人間にとっては害のある鳥にされていた)
乱獲と駆除のやりすぎから、とうとう国内の野生種は絶滅目前!
最期に残った新潟の佐渡のトキ(キンちゃんだったかな)が
トキ保護活動のきっかけになった。
なんとも、人間のエゴイズムをさらけ出している。
そして、中国からトキを借り受けて、人工繁殖して
現在は100羽以上が国内にいるそうだ。
レッドデータリストというものがる。
動植物が絶滅の道を辿るであろう種目が
書かれているものだ。
絶滅
野生絶滅
絶滅危惧I類
絶滅危惧II類
準絶滅危惧
などに分類されている。
興味のある人は検索してみてくれ。
その、ほとんどは人間の社会や生活の営みによって
絶滅の危険にさらされている種がほとんどである。
人間様はそろそろ気がついてもいいんじゃないか。
自分たちがおかしてきた大罪を…….
おちろんオラもであるが。
一番、おろかな生き物なのだ
という気がしてならない。
マスコミも本当の歴史の経緯と真実を世の中に伝える
使命があると思う。
ニッポニア・ニッポン(朱鷺)は自然保護の象徴ではなく
日本人のエゴイズムの象徴的存在なのではないだろうか。
人災から一度に9羽も死んでしまったのは
なんとも残念だし、可哀想でしかたがない。