八海山登山~八ツ峰縦走2~
2014年7月6日(日)
八海山登山の続きです・・・・・
屏風道を登ってすっかりヘトヘトになりましたので
大休止をしてから、八ツ峰へ向かいます。
なんだか、ガスでなんにも見えません・・・・
またもや弱気の虫がわいてきましたので、迂回路でもいいかなぁ~・・・・
展望がないと八ツ峰縦走は修行みたいだしな。
少しだけ南魚沼の田んぼが見えます。
まあまあ、折角来たのだから八ツ峰縦走にしましょうよね~。
八ツ峰は
地蔵岳、不動岳、七曜岳、白河岳、釈迦岳、摩利支岳、剣ヶ峰、大日岳1720メートル(10合目)の順番だったかな?
いつもどこが何やらわからなくなりますが・・・・
一番最初は、地蔵岳。
9時48分
そろそろ、ロープウェイ組の人たちが登ってきました。
雲が切れてくれそうにないですね。
お次は不動岳
不動明王様や祠などいろいろと祀られております。
ガスっていると天に突き上げる岩峰が中国秘境の風景のようです。
行ったこともないのでわかりませんが・・・・・
ここからの八ツ峰はだんだんと険しさが増してきます。
写真で見るとどこからどう登るのかさっぱりですね。
下は吸い込まれそう・・・・・
少し雲が切れてきた。
駒ヶ岳が見えてくるかな?
トラバース気味の横鎖・・・・
これはけっこう苦手です。
左足の下はこんな感じです。
え~~~っと??
ここが七曜岳???
まだまだ続くよ岩峰パラダイス。
鎖を伝って降りては登り、
降りては登り・・・・
鎖は手で軽く握る程度で
足場をしっかりと確保して登れば腕力はいりませんよ。
白河岳
倒れていたので、起こしたのですが・・・・
また転んでしまいました・・・・・
あらら~~~っ!!
ぼんやりと見えるは摩利支岳。
釈迦岳は?????
先ほどの白川岳の石柱かあったところが釈迦岳という噂も????
分岐に降りて鐘を突く。
ここは下が見えん・・・・・
岩場の鎖場は緊張感があるから意外と事故は起こらない。
コルを通過する時に何の気なしに歩いている
笹の生えたような道が下まで切れ落ちているところがあるので
気を抜かないでね。
摩利支岳
そこはなんだったかな?
剣ヶ峰????
剣ヶ峰は左から回りこむ。
たぶん上には立てない?
最後にほぼ垂直に近いアルミ製ハシゴと鎖を登れば
10合目の大日岳。
足場はしっかりしているので
焦らず騒がず、登る前に足を置く位置を頭でシュミレーションしてから登るといいです。
垂直です・・・・・
ご無沙汰しておりました。
残念ながら相変わらずの眺望です。
1時間近くかけてゆっくりと八ツ峰縦走完了。
★八ツ峰概念図を見つけましたので掲載しておきます。
クリックすると拡大します。
八ツ峰を南西方向からみた図です。
これは大変分かりやすいですね。
やはり白川岳の標石があるところは釈迦岳です。
白河岳は鎖場のトラバースで登れません。
剣ヶ峰も鎖場で下を通過するだけで登れません。
2011年の新潟福島豪雨災害で登山道が崩落して大日岳から先が
しばらく通行不可になっていました。
現在は大日岳から入道岳へは新しく道ができましたので通行できます。
赤☓印がついていますが、大日岳下から迂回路へも下ることが可能です。
ハシゴが10メートルとなっていますが?
とんでもない!もっと長~いですよ。
10メートルのハシゴが4~5コつながっていたかと?
ここにも名札が????
八海山の最高峰、入道岳1778メートルまでは行こうかと思ってましたが
ガスガスで見えません。
ここから30分くらいですが・・・・・
すっかり、意気消沈・・・・・
今日は眺望は期待できそうにもないので
ここがテッペン!
かんぱぁ~~~い!!!!
ぼんやり、まったりしていると・・・
「どうもぉ~~~・・・・・」と。
アララッ・・・
トンバちゃん!
なんとも偶然ですね~。
今朝は集落の共同作業などがあったそうですが
ずいぶんと遅い時間から早くも登ってきて、阿寺山経由で周回をするそうです。
屏風道・・・・1時間50分で登ったとな・・・・
速すぎです。
阿寺山コースは豪雨災害以降は登山道が流失してしまっているので
通行不可らしいです????
その後整備はまったく手付かずですが、通るに通れないこともないそうです。
しかし、何度か登ったことがある土地勘のあるような人でないと入らないほうが無難のようです。
私は間違いなく迷子になりますね。
当然、私は彼のペースにはついていくことはできないので
そのまま大日岳で、ぼんやりとまた~~りタイムです。
トンボがたくさん飛び交いっていますので
もう、ブト(ブヨ)も、しつこくつきまとう虫もいませんよ。
入道岳へ向かう人達もチラホラと・・・・
景色は相変わらず・・・・
雲の中・・・・・
日が差さないので涼しいといえば涼しいですが。
11時40分になったので
そろそろ下山します。
大日岳の長い鎖場を下降して・・・・
概念図によると15メートルの鎖だったのか~。
そんなに長くは感じないけどな?
もう一つの岩峰から下降・・・・・
ここは大日岳の下降よりも高いぞ!!!
何メートルあるかはわかりませんが、足の位置を確認しながらゆっくりと降りれば
問題ありません。
そのまま迂回コースへ降ります。
長い長~~いハシゴをドンドコ下ります。
ほぼ垂直なハシゴもありますので
下に人がいるときは落石を起こさないように充分注意してね。
迂回コースを少し進むと
新開道コースの分岐があります。
新開道コースはあちらへ。
濡れて足場の悪い鎖場がいくつかあります。
右下がりなのでかなり歩きにくいです。
鎖を降りたら・・・
下にまた鎖があったので、何も考えずにそのまま降りてしまいましたが、
えっっ~~っ!!
泥んこの激急な道????
チシマザサにつかまって、20メートル近くも下ってしまいました。
以前にこんな急な道を通った記憶はありません。
道が新しくなったのかな????
いやいやこんなに急な道は絶対に登山道ではありません!!
立ち止まって下を覗くと屏風沢が見えています。
オイオイ、こりゃいかん間違って下ってしまいました。
ドロドロの急な道は何人か間違って降りてしまったようです。
またしてもつられて降りてしまったか!
私よりさらに下った跡もありますが????
下っても道はない・・・・・!
カモシカやツキノワグマなら、きっと普通に登り下りするだろうが・・・・・
野生動物は信じられないような急斜面もへっちゃらだからね。
さて・・・・
こんな泥んこの急坂を登り返さねばなりません!
こりゃ~参ったなぁ・・・・・・
しばし、唖然呆然。(-_-;)
落ち着け・・・・・・
どうにかして逆戻りして登山道まで這い上がらくてはいけません。
呼吸を整え、登り返しにかかります。
急なドロで足はズリズリ滑って、足場を確保できません。
横に生えているチシマザサやら灌木やら草やら掴めそうなものは手当たり次第に握りしめ
渾身の力をこめて体を持ち上げながら登ります・・・・・
が・・・・・・
握力がぁ~・・・・・・限界だぁ~~~・・・・・
落ちるぅ~~~~~。
手を離してしまえば、転がり落ちてしまいます。
かすり傷ではすまないかもです。
ファイトぉ~~~!いっぱぁ~~~つ!!!!
あらん限りの力を総動員して、なんとかかんとか登山道までよじ登って来れました。
わずか5分にも満たなかったと思いますが・・・・
シンドイなんてもんじゃ無かったわ。
鎖がついていたのは、間違って降りてしまった人が登れるように
新しく付けた鎖だったのかな?
そういえば、真新しい鎖だった。
それとも、屏風沢から登ってきた沢登の人が付けたの?????
屏風沢からなんて登る人がいるのかよ???
沢登の人が鎖なんて付けないしな。
間違えるアンタが悪い。
よくよく見ればちゃんと正規コースの先にはピンクリボンが付いているではないか!
鎖場が終わるまでは左へ左へです。
足元だけ見ているとこういうことになる悪い見本だな。
ハッキリ言って、今日一番疲れました。(;´∀`)
精魂尽き果てて・・・・しばらく休まないと動けないくらいです。
肘は擦りむくは、何故か突き指するは、泥んこだは・・・・
今年はやけにミスを犯すな。
このコースも何度か下山しているのに
油断していたんだな。
今までミスがあまり無かったほうが不思議なのかも知れませんね?
【いつもの教訓】・・・・
1.急にコースが曲がるところは意外と間違いやすいので注意。
2.変だと思ったら、すぐに周囲を見渡して確認する!!!
3.間違いに気づいたら、間違ったところまで登り返す。
4.慌てないこと。タバコでも吸って冷静な状況判断を。
しばらく休んだので
気を取り直して下山しましょう。
八ツ峰を振り返る。
今日はじめて全容が見えた。
新開道側から仰ぐ猛々しさは圧巻だ。
小さく人が登下降をしている姿も見える。
手前にはまだ白いアズマシャクナゲが咲いていた。
7合目付近から
もう山頂はガスにおおわれてしまった。
ギンリョウソウ
6合目と5合目はどうしたのか?
いきなり4合目のお稲荷へつきました。
今日はお供えのお揚げが乗ってない。
倒木が道を塞いでいます。
もしかして?? 新開道も整備に入っていないのかな?
山開きで整備するのはロープウェイコースだけ???
一昨年の春に登った大崎口コースはとてもきれいに整備されていたっけな。
まあ、八海山登山をする人の8割くらいはロープウェイ利用の人なんだろうな~?
3合目はあった。
高度が下がったので
さすがに暑苦しい。
大雨で崩れた林道の復旧工事はもう諦めたのかな?
迂回路が右へ降りています。
2時6分 無事に到着です。
下山時に小出の人たちに遭ったのですが
今日は屏風道を大勢登っていると言っていました。
いつもは数台しか停まっていない駐車スペースに
15台くらいもあります。
県外ナンバーの車も目立ちますね。
屏風道は険しい道程ですが
その分、もっとも展望のいいコース。
とりわけ屏風道の紅葉は岩峰と相まってとても美しい姿をみせてくれます。
結局、今日は終日雲に覆われていた八海山でした。
しばらく休んで車に乗り帰路につくと・・・・
阿寺山周回して広堀から走って芝原まで。
舗装路だけでもかなり距離があるとおもうのだけど・・・・・
もう帰ってきたの~・・・・
たまげたもんだわ! 速すぎ!
たまには一緒にのんびりとお山へ行きましょうね。(^_^;)
台風8号(ノグリー 韓国語=たぬき )が近づいています。
はやくも日本列島を縦断するようなコース。
被害がでなければいいです。
梅雨ももうすぐ終盤でしょうか?
今年は梅雨明けが遅いといわれてますけど?
また、8月に入ってからとなるのでしょうか???
よくわからないまま、梅雨は何日ごろ開けた模様ですという年もありましたね。
いよいよ、夏山シーズンです。
海は暑くてたまらないから、やっぱり涼しいお山がいいなぁ~。