笠倉新道から駒の頭~涸沢山~桑原山周回

2018年1月13日(土)

第1土曜日なのでお休みです(^o^)

今回の強い寒波は完全に里雪型でした
新潟市あたりでも積雪80センチとか
普段はあまり雪の積もらないようなところで
平年の数倍に達する大雪になったようです

豪雪地の魚沼は20センチほどしか積もりませんでした

まあ、こういうこともたまにはね
雪国ってこんなに大変なんです!!

土曜日の天気予報には晴れマークが並びました!!
午後4時からは、なぜか雪マーク??
貴重な冬の晴れ間は、もちろん里山遊びへ出かけます\(^o^)/

 

どこに行こうか迷うところですが・・・・・
大力山は2連チャンで登ったし・・・

魚沼里山アルプス周回は一人じゃあ無理・・・・
鳴倉山では物足りない・・・・

あまりひと気のないところがいいな~

ということで、やって来たのは

湯之谷けんぽセンター先の
魚沼里山アルプス 最大激急登の笠倉新道登山口(・_・;)

今朝の最低気温はマイナス8℃以下になりました
コチコチに凍っています
日中も1~2℃の予報です
寒いので雪崩の心配がなさそうな条件のときに
積雪期の周回(駒の頭~トヤの頭~桑原山)をしてみたかった

昨年は2月はじめに途中まで登ってみました

が、最後のピークに大きなクラックが入っていて登れそうにはありませんでした
積雪量は昨年とほぼ同じ
今回の寒波で気温は上がらなかった
降雪量は少ないのでラッセルも大したことにはならないだろう
今朝の最低気温などから、雪崩の心配もなさそうです
今日は最適な条件のような気がします

9時8分スタート

誰もいないので
もちろんノントレースです

写真では急には見えませんが
のっけからとっても急登です

 

やや重い新雪が30センチほど

尾根に這い上がる(・_・;)

えっ!!!
昨年はここは雪崩れていなかった

ここは雪崩れるところだったのか!!!

 

昨日雪崩れたのだろうか??
起き上がった灌木に雪がつていない???
まさか! 今朝雪崩れた!!!???
しかし、なぜこんなに寒いのに雪崩れるのか????

それほどの急斜面でもないのだが

想定していた条件とはかなり違うので注意が必要だ

とりあえず真ん中を登る

積雪量は多くはないが
小さな段差にも空洞ができているので

スコップで雪を落として空洞を埋め
登られるようにステップをつくる
雪掘り作業をしながら登っていく

昨年よりシンドイな~

新雪の下の雪が柔らかくて、スノーシューのクランポンが効かない
下層の雪質が柔らかい
そういえば今週は雨が降った日があったのであった
今朝の気温は低いけど、上にのっかった新雪が保温の役目をして
寒いにもかかわらず下層の雪は緩んだまま全層雪崩になっているのだろうか?

40分以上かかって第一の急登難所を突破(^_^;)

 

まだある・・・・

穴が開いているので
スコップでつっついて確認しながら
まあ、積雪量がこれしかないので落ちてもどうってことはないが

9時51分・・・・・

雪のない季節はなんちゃってトレランコース
2時間位で周回できるが
雪が積もると2時間かかっても駒の頭へは辿り着けそうにもない

先が思いやられるな
まあ、のんびり慎重に行こう

背後の毛猛山塊がきれいだ

駒ヶ岳も頭をだした

晴れの予報なのだが・・・・
雲がでてきてしまった

やはりあちこち雪崩れている
これだと、駒の頭手前の激急登ピークはまたクラックが入っているか
雪崩れているかもしれない?
無理なら、引き返そう

油断していると落ちます(^_^;)

 

唐松山

もともと静かな山域だが

雪があると何にも音がない静寂だ
雪は音を吸収する性質があるそうだ

雪だるま岩が見えてきました

この写真にすで写ってました(^_^;)

地形図にはのらない小ピークが続く

きれいだな

アオくん登場(^o^)

さきほどの写真にもいました

駒ヶ岳とアオくん
もう少し登ると近くなったのだが
反対側の谷へ降りていってしまった

昨年はそこまで来たのだったかな?

ブナ林へ

標高が上がったので
新雪もサラサラ、あまり埋まらなくて快適で気持ちがいい

10時半を過ぎたので
休憩・・・・・

予報にはんして雲が広がってしまった

駒の頭が近くなってきた

コンデジズームで確認
あ~~~(-_-;)
やはり雪がつながっていない

登れないのか!!

おやっ!!
西の空は青空のようだ

周回コースの涸沢山への尾根から斜面にも全層雪崩が

まるで春先のようだ
雪質が不安定なのだろうか?
全く予想外でした(-_-;)

うねうねの最後の難関へ

けっこうきわどい(・_・;)
見た目ほど恐ろしいところでもありません・・・・

左は駒の頭手前の最後のピークだったような?

さてとどうだろうか・・・・・

ちょこんと飛び出た木の右から登られるだろうか

うさぎのトレースは右斜面からトラバースしている
さほどの傾斜もないので、トラバースもありかな?

いやいや、ウサギは軽いので雪崩ないけど
やめた方がいいだろう

ほんのわずかだけど、ここさえ登られれば駒の頭へ行ける

スコップを使って強引に突破できるかと思いましたが

あまりにも急なのでスノーシューをつけていると無理のようです
足場をつくって、スノーシューを外してザックにつけました

雪を崩してステップを作りツボ足で行きます(^_^;)

スコップを突き刺して、支点にします(・_・;)
新雪は深くないのでキックステップができます

ピッケル持ってくればよかったかも(-_-;)

わりとすんなりと
突破!!!!

あれ????
そこ駒の頭山頂でしたか

もうひとつピークがあるかと勘違いしていました

やったぁ~~~(^o^)

11時半
駒の頭 標高680メートルへ到着です\(^o^)/

2時間半ちかくもかかりましたが
とても達成感があります

冬はとても難度の高い笠倉新道でした

トヤの頭

北の空は晴れています

山頂
看板はうまっています

展望を楽しみます

未丈ヶ岳~毛猛

毛猛~唐松山~上権現堂山

上権現堂山~下権現堂山

刈羽黒姫 米山

[tegaki]今日もあります(^o^)[/tegaki]

だれか周回していないか
黒禿の頭をズームアップ

誰も居ないようです

トレースも見当たりませんね

やはりナイフリッジが敬遠される黒禿の頭ですかね

駒ヶ岳

八海山

未丈ヶ岳

 

毛猛 桧岳

ふたたび青空が広がってきました

 

風もなく、とても気持ちがいい

荒沢岳

誰も来ないよな~(^_^;)

周回コース

トヤの頭~涸沢山間の全層雪崩箇所の稜線が気になる
細かったのだったか?

12時24分
周回コースへ

すごく気持ちがいいです(^o^)

すばらいい景色

トヤの頭への登り

12時56分

駒の頭から30分くらいで
トヤの頭へつきました

あそこが山頂ですけど・・・・

また雲が広がってしまった

守門岳は真っ白だ

今日あたりは山スキーのひとで大賑わいなのだろうな

では、涸沢山へ向けて

しつこいですけど
黒禿の頭ズームアップ

もう1時なので今日は誰も行かなかったようですね

そう言えば、ロープの垂れ下がった箇所が何箇所かあったな

ここは降りれないので、尻セードが安全です
スノーシューの向きを上向きにして飛び降りないと
着地に失敗して怪我をしたり、空洞があったりすると抜けなくなる可能性があります

もっと高い場合はスノーシューは外したほうがいいでしょう

全層雪崩の地点へ

夏場の登山路では気が付かなかったですが
細い尾根なんですね

しかし、積雪量はこれしかありません

ここは、平年並みの積雪量だったら大きな雪庇になりそうで
怖くて歩けないかもしれません

危なっかしい尾根です

そうか!!

ここでしたね
クマが冬ごもりでもしそうな穴があるところ
細く痩せた尾根です
クマさんはいませんでした(^_^;)

ひとまず安心・・・・・

しばらくなだらかな道

涸沢山へは雪が多くなってきた
ここも大きな雪庇ができそうだが
まだ雪が少ないので、穴ぼこにハマりながらではあるが
普通に登られる

1時28分

涸沢山 619メートル

山頂はあそこか?

トヤの頭を振り返る

細尾根の状態
複雑なかたちなので、雪の多い年は無理だろう?

左は鳴倉山

堀之内

手作りの梯子箇所

大きな段差は飛び降りる(・_・;)

これ、逆回りだと登れないな~

桑原山が近くなってきた

2時1分
桑原山 558メートルへ到着

しばし、休憩タイム

曇ってしまったが
駒ヶ岳が雄大だ

湯之谷~小出

さて、下山だ

桑原山は札場はとても丁寧に整備されているが
冬は急登なので誰も登らないのかな??

これまた、急なんてもんじゃないです(・_・;)
立ち位置から下る斜面が見えないのです

夏場は木があるのでそれほど急なイメージはないのですが
のっぺらぼうな雪斜面はかなりの恐怖感があります

むじな平コースは2回くらいしか歩いていないので
尾根がよくわからなくて、えらいこと急なところを下ってましたら

[tegaki]アオ~~~っ!!!(^o^)[/tegaki]
あまりにも近すぎたのかびっくりして、逃げてしまいました

あんなところで・・・・固まってます(^_^;)

私のいる場所もとても急なので自由に動けません(-_-;)

走り出したもう一頭はすぐそこでこちらを見ています

さらに
左の谷にもう一頭
30メートルくらい先です

至近距離で3頭と出会うことは初めてです

アップで(^o^)

今時期はほとんど人が入らないので安心しきっていたのでしょうか???

 

アオくんたちと分かれて
さらに下りますが
やはりえらいこと急です

見渡しても、むじな平口の尾根はここしかないので
これでいいのでしょうが
左には雪崩止の鉄柵があったりします(・_・;)

 

杉林を抜けると、湯之谷けんぽセンター駐車場です
正解です

まあ、だいぶ上からけんぽセンターは見えていましたので
それを目指して下ってくればいいです

 

2時45分
無事に下山できました(^o^)
斜面の全層雪崩は予想もしていませんでしたが
難しいコースを廻れてとても満足感があります

 

雪のない時期は手軽に周回できる
駒の頭~トヤの頭~涸沢山~桑原山ですが
積雪期はとてもリスキーなルートに変貌していました
もう少し雪が多くなると雪庇が巨大化して無理になりそうです

 

年があけて、はや小正月ですが
小出の積雪は1メートルしかありません
大雪の年は今ごろには2メートルに迫る量なので
今年は大雪にはならないのでしょうか???
平年の最深積雪は2月上旬ですけど・・・・・

 

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笠倉新道から駒の頭~涸沢山~桑原山周回” に対して4件のコメントがあります。

  1. masaki baba より:

    はるりんさん

    おはようございます
    何回も歩いている里山ですが
    積雪期は初めてでしたので、かなりスリリングでした(・_・;)
    雪の多い年は無理のようです

    それにしても・・・・
    雪が降らないですね~
    なくならないうちに御嶽山行かなきゃですね!!(^o^)

  2. はるりん より:

    よく知っている里山だから 自信を持って歩けちゃうんですよねσ(^_^;)
    ん~ でも面白そう(^^) 歩いた達成感も有って良いなぁ あっ先ずは御嶽山
    行かなくっちゃ。

  3. masaki baba より:

    アサレンさん

    おはようございます
    この周回コースは雪のない時期はちょうどよく歩けるコースでお気に入りです
    が!!!
    雪があると、様相は一変しますね(・_・;)
    とてもリスクの高いコースになってしまいます

    今年の里山は雪が少ないのでなんとか周回できましたが
    雪が多くなったら、人を近づけない里山になりそうです
    カモシカや野生動物のパラダイス(笑
    冬の魚沼里山恐るべしです(^_^;)

  4. アサレン より:

    お疲れ様でした。
    この周回コースはまだ歩いた事がないので、イメージが持ちにくいですが
    えらいリスクのあるコースだって事はわかりました。(^^ゞ
    私のスキルでは、止めた方がいい感じです。
    しかし駒の頭からのパノラマは、冬が際立って美しいですね。(^^)

    関東のブログ友の方が、越後の冬山は関東の山にプラス1000~1500m足して考えた方が良いと書いてありましたが
    里山と甘く見ているといたい目に遭う、正しくその状態でしたね。(^^)

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