雪の八海山登山へ~2~
2012年3月4日(日)。
霊峰、八海山へ登ってきました。
つづきです。
まだ、12時を少しまわっただけなので
欲をだして、1時くらいまで先を登ってみます。
少し曇ってきてしまいました。
後続に登山者が。。。。
ワカンに履き替えるのが面倒だったので
アイゼンをつけたまま、ツボ足です。
しょっと埋まって歩きにくいですね。
履き替えればいいじゃない。。。。。
スキーはまったく埋まらないのですね〜。
八海山の地図には「浅草岳」なる表記があるのですが?
ピークもないので、どこのことやら、さっぱり分かりませんでしたが。
この上に見えているあたりを浅草岳というのでしょうか??
おやっ???
環水平アークでしょうか????
それとも、普通の日暈かな??
けっこう、急登なので
キツイですね〜。
休んでばかりで全然進みません。
シュカブラ。
また、いい天気になってきました。
あと10分ほどで1時になってしまいますけど。。。。。
山スキー隊が姿を現しました。
雄叫びをあげながら。。。。
気持ちよさそうですね〜。
こちらの方が一番上手のようです。
かっこいいですね〜。
1時を過ぎてしまいました。。。。
もう少しなので
30分延長して
1時半までということに。。。。。
もうすぐです。。。。。
薬師岳直下には鎖場があるのですが。
雪に埋まっていて、どこだかまったくわかりませんでした。
雪があるのでさほど急でもありません。
着いた〜〜〜!!!
八海山 薬師岳1654mです。
猿田彦命像も上半身だけ出ています。
ということは積雪量は2mくらいしかないのですね〜???
風が強いので吹き飛ばされるのでしょう。
自宅の裏の方が雪がたくさんあります。。。。。
「これっはっ!!!!!」
息をのむような光景が広がっていました。
写真だと良く伝えられませんが
たいへん感動的な八ツ峰「地蔵岳」です!
すばらしいとしか言いようがありません。。。。。。
夏場は普通に眺めている、ここからの景色とは
まったくの別物にしか見えません。
これが、雪山の魅力というものなのでしょうか?
いかんいかん。。。。
あんまり、取り憑かれないように
自粛しないといけませんね。。。。。。
「危ない、アブナイ。。。。」
もちろん、これより先へは行けません。
奥には盟主、中ノ岳
そして、越後駒ヶ岳。
この季節に、
越後三山がそろって、くっきりと視界に飛び込んできます。
パノラマにしてみました。
(クリックすると大きくなりますよ!)
ちなみに。。。。
薬師岳から下は
ごらんのような巨大な雪壁となっていて
降りれません。。。。。
下を覗き込むのも勇気がいるような高さです。
たぶん、10m以上はありそうです。
降りたとしても、間違いなく上がってこれません!
毎年、こうなるのですね!
昨年の5月に登った時もまだまだ、とんでもない高さの雪壁でした。
こんな真っ白な八ツ峰、地蔵岳は、そうそう見られるものではないでしょう!
大満足です!
コンパクトデジカメでアップにしてみる。
お地蔵様も見えているような???
後続の登山者も登って来ました。
埼玉からお越しとのことです。
かなりの年齢とお見受けしましたが元気なものです!
山岳写真を撮るのが趣味だそうで。
大変、大きくて重い三脚をザックにつけていました。
これから、夕日に染まる「地蔵岳」を狙うのだそうです。。。。
下山は????
暗くなってしまいますけど???
大丈夫なのでしょうか??
1時半を過ぎたので
私はそのまま下山です。
猿田彦命さんに、お参り。。。。。
「寒くないですか?????」
尻セード一気滑りを狙っていたのですが。。。。
まったく、滑らず。。。。
こんなに急斜面なのに、雪があるとダメですね。
今日は、残念ながらヒップソリは持って来ていません。
雪の斜面でモゴモゴしていたら。。。
腕時計がなくなっていることに気がつきました。。。。
たぶんこの時に外れちゃったのだと思うのですが????
探しても潜ってしまったのか見つかりません???
思わぬ失敗。。。。。
諦めます。。。。
結局、駆けるように下ってきました。
女人堂着。
さてと、
恐怖の難所を降りなければいけません。
急坂は登りより、下りのほうが怖さが大きくなります。
山スキーの人たちが
トレースを消してしまったので、困ります。
一歩一歩慎重に。。。。
穴が開いている箇所があるので注意です。
でも、意外と登るときより怖くないですね!
転んでも直ぐに止まりそうな感じです。
突破!!
まだ、しばらく落ちないと思いますけど???
ここの雪庇はドサンと落ちるというよりも
じわじわ解けていくような感じでもありますが
毎年、毎年で条件は異なりますので詳細はわかりませんが。
楽しかったな〜。
名残惜しく、何度も振り返ります。
自分のトレース、スキーのシュプールがよく見えます。。。。
八ツ峰はまだまだ、雪に覆われています。
厳冬期は岩肌も雪に包まれ見えなくなります。
もう到着です。
カンジキやツボ足の跡もあるので
駐車場でいっしょだったお姉様がたは
ここいらへんで、景色を満喫していたのでしょう。
しかし、スキー場だから仕方が無いのでけど。。。。
なんで、スキー場って音楽鳴らしっぱなしなんだろう???
しかも、私の大嫌いなラップ。。。。。
若い時もそう思っていたのだが???
好みに合わない音楽をイヤでも聞かされるのは苦痛。
スキーの滑る音だけでも、気持ちイイと思うけどな〜。。。。
無事、到着です。
下りのロープウエイは独占貸し切りです。。。。
スキー客はけっこう大勢いますね。
第一駐車場も第二駐車場もたくさん車があります。
ありがとうハナコのハさん!
なんともすばらしい絶景を堪能できた
雪の八海山登山でした。
今年も八海山は何回も足を運ぶのだろうな〜。
とても好天に恵まれた山行でしたが
日焼け止めも塗らず。。。
サングラスもかけず。。。。。
タオルを頭に巻いているので
家へ帰ったら
悲惨な顔になっていました。。。。。
春の雪山は日焼け対策を万全に!
“雪の八海山登山へ~2~” に対して2件のコメントがあります。
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おはようござういます。
さとやまさん情報のおかげで
こんな季節に薬師岳まで登ることができました。
ありがとうございました。
女人堂直下の岩場は、なんとも急でした。
中途半端に雪が柔らかいので、ステップを蹴ってももぐってしまって
難儀しました。
でも、雪があるので、誤って滑り落ちても
すぐに止まるので、残雪期のような怖さはなかったかも知れません。
凍結しているとそういうわけには行かないので
あそこは、これからの季節のほうが怖さ倍増でしょうか。
山スキー隊が先行していなかったら、ビビって登らなかったかもです。
なんともラッキーな薬師岳でした。
この時期の薬師岳制覇おめでとうございます。
地蔵岳の思いがけない姿にも感動できて、本当に良かったですね。
新雪があったようで、木々の雪の花が青空に映えて美しいですね~!
mbabaさんも大変だった女人堂、やっぱり私は行かなくて正解だったのですね。
八海山はとても厳しい山だとあらためて思いました。