晩秋の権現堂山へ~2~
2012年11月11日(日)。
魚沼のちょっと小高い里山
晩秋の権現堂山へ登って来ました。
続きです。
10時50分を過ぎました。
お昼までに上権現堂山へつくでしょうか?
下権現堂山からは急な坂を下ります。
短い距離ですがトラロープが張ってありました。
いったん100メートルほど下降します。
思っていた以上にアップダウンがあるようです。
下権現堂山から大きくくだって、また少し登ったところ。
右手には荒沢岳~ハナコさん。魚沼の名峰が顔を揃えます。
天気がよかったら気持ちのいい尾根歩きですね~。
今日は曇っていて残念ではありますが
視界はいいです。
尾根の紅葉はほとんど終わってしまいました。
左手には守門岳、浅草岳を眺めつつ・・・・・
風もないので寒くもなく快適です。
以外と遠い上権現堂山。
荒沢岳もたくさん雪があります。
稜線を半分くらい進むと中越の分岐です。
標高830メートル弱なので、上権現堂山へはこれから170メートルくらい登ります。
大きな岩から見下ろすと黄色い紅葉が広がっています。
振り返って見ます。
尾根道にはなんだか、甘いような香りと、芳しいような不思議な匂いが漂っているのですが?????
花はもちろん咲いていないし????
なんの匂いでしょうか?????
★タカノツメという木の葉っぱが落葉して
発酵した香りらしいです。
なかなか気持ちのいい尾根道ですね。
早くに登った方が一人もう降りてきました。
この道は新緑や紅葉の時期は最高でしょう。
稜線は春にアズマシャクナゲがたくさん咲くらしいですが?
シャクナゲっぽい枝はないような気もします。
ほんとに咲くのかな?
ところどころにまだ残るもみじの彩り。
冬を迎える晩秋のたたずまいです。
早くも、下権現堂山へ登るときに先を歩いていた
オジサンが下山してきます。
速いな~~~!
しかし、今日はこれまで5人しか見ていないが???
こんなに少ないのだろうか?
上権現堂山への登り
最鞍部815メートルくらいから180メートルくらい登ると山頂です。
ここから先は展望がきかなくなるので
ゆっくり景色を堪能します。
左手から沢か小さな滝のような音が聞こえますね。
ここから少し急坂ですかね。
下権現堂山と同じかたちをしているので、同じくらいの坂です。
上権現堂山のほうが100メートルほど標高が高いです。
大量に積もった落ち葉が濡れているし、粘土だし
滑る滑る・・・・・
ここを登れば山頂ですかね????
もう少し先がありました。
上権現堂山 998メートル到着です。
11時50分過ぎ。
下権現堂山からほぼ1時間でした。
なんとかお昼に間に合いました。
上権現堂山は夏場は木々に遮られて視界がないそうですが
紅葉が終わり葉っぱが落ちたので眺望があります。
山頂には私より先に登っていった
3名だけです。
やっぱり、今日は6人だけですか~?
では
[tegaki]かんぱぁ~~~いっ![/tegaki]
今日は比較的暖かい。
青空がまったく出ないのは残念ですが。
眺望を楽しみながら
まったりタイムです。
日本海が見えているような、見えていないような・・・・・・・
弥三郎婆の隠れ家・・・・・・
上権現堂山からは踏み跡がしっかりとありますが
少し藪っぽくなっているので、あんまり唐松山方面へは人が登っていないのでしょうか?
今日は時間もないので、この先へはいけませんが。
行ったことがないので、そのうちに猫岩へ行ってみたいと思います。
そして誰もいなくなった・・・・・・・
では私も
12時50分になったので下山します。
尾根道は往路も復路もほとんど同じくらい時間がかかりそうです。
少し風が強くなってきました。
雨は降りそうではありませんが。
左へ降りるような道があるのですが????
この道は地図には載っていません。
ところどころに大きな岩があります。
中越からは降りません。
ここから降りれば早いのでしょうが
また、迷子になりそうだし。
クマさんもいそうだし。
下権現堂山まで行って、下山します。
下権現堂山へ登り返しがあります。
ず~っと、空中静止している。
[tegaki]たぶん、鷹だとおもいます。[/tegaki]
風をとらえてうまいものです。
1時間弱で下権現堂山へ。
やっぱり、誰もいない・・・・・・・
今日はさみしい権現堂山です。
鷹は2羽飛んでいました。
コンパクトデジカメ持ってきていないので
こんなに小さくしか写せませんが。
下権現堂山からの展望をもう一度眺めて。
[tegaki]あらら~・・・・[/tegaki]
また、一眼レフカメラが言うことを聞かなくなってしまいました。
さっきまで普通にうごいていたんですけど。
やっぱり修理に出さないとダメですね。
ここからはプログラムモードです。
[tegaki]あんまり、変わらなかったりして・・・・・・[/tegaki]
日本海だと思うのですが?
曇っているのでよくわかりません。
2時になるので下山します。
トンガリ岩と紅葉。
風が強く吹きつけてきました。
雨はなんとか降らないようですが。
トンガリ岩。
まだら斑点のもみじ。
山のもみじは、厳しい自然の中にいるので
きれいに真っ赤っかというわけではありませんね。
こんなのが普通なのでしょう。
フアフアの落ち葉の道。
[tegaki]濡れているので、かなり滑ります。[/tegaki]
小股歩きで、すり足っぽく歩くと、大転びはしませんね。
風が強くなったので
あちこちの木々から落ち葉がたくさん飛んできます。
この葉っぱが、みんな土に還るのです。
最近は街では土の道なんてなくなってしまったので
唯一、山の道だけは土。
土の道はいい。
たぶん、人は私しかいない・・・・・・
クマさんもこの中に何頭かはいるのだろうな~?
この松は赤松?
松茸の匂いはしませんでした。
そういえば、今年の魚沼は紅葉がとてもきれでしたが
キノコはダメだったそうです。
キノコはまったくわからないのですが、見かけませんでしたね。
オオスズメバチにも会いませんでした。
[tegaki]あぁ~~、よかったぁ![/tegaki]
登山口の鐘を鳴らして
無事に下山しました。
晩秋の静かな山でしたが
あまりにも静かすぎるのと
晩秋の物悲しさも手伝ってか、ちょっと怖かったかな~。
単独で山に登っている時
見渡してもどうやら自分以外には誰もいないような状況だと
なぜか、急に怖い気持ちになることがあるんですよ。
だって、こんなに広い山中に一人ぼっちなんです。
無事に下山すると、なんとも言えない安堵感みたいなものが湧いてきて・・・・
でも、記憶の中には楽しかったこととして刻まれ・・・・
また、山へ出かけたくなる。
頭では理解不能な不思議な感覚。
怖さを愉しんでいるのですかね~????
また、雪が積もったら登りたい権現堂山です。
おしまい。
“晩秋の権現堂山へ~2~” に対して2件のコメントがあります。
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こんばんは。
中越の道は明瞭ですか?
何年か前の残雪期に下ったのですが
迷ってしまって大目にあいました。
残雪期は難しいですね。
もう少し雪が積もって快晴になった時に
また登ってみたいと思っています。
一眼レフでの権現堂山登山記録、やっぱり迫力あって素晴らしいですね。
1週間前の4日に登ってきましたが、その時を振り返りながら拝見しました。
紅葉の真っ盛りお天気もマアマアでしたが、上権現山頂付近は積雪でした。
上権現から下山途中の左に下りる道、中越の途中で合流しました。