越後三山、中ノ岳~兎岳~丹後山周回登山へ~2~
2013年7月28日(日)。
越後三山の中ノ岳から兎岳~丹後山周回登山へ行って来ました。
つづきです。
兎岳から丹後山へのたおやかな稜線歩きの始まりです。
[tegaki]ここはほんとに気持ちがいい。[/tegaki]
[tegaki]まったり、の~んびりと歩きましょう![/tegaki]
一旦下って、兎岳へ。
曇ってきてしまいましたが、
お日様カンカンだとかなり暑いと思うので
よしとしましょう。
雨は降らないかな?
11時前なので
あと30分くらいでつくと思います。
これくらいの坂だと、太ももの痛みは大丈夫のようです。
緩やかアップダウンで、足の痛みが徐々にとれてきたような感じです。
筋肉がほぐされてのかな?
兎岳でランチタイム&乾杯ということに!
[tegaki]ここの鞍部には雪渓が大量にある・・・・[/tegaki]
[tegaki]運んできたビールはヌルヌルだ・・・・[/tegaki]
[tegaki]ウッシシ・・・・[/tegaki]
山と高原地図「越後三山」には
中ノ岳 九合 池の段から兎岳間は40分って書いてある????
鞍部から兎岳間の所要時間がすっぽりと抜けていないか????
走らなきゃ40分では到底たどり着かない。
実際は1時間半以上はかかりますので。
鞍部に降りてきて
ヌルくなったビールを雪に埋めてと・・・・・
[tegaki]クルクル、ビール急冷作戦っ!![/tegaki]
クルクル回すこと3分で
冷蔵庫の冷凍室に入れていたくらいキンキンに冷えます!
ビールもキンキン冷たくなったことですし、
兎岳への登りにかかります。
20分くらいの登り。
ビールが冷えているうちに慌てて登ります。
もうすぐ。
中ノ岳を振り返る。
だいぶ歩いて来ました。
キンコウカがひとつだけ咲いていました。
荒沢岳分岐の標柱。
荒沢岳ははるかに遠い。
ニッコウキスゲにコバイケイソウ
さてと・・・・・
11時27分。
兎岳 1926メートル到着。
昨年よりも少し時間がかかりましたが
お昼前にちゃんと辿りつけたので一安心。
看板とれちゃいましたね。
視界不良。
丹後山方面もなんにも見えなくなってしまいました。
なにはともあれ
[tegaki]カンパァ~~イッ![/tegaki]
[tegaki]クゥ~~ッ!冷えているぜっ!!![/tegaki]
やっぱりビールはキンキンに限る!
[tegaki]夏期限定、雪渓急冷ビール!!!![/tegaki]
今日はなぜか家飲み用のロング缶。
では、ランチタイムにしましょう。
ガスが湧いてきて
展望がまったくなくなってしまいましたが、
涼しくて気持ちがいいです。
30分ほどすると
中ノ岳で一緒になった単独の青年もやって来ました。
若い人は速いね~。
小千谷から来たそうです。
あまりにも人がいないので、かなり不安だったそうです。
そうなんです。
今日、私が今までに出会った登山者はなんと
二人・・・・・・・
どうやら日帰り周回コースを歩いている人は
私と彼だけのようです。
12時を過ぎたので
丹後山へ向かいます。
ここから3キロ弱。
笹原、草原歩きののんびりした稜線歩きです。
厳しいアップダウンはないので
とても気持ちのいい道です。
コオニユリ??
クルマユリ???
同じ色と形なのでわかりません????
こんなお花がたくさんありましたが????
ナナカマド????
ポツリポツリ咲くとニッコウキスゲを眺めつつ
これは????
?????
サワヒヨドリ???
12時半。
大水上山 1831メートルへ到着。
標柱には丹後山へ1.7キロの記載が。
この山域のニッコウキスゲはこれくらいで最盛期なのでしょうか?
尾瀬のように地面が真っ黄色になるほどは咲かないようです。
丹後山周辺はもっとたくさん咲いているでしょうか?
大水上山からしばらく歩くと
奥利根水源の碑があります。
利根川の水源です。
関東は雨不足で、みなかみのダムの数量がだいぶ減っているようですが?
新潟群馬県境は毎日、土砂降りの雷雨なんですけど。
なんで水がたまらないのか不思議です。
この白いお花は????
見たことがありませんでしたが
センジュカンビっていう花のようです。
昨年は丹後山から兎岳間はきれいに刈払してありましたが
今年は兎岳から丹後山間の刈払はしていないようです。
しかし、それほど笹の背丈がありませんので
軽快に歩くことができます。
左手にはどっしりとした大きな平ヶ岳。
今年は6月にようやく初めて登ることができました。
もちろん、もちろん鷹巣からの正規超ロングルートです。
ハクサンフウロもまだ咲いていました。
登山道を覆うようにイブキトラノオがたくさん。
ハクサンフウロ
大雨に打たれたのかやや痛んでいますが
かわいらしく咲いています。
ここにもセンジュカンビ。
可憐な白い花です。
丹後山へ笹原の道を行く。
ガスが出てきて眺望が悪いのがちょっと残念。
けっこう笹が伸びていますが、
昨日の雷雨で塗れていた
笹も乾いたので、それほど足元が濡れなくてよかった。
丹後山のまん丸な山容。
すごい数のコバイケイソウの群落です。
やはり当たり年なのですね~。
いたるところで見られました。
そういえば、昨年は葉っぱしかなかったです。
コオニユリもたくさん。
クルマユリ?????
1時8分。
兎岳から1時間ほどで丹後山 1809メートルへ到着です。
山頂はらしくない平坦なところです。
ほんのすこし歩くと左に丹後山避難小屋があります。
中へ入って見ました。
ご夫婦が休憩中でした。
十字峡から丹後山ピストンだそうです。
しばらくすると
小千谷の青年もやって来ました。
若者はやっぱり速いね~。
ハイドレーションにスポーツドリンクを補充して下山します。
いつも4リットル飲み放題持ってくるのですが
今日はガスが出てきたので太陽サンサンではないから
それほどたくさん飲んでいませんね。
昨年は暑くて、下山途中で水が無くなって大変でした。
1時23分。
水場の分岐。
水場に水があるかどうかは不明?
夏はない可能性大だそうです。
巻機山はまったく見えません
以前は越後沢山~下津川山~巻機山へ通じる登山道があったそうですが
現在はまったく整備されていません。
八合から九合にはニッコウキスゲが咲いています。
それほど数はありません。
こんなものなのでしょうか????
年によっては当たり年もあるのかな?
[tegaki]夏の気分を味わいます。[/tegaki]
獅子岩
だいぶガスが濃くなってきました。
七合を過ぎた当たりから、
霧雨のようなものが・・・・・
やがて、本降りの雨になりました。
[tegaki]今日は降らないと思ったのになぁ~[/tegaki]
樹林帯なので、そのままでもあまり濡れませんが・・・・・
さすがに、いい降りっぷりになってきました。
ゴロゴロ様もついにやって来ました。
ザックカバーと上だけレインウェアを。
なんだか、久しぶりに雨の下山です。
蒸し暑いったらありゃしない・・・・・・
やっぱり、丹後山の下山は鬼門か?
ヒグラシが鳴いているし、
ウグイスの鳴き声もするので
もうすぐ雨は止むと思うのですが・・・・・
西の空は晴れてるではないですか。
なら、もう雨はやみますね。
でも、まだ雨が降っています。
中ノ岳も見えて来ました。
丹後山の下りもとても急坂ですが、
太ももの痛みもなんだかあまり感じなくなりました。
踏ん張ると少し痛いですが。
[tegaki]麻痺しているのかな???[/tegaki]
転がり落ちそうなくらい急です。
登山口~一合~二合の間は特に急坂のようです。
足を踏ん張らないと、転びます。
[tegaki]ほらっ! 晴れてきた。[/tegaki]
天気雨になりました。
3時21分。
登山口へ到着です。
いやはや、2時間で下山してきましたよ!
[tegaki]ビックリ![/tegaki]
太ももも大して痛くないです。
今回は不思議と足もヨレヨレになっていない。
でも、下界は暑いね~。
丹後山登山口から十字峡まで
2.5キロの林道歩きです。
完全に晴れました。
おかしな天気です。
昨日のような雷雨にならなくてよかったです。
轟々と清流の三国川
まだ雪代で水量もあるので勢いがいいです。
濁流ではないので、雨は大して降らなかったのでしょう。
先日まではすごかったと思います。
丹後山も見えます。
あそこは獅子岩かな???
滝。
少し大きな滝
林道の上からルアーで魚釣りしている人がいました。
あっという間に釣り上げたのは
ちびイワナでした。
イワナがたくさんいそうですよね!
名所の虹の滝。
水量もあるので美しいです。
キチンと三脚立てて早朝などに写せば
キレイな写真になりますよ。
3時57分
無事下山完了です。
登山の無事をお参り。
先週の剱岳 早月尾根日帰り登山以来、太ももの筋肉痛が治らず
おまけに右太ももの内側はなんだか筋までおかしいような状態での山行でした。
あれまあ、摩訶不思議・・・・
下山したら、足が動かなくなるかと思いきや
登り始めよりも、筋肉痛がなくなって普通に歩けるではありませんか。
なんかご利益でもあったのでしょうか?
それとも、適度(過剰?)な歩行で筋肉痛が解消したのでしょうか?
翌日も足は筋肉痛になりませんでした。
昨年に初めて周った中ノ岳~兎岳~丹後山コース。
今回は天候はそれほど良くはありませんでしたが
山はお花の季節たけなわでした。
いろんな花たちに出会えた、うれしく微笑ましい山行となりました。
魚沼は未だ梅雨が明けず・・・
もう8月になってしまいます。
8月の魚沼の山は
さすがに暑くてたまりません。
涼しいところと言ったら
やっぱり尾瀬ですかね~。
おしまい。