北アルプス遠征「常念岳~蝶ヶ岳周回日帰り登山」へ~1~
2013年9月22日(日)。
今年、2回目の北アルプス遠征登山です。
今回は、安曇野から眺めると
めったやたらと目立っているピラミッドのような三角錐の常念岳へ登ります。
安曇野のシンボルですね。
我が魚沼のシンボルはもちろん越後三山!
ついでに、蝶ヶ岳まで縦走してぐるり周回コースをめぐろうと思います。
常念岳から蝶ヶ岳への縦走路は
槍ヶ岳に穂高連峰が丸見え絶景の稜線歩きが満喫できるそうです。
常念岳は常念山脈の主峰
常念坊とも言われている。
なんとも変わった名前の山・・・・
名前の由来がなかなかおもしろい。
常時、念仏を唱えている声が聞えるとか・・・・
密猟者が夜通し続く念仏に良心の呵責を覚えたという言われがあり、
常に念じている僧(坊)のいる山、常念坊から来たらしい。
お坊さんが暮しているお山ですか~。
有難そうなお山ではないか?
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wikiより
常念岳の由来は、昔、毎年暮れに不思議な常念坊という山姥が酒屋に酒を買いに来たからという説や、坂上田村麻呂がこの地に遠征した際に、重臣である常念坊がこの山へ逃げ込んだとされることから付けられたという説など、いくつかの説がある。春に前常念岳の東北東の雪の斜面に、とっくりを手にした坊さんの黒い姿の常念坊の雪形が見られ、安曇野に田植えの時期を知らせる雪形とされている
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今回もタケちゃんと登ります。
天気予報は晴のち曇?
先週中は最高の好天が続いていたので
あんな好天に山登りができればとてもいいのですが・・・・
先週に続いての三連休。
私は土曜日は仕事なので2連休。
半日休みの土曜日の3時半に自宅を出発して
豊田飯山から長野道で安曇野へ。
安曇野インターから国営アルプスあづみの公園の
看板を目印に進みます。
林道鳥川線を行くと三股の駐車場へ着きます。
安曇野インターから40分くらいです。
三股の駐車場へ着いたのは
7時半前でした。
駐車場は70台ほど
水洗トイレもあります。(無料)
駐車場の1キロ以上手前から
路肩駐車の車が多数・・・・
やっぱり三連休ですね。
こりゃ~、駐車場は無理かと思いきや・・・・・
駐車場どん詰まりのゲート手前、左に空きスペースがありました。
なんとも
[tegaki]ラッキー・・・[/tegaki]
かと、思いきや・・・・・
[tegaki]ゴリゴリ・・・・・・[/tegaki]
[tegaki]やっちまったぁ~!!!![/tegaki]
駐車スペース確保の安心感からか
な~んも考えなしに
車をバックさせたら
横の車に擦ってしまいました。(;´∀`)
[tegaki]なんたる不覚・・・・・[/tegaki]
まったくラッキーではなかった・・・・・
それから相手の車の方といろいろと・・・・・・
携帯がかろうじてつながったので
マイカー共済へ電話して手続きをしました。
出鼻をくじかれた思いで・・・・
月見のビール・・・・
今宵は立待月(たちまちづき)ですかな?
[tegaki]しかし、気分は凹む・・・・・[/tegaki]
でも、酔っ払ったもの勝ち・・・・・
モヤモヤとした心地で夜は更けていった。
午前2時45分に目覚ましで起床。
準備を整え、今日は4時に登山開始です。
周回コースは20キロくらいあるらしいです。
行程は12~13時間ほどを予定しています。
なんとか暗くならないうちに下山したいものです。
日が短くなったので
まだ、真っ暗。
またしてもヘッデン装着でスタートです。
駐車場は満車。
私が擦ってしまった車はやや右の白い車・・・・・
なんで、こんなに幅のあるところで
ぶつけるかねぁ~・・・・・・
駐車場のゲートから林道を歩くこと
15分くらいで登山口です。
ここで登山届を提出。
ほんの3名ほどですが、先に歩いて行ったひともいました。
では
4時20分登山開始。
常念岳まで5時間くらいでしょうか?。
右に登ると常念岳
左は蝶ヶ岳です。
常念岳まで7.1キロです。
登山口の標高は1350メートルくらい?。
常念岳は2857メートル。
標高差は1500メートル強です。
越後三山 中ノ岳よりも標高差がないので
同じくらいの感じと思ってますが???
前常念岳の直下は、ゴロゴロ岩のよじ登りが待っているらしい。
真っ暗・・・・・・
迂回路??????
誰もいない・・・・・・
笛を鳴らす・・・・
怖い・・・・・・
ものすごい勢いの二人組が追い越していった。
5時半を過ぎてようやく明るくなってきました。
ず~っと樹林帯なので
眺望はまったくありません。
つづら折りの登山道を黙々と歩く。
お日様!
そいうえば、NHK朝ドラで「おひさま」というのが何年か前にあったな。
ドラマの舞台は安曇野だった。
学童登山で常念岳へ登った。
今でもしているのかな?
おそらく三股コースではなくて、一般的な一ノ沢登山口からかな?
そちらの方はわりあい楽に登られるらしい?
追い越された二人組のほかには誰もいないのか?
掘金村????・・・・・・
[tegaki]ここ掘れ、ワンワンっ!![/tegaki]
2005年10月1日に南安曇郡豊科町、穂高町、三郷村および東筑摩郡明科町と合併して安曇野市となった。
そうです。
6時12分・・・・
2時間登っても、樹林帯から抜け出せない・・・・・
ここは辛抱どころです。
[tegaki]見えたっ![/tegaki]
あれが、おそらく前常念岳。
蝶槍も見えてきた。
ようやく樹林帯を抜けるかと思ったが
さらに続く。
6時40分・・・・・
前常念岳だ。
先輩がたのブログやヤマレコなどで見たが
直下は大きな岩だらけだ。
梯子はアルミ製になっていました。
6時46分。
ようやく展望が開けてきた。
南アルプス方面?の左奥には富士山が見える。
2300メートルくらいで森林限界を越えて、ハイマツ帯に。
6時49分。
いきなり岩だらけだの登山路に。
常念岳は花崗岩の山だそうだ。
ちなみに花崗岩の天然放射線量は高い・・・・・
ここまで、3時間近く
ノンストップだったので
一服いれる。
ワンデーロング縦走は、1時間ごとにのんびりと休んでいるわけにはいかない。
腰をおろしてのんびり休んでしまうとかえって疲れたりするような?
岩ゴロゴロ地帯を
300メートルくらい登れば前常念岳。
左前方から穂高連峰が顔を見せた。
今日、縦走する蝶ヶ岳。
中央にちょこんと尖って見えるのが蝶槍。
よじ登りの始まりだ。
穂高連峰が朝日を受けて迫力満点。
富士山遠望。
やはり前常念岳へは足の置き場所を考えながら歩かねばならず
時間がかかりそうな登り。
とてつもなく大きな石が折り重なるような独特の景観。
高度をあげるにつれ、穂高連峰が少しずつ見えてくる。
ここからでも圧倒的なスケール感。
どこを登ればいいのかよくわからない。
ペンキマークはなぜか
白と黄色で目立たない。
景観を配慮してか?
ガスが出るとわからなくなりそう。
と・・・・・
またもや、突然にして目の前に
[tegaki]雷鳥くんだっ!!![/tegaki]
[tegaki]岩の下から、なにやら、ゾロゾロと・・・・[/tegaki]
こども雷鳥もずいぶんと大きくなった。
親鳥と同じくらいの大きさかな。
一番手前のが親だと思う。
全部で4羽もいる。
3羽の子供・・・・・
おそらく、もう少し赤ちゃん雷鳥がいたのだろうが
この大きさまで逞しくそだってくれたのが3羽なのかもしれない。
前回の剣岳でも雷鳥くんに出会えたし
去年も白馬岳で会えたし・・・・
なんだか
[tegaki]ほのぼのとした気持ちになれるなぁ~。[/tegaki]
[tegaki]達者に暮らせよぉ~![/tegaki](^^)
もうすぐ、山は冬だもんな~。
過酷な冬を頑張って越すのだぞ~!!!!
またもや雷鳥くんたちに励まされて
ガンガン登ります。
でも、とても歩きづらく難儀です。
前常念岳へは、やはり時間がかかりそう。
穂高連峰を眺めては・・・・・
あのへんが前常念岳か?
どんどん高度が上がってきた。
落石注意!
ナナカマドは赤くなり始めている。
今日はさすがに涼しいので爽快。
それにしても大岩だらけ。
崩れてこないか心配。
蝶ヶ岳への縦走路も見える。
[tegaki]遠そうだなぁ~。[/tegaki]
どんどん歩きにくいゴロゴロ岩に。
足を置く場所をいちいち考えないと
転んでしまいそう。
7時56分。
登山口から3時間半くらい。
前常念岳 2662メートル。
石室。
前常念岳は八合目???
なぜか?
常念小屋まで1.5時間・・・
山頂まで1時間くらいでしょうか?
迫力ある穂高連峰が迫ってきた。
蝶ヶ岳
山頂はあそこか・・・・・
なんだか、まだずいぶんと遠いぞ。
あと1時間でつくのだろうか?
しかも、まだまだ石ごろごろの登山道だ。
越後三山 中ノ岳と同じくらいだと思ったが
岩ゴロゴロ道はだいぶ厄介な登りを強いられるので
中ノ岳とはわけが違いました。
前常念岳から山頂へは200メートルくらい登ればいいだけなのだが・・・・
まだまだゴロゴロ石歩きが続きそうだ。
右にピークも見えている。
足を捻挫しないように、慌てないで進みましょう。
つづく・・・・・・