早春の日向倉山から未丈ヶ岳登山~2~

2015年4月12日(日)

日向倉山から未丈ヶ岳登山の続きです。

日曜日は晴れの予報に変わりました!!!
今日もお山へGOGOです!!

 

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1371ピークだと思うのでですが
ここから鞍部までの下降が本日の核心部のようです。
事前情報を得てはいましたが
藪道の80メートルほどの急下降です。
藪は藪でも笹ヤブではありません。

千島笹の藪こぎ程度なら少しはしたことがありますが
藪こぎはとても体力を消耗するし、灌木藪なんて進んだこともほとんど経験なしです。
なんだか気が重くなってきました・・・・・・
未丈ヶ岳は試練てんこ盛りのお山でした。

 

 

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先行する人たち・・・・
[tegaki]大変そうだな~(;´∀`)[/tegaki]
でも、みなさん藪こぎに慣れているのか?
ピッケルは邪魔になるので素早くザックの後ろへさしてます。

なるほど!
私はストックだしな。
面倒くさいのでそのままでもいいか。

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右側は雪庇が崩落寸前なの歩けません。

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では、藪こぎです。
それほど長くは無いのですが、経験が乏しいもので・・・・
かなり手こずっています(;´∀`)
やっぱりストックは邪魔でしかありませんでした。
灌木に引っかかって、いちいち持ち上げたりしなければいけません。

アイゼンもつけたままだと引っかかって足元が不安定です。

名も知らない木々たちよ、ゴメンナサイですm(__)m

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それでも5~6分だけでなんとか突破できましたが・・・・・・

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[tegaki]案の定また、やっちゃいました・・・・[/tegaki]
アイゼンはいて藪こぎしてはいけませんね。

おまけに、なぜか腕まくりをしていたので
擦り傷だらけです。
袖は下ろしておかないとね。

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振り返ってみる。
雪のある左はクラックだらけの急斜面で下れません。
右も雪崩れ切れ落ちているのでダメです。

もう少し融雪が進むと歩けなくなりそうですね。
雪がついている頃でもかなり怖そうな箇所です。

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藪こぎで疲れが倍増しました・・・
とぼとぼと歩く。

未丈ヶ岳の山頂が見えている。

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緩いダラダラ登りだが、全然進まない。
完璧にバテてますっ!!!(;´∀`)

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未丈ヶ岳は遠いなぁ~。

あと30分くらいかな~?
11時ころにはつけそうかな??

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未丈ヶ岳はクラックがたくさんあるので落ちないように。
積雪期は隠れクラックに落ちると深すぎて上がれなくなるらしいです。
単独登山はやめた方がいいな。

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そこが山頂ではない。

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いやはや、確かに遠かったわけだが。

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10時51分
11時にはつくかと思っていたが、最後にして
またしても藪に見えるが????

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先行者がルートを探している・・・・

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先行者は雪面の上部からやや左の藪へ入り登っていったが・・・・
雪の見えるところからまっすぐには行けないのかな???

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ちょっと急な坂を登ると・・・・

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[tegaki]ギャー・・・・・[/tegaki]
これはかなりの密藪じゃないか!!

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[tegaki]帰ろうかなぁ・・・・・(-_-;)[/tegaki]

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[tegaki]動けん・・・・・(;´∀`)[/tegaki]
シャクナゲやら、なんだかわからない低木やらが密生している。
まったく進まないわ。

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[tegaki]15分くらいも悪戦苦闘してようやく突破っ!!![/tegaki]

[tegaki]えっ???? あらっ・・・・・・[/tegaki]
私だけ全然ちがうところから藪こぎしてきたみたい?

ずいぶん下にいた人たちがすでに先に歩いています・・・・
比較的簡単に行けるルートがあったみたいです。

[tegaki]ヘロヘロ度合いが、さらに酷いことに[/tegaki]
疲労困憊絶不調っ!!
[tegaki]もう、笑うしかありませんよ![/tegaki]
人間はホントに疲れると笑うものだ???

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猛烈な勢いで登っていった山スキー男女は
やっぱりワシ&ハッシーさんでした。
このお二方の体力は半端じゃないです。
未丈ヶ岳はあんまり滑るところがないような気もしますが?
山スキーはお二人だけのようです。

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[tegaki]ヘロヘロ度も限界に近づいてきました・・・・・(*_*;[/tegaki]

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11時半
ヨレヨレになって やっとこさ、辿り着いた
未丈ヶ岳 標高1553メートルです。

[tegaki]第一声は、疲れた・・・・(;´∀`)[/tegaki]
こんなにヘロヘロになったのは久しくなかったな。
なんでかはよくわかりません。
思っていたより距離があったからか??

銀山平 石抱橋から道行山経由で駒ヶ岳ピストンよりかは楽なはずなのだが・・・・・

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呼吸を整え我に返り
眺望を楽しみましょう。
飯豊連峰が浮かんで見える。

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毛猛山塊
こちらから眺めるとずいぶんと形が違うものです。
左の尖った山が桧岳、手前が毛猛山・・・・よくわかりません??

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浅草岳だよな~?

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会津の方の山
会津朝日岳???

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あっちが会津駒ヶ岳のほうじゃないだろうか??
形に特徴がないのでよくわかりません。

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[tegaki]字が見えないけど山頂標柱・・・・・・[/tegaki]

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とてもたくさんの人が登ってきました。
山深い未丈ヶ岳は人気がありますね。

山スキーの人でごった返していないところが嬉しいです。

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思い思いのひとときを過ごします。

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駒ヶ岳方面は少し薄雲が広がってきましたか。
春霞がかからないでこれだけ眺望があればまずまずです。

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荒沢岳~駒ヶ岳方面をパノラマにしてみました。
★クリックすると拡大します。

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疲れを吹き飛ばすっ!!
[tegaki]パワー補給は、これっ!!![/tegaki]
[tegaki]かんぱぁ~~~いっ!!!(^^)[/tegaki]

今日は気温も高いのでアウターを着なくてもポカポカ。
しばし、長岡から来られた方と談笑。
このブログを見てくださっているようで、ババさんですよね。
なんて声をかけてもらいました。
ありがたいことです。m(__)m

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12時15分
いつの間にか、みんな下山しちゃったので
私も慌てて下山準備。

また藪こぎしないと帰れないので気が重い。

 

 

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山頂手前の激藪は雪のあるところから踏跡が続いていました。

そうかっ!!!
やっぱり雪のついているここから藪に入ればよかったのか~。

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数本の太めの灌木を乗り越えれるだけで・・・・

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さほど難儀することもなく突破出来ました。

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登りはそこから行ったのが失敗だったようです。

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温かくなったので
雪はグサグサです。
アイゼンはザックに仕舞いました。

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[tegaki]ありがとう。未丈ヶ岳![/tegaki]

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長いのでとぼとぼ下ります。

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12時半になりましたが
若い単独者がこれから登って行きました。
きっと速い人なのでしょう。

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難所が近づいてきました。

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[tegaki]夏場の怖い鎖場より、気が重いわ・・・・・(-_-;)[/tegaki]
写真で見るとなんとも急で怖そうな感じに見えますが
見た目ほど怖くはありません。

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藪こぎ開始っ!!!

アイゼンはつけていないので足元は安定している。
できるだけ楽そうなところを探す。

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ストックは相変わらず邪魔なだけだが・・・・
しまえばいいのだが、このストック長さ調節がうまくできなくなってしまったので
伸ばしたまんまなのです(;´∀`)

そろそろ、新しいのを買わないといけないのかな??
いやいや、これは雪のある時期しか使わないストックであったな。

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思っていたよりあっさりと突破できました。
藪は下るより、登るほうが楽チンだな。
いや??普通は木の枝が伸びている方向へ逆らうほうが大変だと思うが?

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1時9分

ここまでくれば、あとは普通の雪道なので安心です。

ピークで未丈ヶ岳を眺めながらゼリー飲料を補給しながら一休みです。

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なんだか、薄雲が広がってきてしまって今ひとつな感じになった。

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けっこう登り返すのであったな。

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雪が切れたところは
尾根を巻いて進みます。

足取りはすでに重いです・・・・・(;´∀`)

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ここの谷側はかなりの急斜面ですので滑り落ちると大変なことになります。

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2時5分
最後の登り返し。
すでに亀足・・・・・・

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遠かった未丈ヶ岳

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あと少しだ。

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薄雲が広がっているので
今日は駒ヶ岳が輝かない。

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山頂にはまだ数名の人がいるようです。

 

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山頂で休憩しながら
未丈ヶ岳まで登った方たちとしばし談笑。

 

2時43分
下山開始。

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昨年に日向倉山へ登った時は神々しいまでに輝いていたが
やはり今日はダメですね。

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快晴の日曜日、日向倉山へはとても大勢の人が登ったようで
足あとが縦横無尽にとてもたくさんです。

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奥只見湖は水位がないな。
朝の深い霧の正体はこの人造湖があるためです。

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赤崩山(アカナデヤマ)の手前の尾根から激下りします。

ヘロヘロが復活したのか??
足で滑ったり、小走りしたりしてきました。
日向倉山から35分くらいしか経過していません。
[tegaki]逃げ足は速いな(^_^;)[/tegaki]

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もう一度、未丈ヶ岳。
楽しかったです。

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ちっちゃな目印があります。

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3時25分
激下りへ

登山パンツなのでシリセードはできない。
でも、尻セードするとたぶん立木にでもぶつかるまでは止まらなくなると思う?

ヒップソリなんかだと全開スピードになって谷底まで落ちてしまうこと間違いない。

グリセードというか、足で滑ったりして下る。
普通はピッケルで制動をかけるらしいが
ストックだと折れてしまうので、足だけでバランスをとる。
これはけっこう足に堪えるな。

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すごい数の足あとだ。
日向倉山は人気のお山だ。
なんといっても快晴になれば魚沼の秀峰を一望できる。
一度眺めてしまうと、また必ず来たくなる魅力を持っている。

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踏ん張って最後の足滑り・・・・・
トレースを線にしてしまってゴメンナサイです。m(__)m

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3時42分
無事到着。

朝は気が付かなかったが
芽吹いている。

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ピーカンとなった日曜日
最高の山行が楽しめました。
しかし、未丈ヶ岳は遠かったなぁ~。
体力不足なんだな?
石抱橋から駒ヶ岳より楽だと思っていたんだけどな・・・・
実際、駒ヶ岳より比高差もないし、歩行距離も短い。
こんな感じじゃ、駒ヶ岳は無理だわ。

魚沼のお山の雪解けもずいぶんと進み
いつの間にか残雪の山になりました。
これからは新緑とお花の季節。
楽しい季節の始まりです。(^_^;)

【ルート】

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★クリックすると拡大します。

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直線距離20.9キロ???
沿面距離28.8キロ???
そんなに遠くはないだろ。
まあ、それなりに遠かったわけだな。

もう少しまともなタブレット買おうかなぁ(-_-;)
まあ、いいか・・・・・

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“早春の日向倉山から未丈ヶ岳登山~2~” への9件の返信

  1. みなみさん
    こんばんは。
    ありがとうございます。
    日曜日は本当にいいお天気で最高でした!(^^)
    日向倉山まではとても大勢の人が登ったみたいで
    下山時に足あとがとてもたくさんあってビックリしました。
    魚沼の名峰が手に取るように眺められる最高のお山です。
    今年は雪が少ないようでもう少しで稜線が藪になって登れなくなりそうですね。

    八王子市からお越しのお二方と逢いましたよ。
    年配の方とお見受けしましたが、とてもお元気な方ですね~。
    私はヘロヘロでした(-_-;)

    お忙しいのでしょうか?
    もう・・・お山へ登れ無くなってしまうのですか~。
    これからお花のシーズンなのになんとも残念ですね。(^_^;)
    また、お逢いできる日を心待ちにしております。

  2. 遅くなりましたが先ずは登頂お疲れさまでした~・・
    実はこの日に登っているのかな~、と思いながら歩いていました
    振り向くと大勢の皆さんが登って来ていました、あの中にいるのかな~とも思いながら・・・丁度一時間遅かったんですね~、
    日向倉山は大賑わいでしたね、飯を食べているときに双眼鏡で未丈ヶ岳を覗いている人が大勢登っているよ~と言っていましたね、
    知人の八王子から来た人も一緒の頃向かったようですね~、
    自分は今年も28日から秋までまた何処の山にも行けません、残念です~。

  3. あの山この山越の里さん
    こんばんは。
    いえいえ、ちょっと普通のブログと違うものでやりづらかったかも知れません。
    気にしないでください。

    越後駒ヶ岳 郡界尾根で検索するとちょこっとだけ古い記事が見られます。
    私なんぞは雲の上の世界です。(*_*;
    ザイルワークも完璧なかなりのエキスパートの方でないと命がいくつあっても足りないようです。
    では、おやすみなさい。

  4. 今日は
    すみません。コメントが重複してしまいました、、
    不慣れなものですみませんでした。
    郡界尾根はすごいところなのですねぇ
    未丈が岳からみたら”真っ黒くろすけ”でしたからねぇ
    山歩きというわけにはいかないみたいですね。
    では、失礼致します。

  5. ホッシーさん
    おはようございます。
    ホームページを楽しく拝見しております。
    あまりのタフさにすごいものだなぁ~といつもビックリしています。
    赤崩山の下の写真に写ってますがまったく構いません。
    とてもいい天気に恵まれて初めて訪れた未丈ヶ岳は最高の眺望を楽しめました。
    こちらこそ、またどこかのお山でお逢いできることを楽しみにしています。

  6. あの山この山越の里さん

    おはようございます。
    未丈ヶ岳お疲れ様でした。
    絶好の山日和に恵まれ、いろんな人達ともお話ができて
    とても楽しい山行になりました。
    日向倉山、未丈ヶ岳はやっぱり素晴らしい景色です。

    スパッツやってしまいましたかぁ~(*_*;
    やはり外したほうがいいですよね。

    駒ヶ岳の郡界尾根すごい荒々しさですね。
    地図で見るとヨモギ山、カネクリ山、アオリ、池ノ塔、フキギと連なって駒ヶ岳まで続いていますね。
    登山道はないので密藪????
    池ノ塔北面は金山沢スラブとかいうところがあって
    谷川岳一ノ倉沢より3倍位ご~ぎな岩壁があるそうです。
    近年はクライマーはほとんど訪れなくなったそうですが
    駒の湯温泉から佐梨川に上流へ向かって歩くと
    昔、鉱山採掘時に使われていた
    水平歩道のような恐怖の道が残っているそうです。
    ヨモギ山あたりは積雪期に登る人がいるようです。

    また、どこかでお逢いできたらよろしくお願いします。(^_^;)

  7. こんにちは
    ブログアップ待ってました。きれいです。鮮やかで、ウヒョーです。
    同じ風景の中にいたのに!、、と、思うと視点が違うというか、
    感性の違いというか、、、面白いです
    私もスパッツを切ってしまいました
    山頂直下の藪の中で、アイゼンが枝にささり、転んでしまったので、
    やけくそで足を空に向けて、アイゼンを外しました。
    藪をベッドにしてしばらく、青空見てました   、、、、、なので
    (もう、笑うしかありませんよ!)  ここのシーン笑えました、、
    ババさんのブログは、心の声が面白いです、、、
    パノラマは、圧巻です!
    燧ヶ岳から群界尾根までズーーーーーと見えます  凄い!
    群界尾根は、これから人気がでそうな山々ですね

    ではまた 

  8. こんにちは
    ブログアップ待ってました。きれいです。うっとりです。ウヒョーです。
    同じ風景の中にいたのに!と思うと、感性の違いというか、おもしろいです。 
    パノラマは、圧巻です。燧ヶ岳から群界尾根まで見えます、、、、
    群界尾根はこれから人気が出そうな山々ですね。
    私も、スパッツを切ってしまいました。
    山頂直下の藪の中では、こけたので、
    ひっくり返って足を空に向けて、アイゼンを脱ぎました、、、、、、

    もう、笑うしかありませんよ!   ここのシーンは笑えました
    ババさんのブログは、心の声がいいですよね、、

    では、また、、

  9. はじめて通信させていただきます。山スキー二人組です。ブログ内でご紹介いただき大変うれしく思います。ありがとうございます。もしかして私の掲載した写真に入っておられましたでしょうか。どうかご容赦いただけたらと思います。未丈は今シーズンベスト5に入るほどのいい山でしたね。またどこかでお目にかかれましたらよろしくお願いします。

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