霊峰「八海山」登拝

2017年5月21日(日)

 

夏のような陽気になりました
本日の予想最高気温は29℃らしいです

ゴールデンウィークに駒ヶ岳へ登りました
特に決めているわけでもありませんが
残す魚沼三山は中ノ岳と八海山へ詣でないと本格的な山シーズンがはじまりません

小出からいつも仰ぐ魚沼三山は
私にとっては故郷の山景色
小出に暮らしていた人たちにとっても
聳える魚沼三山と清流魚野川の景観は
ゆるさとを思い起こす心象風景ではないでしょうか

中ノ岳か八海山か・・・・
中ノ岳のアズマシャクナゲも見たいところですが
やっぱり、霊峰「八海山」からにしましょう

土曜日に家飲みしてたら、ピッコちゃんと一緒にそのまま寝てしまい・・・
11時半をすぎてから慌てて準備(・_・;)

 

八海山登山といえば屏風道ではありますが
涸れ沢の急登にべったりと雪がついていると思われます
危険なので今回は大崎里宮から登ります

6時過ぎにやって来たのは、八海山尊神社
ここから登るのは2回目です
4合目、ロープウェイ山頂駅まで長い稜線が続きます
小出から眺めると、西の端から山頂に向かって伸びる長い尾根が登山道です

2015年には大倉里宮から登って、大崎里宮へ下山しました
小走りで大倉まで戻るのが大変でした(・_・;)
よく廻ったな~
今は体力がないので無理っぽいです(-_-;)

 

おにぎりを一つ頬張り、準備です
駐車場にはトラックが2台とまっているだけで
他には誰も来る気配がありません(・_・;)

八海山登山はやはりみなさん楽ちんなロープウェイ利用です
山岳信仰心が深いわけではありませんが
登拝ですので、里宮から登らないことにはご利益も半減でしょうか??

八海山尊神社

毎年秋に火渡り大祭が行われます

なるほど~
確かに不思議な反響が返ってくる
お試しあれ(^^)

八海山の御神水

一口頂きます
美味しいです

金剛霊泉
大崎コース三合目?二合目半??に湧き出しています

お参り

登山道は本殿右手から少し歩いたところです

登山口近くは駐車禁止です

 

ここが大崎口里宮ですね

標高245メートル

さとみや・・・・と読むのですか~

6時12分

大崎里宮右脇から登山道です

藤の花が盛りです

チゴユリがたくさん咲いていました
1センチにも満たないとても小さな花です

ウラジオヨウラクも咲き始め

タニウツギの季節

白いタニウツギもある?

イワカガミが満開

大崎口コースの下部にはヒメシャガがたくさん見られる

はしごや鎖もあったりする

6時45分
やっと2合目

誰もいないような気がするので
鐘は盛大に鳴らします^^;

ウワミズザクラでしたっけ?

道の真ん中に・・・・
コシアブラ^^;

先週、魚沼産、南魚沼産と立て続けに
コシアブラから基準を越える放射性セシウムが検出されたそうだ

セシウム137の半減期は30年

しかし、なんでコシアブラだけからなのだろうか??
みんな同じじゃないのはなんだか疑問ではある

すでに熱くなってきた(・_・;)

霊泉避難小屋の近くにある
右奥が金剛霊泉です

始めてきたときはわからなかった^^;

[tegaki]ムチャクチャ、しゃっこいです^^;[/tegaki]
美味しいっ!!!

 

7時11分

登山道へもどるとすぐに
霊泉避難小屋
標高719メートル

1時間ほど登ったので
小屋の裏手でエネルギー補給におにぎり一個食べながら一休み

 

 

水がはられた南魚沼の田圃
この土日は田植え真っ最中ですね

魚沼の里山では時期を終えたイワウチワが盛りです

カタクリだってまだ咲いています

この稜線は展望があまりないブナの樹林帯が続きます
隙間からまだだいぶ遠くにみえる八海山八ツ峰

たくさんの石碑が祀られているところ
いい休憩ポイントです

ここが三合目なのかな???
標高880メートル付近??

だいぶ高度が上がりました
この場所からの展望がいいです

そして・・・・
ブナ林に入ると
ブランコ毛虫が出迎えです(-_-;)

ブナの葉っぱから糸を垂らしてブラブラ・・・・・
風に乗って移動するのでしょうか??

この虫は蝶になるのか蛾になるのかよくわかりません??

枝を振って歩きます

知らないうちに、服やズボンにたくさんくっついています(・_・;)
この毛虫、緑色のと焦げ茶のと2種類いるのですが
触ると翌日はとっても痒くなるので要注意です!!

あと毒蛾の毛虫では
昨年もひどい目にあった、チャドクガとオビカレハ・・・・マイマイガ・・・・
今年は異常繁殖するのだろうか???

ブナの新緑も濃さをまし・・・・

[tegaki]えっ!!![/tegaki]
ちょっと、ピンぼけですが
真っ白なイワウチワ

普通は白っぽくても、ごく薄いピンク色ですが
これはピンク色がありません
イワウチワのアルビノか??

横にもう一つ
完全に真っ白です

まばゆい
清々しい

広い雪田にでました
そうそうここで迷ったのでしたね

先行者が一名いるようで
うっすらと足跡が見えますが・・・・

ここから来ました
帰りは覚えておきましょう

ブナの新緑がきれい

なのですが・・・・
登山道がわかりません(・_・;)
また迷っています・・・・

先行者の足跡はよくわかりません

とりあえずは上へ登って続いているであろう登山道を探す

スマホを取り出してGPSで確認する
もっと左側にあるはずなんだがな~??

道が見当たらないので・・・・

反対側へ移動

あった(^^)
なんだよGPSくるってるのか?

登山道へ復帰

雪が少なくなった残雪期はこんなシチュエーションはけっこう厄介だ
全部雪面ではないから、登山道へ出なければすべては藪なので
進むことができない

8時31分

そろそろロープウェイ山頂駅のようです
2時間位かと思っていましたが、けっこう時間がかかりました

いたいた!!!
何がいるかわかりますか??

トリミング

ヤマカガシくん

8時39分
やっとロープウェイ山頂駅です
標高1171メートル

まだ半分です(・_・;)
修験の道は簡単ではありません

お参りして

一休みです

ロープウェイ利用の登山者が数名出発していきます
勘違いしていましたが、八海山登山はいつも屏風道が多かったので
ロープウェイ組のひとが着く前に千本檜小屋だと思っていた

ロープウェイの始発は7時半なので
大崎口コースを登るのにそんなはずがあるわけないのであった(-_-;)

(・_・;)・・・・・・

今年はクマが多いらしいが???
あまり魚沼では聞かないな??
もともと多いので、騒ぎにもならないのか

ようやく全容をみせた八海山

四合目からはほぼ雪面歩きです

小出から眺める八海山の残雪は急激に少なくなったようにも見えていますが
北面なのでまだたくさんあるものです

駒ヶ岳

八海山の雪形

薬師岳(写真中央左のピーク)の右下の雪面が
駒(馬)とのこと

六合目の女人堂が近くなってきました

4合目からは少しのアップダウンがあるだけで
快適な道歩きだ

女人堂へは雪面を少し上がると右に夏道が出ている

三笠山大神みかさやまおおかみ豊斟淬命とよくになのみこと

八海山は噴火した御嶽山の御嶽神社と関係が深い

今回も胎内くぐりへ(^^)

土砂で埋まっているように見えましたが
通れるようです

ここを通る人は少なくなったのかな~??

9時42分
六合目 女人堂へ
標高1370メートル

 

景色を眺めながら
一休み

駒の雪形は浅草登りの上部なのだな~
駒のお尻のあたりから上はもう夏道

女人堂の北斜面でロープを出してクライミングの練習をしている方が3名

では登ります
今日はアイゼンは持参していません
雪は柔らかいので、キックステップで問題ないでしょう

下から見上げると浅草登りは急そうですが
見た目ほどではありません

ぜぇ~、ぜぇ~^^;
駒の足あたりだな
この後は右の夏道へ

看板はまだ直してくれない(-_-;)

薬師岳直下の鎖場はすべてでている

薬師岳の日当たりの良い場所には
タテヤマリンドウがたくさん咲いていた

10時34分
薬師岳  標高1654メートル

お久しぶりです八海山

駒ヶ岳

さて!
冬は薬師岳から千本檜小屋へは巨大な雪庇ができるのだが
だいぶ崩れました

みなさん、雪面と藪の間を強引に下っていました
雪面はほとんど垂直に近いです(・_・;)

八海山のカタクリがこれまたちっちゃくて可愛らしいのです
普通のカタクリの半分くらいの大きさしかありません(^^)

10時46分
ようやく 九合目 千本檜小屋へ到着です(*^^*)

4時間半ちかくもかかりました^^;
里宮から登る八海山は登りごたえ十分です

巻機山

しばし休憩・・・・

 

急な雪庇が嫌な感じなので薬師岳までというかたも多いようです

11時になりました
せっかくなので1時間ほど八ツ峰散策へ行ってみます
千本檜小屋へ帰ってきてからランチタイムとしましょう

地蔵岳

守門岳と浅草岳が遠い

不動岳

絶壁(・_・;)

吸い込まれそうです

いつも思うのですけど
ここは危ないでしょう!!!

左手(北東斜面)は土の崩落が激しく、道幅は50センチもありません
張り出している木の枝につかまって、木を跨ぐように通過しなければなりません
かなり下まで切れ落ちていますので、誤って落ちたらアウトでしょう
鎖をつけたほうがいいと思いますm(_ _)m

八ツ峰の通過は岩場の鎖ではなくて
こんな土の道に恐ろしいところがあったりします

まだ雪が残る

やっぱり、怖いね~
八ツ峰^^;

先行者4名がランチをしていました

ここは白河岳だったかな???

もう11時半すぎたので
摩利支岳の手前までで私も止めて戻りましょう

ちなみに、巻道(迂回路)はまだ残雪がたんまりあるので
通行不能です

八ツ峰からの眺望をひととき愉しむ

中ノ岳

駒ヶ岳

ガラガラとブロックごと落下していく雪の塊が大きな轟音をたてている

こちらから不動岳方向へ行くのはあまりないので
なんだか変な感じだな

無事に不動岳へ

千本檜小屋へ戻ってきた

まだまだ、雪がたっぷりある
[tegaki]キンキンにしゃっこい\(^o^)/[/tegaki]

1時になったので下山します

浅草一気くだり(*^^*)
足で滑ってきました
けっこうバランスが難しいし太ももの筋力を使うので
疲れる
2回転んだ^^;

いいお天気

今日の下界は30℃近くまで気温が上昇しているそうですが
雪があると涼しいものです

漕ぎ池はまだ雪に埋まっています

ブナの新緑ってなんでこんなに鮮やかなんだろ(*^^*)

ロープウェイ山頂駅展望台の先で一休みしてから下山します
みなさんはこのままロープウェイでの楽ちん下山か~

雪渓から解けてながれる水が川のようになっているので
土木工事を少々^^;

長い稜線なのでなかなか高度が下がらない

午後から過酷な暑さになるのかと思いきや
北から涼しい風が吹き抜けていく(^^)

3時6分
霊泉避難小屋の鐘をならす

3時半くらいには下山できるのかと思っていたが無理のようです

金剛霊泉を飲む

 

5秒と手を付けていられないくらい冷たいです(^^)

おみやげに持って帰ろう

ヒメシャガの季節はもっとたくさん咲いていたと思ったけど・・・・

今年は少ないのかな???

こんな時間に青年がお一人登っていった???
霊泉避難小屋に泊まるのだろうか??

下界が近くなってくると
さすがに暑い
今日の小出の最高気温は29.9℃!
真夏日一歩手前

3時51分
大崎里宮へ無事に到着です

 

登拝の無事を報告し参拝

本日、大崎里宮から八海山へ登ったひとは2名でした

 

里宮からのんびり登る八海山登拝
新緑にお花に、残雪の景色がいっぺんに楽しめるので
オススメです

さて、魚沼三山二座・・・
あとは急登の盟主 中ノ岳ですね

そろそろ、しゃくなげ湖の周遊道路も開通したのかな???
アズマシャクナゲを愛でてみたい中ノ岳です

昨年ははじめての中ノ岳避難小屋一泊で
ゆったりと中ノ岳~丹後山周回をしました
あまりの荷の重さに完全にグロッキー状態
今年も一泊しようかどうしよう???
日帰りで廻るのはもったいないコースです

 

そんなに、山ばっかでいいんかい^^;

 

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霊峰「八海山」登拝” に対して2件のコメントがあります。

  1. masaki baba より:

    アサレンさん
    おはようございます
    残雪と新緑の八海山はなかなかキレイですよ
    八ツ峰はまだところどころ雪が残っていました
    迂回路は大量の雪に覆われているので通行できません
    大日岳まで行くと・・・八ツ峰往復しないといなりません^^;
    そんな元気はありません
    何回行っても八ツ峰の鎖場は怖いですね(・_・;)

    中ノ岳も登らないといけませんが
    まだ、しゃくなげ湖周遊道路が通行止めのような気がします

  2. アサレン より:

    残雪の八海山。。完全に盲点でした。
    なかなか面白そうですし、残雪と新緑もバッチリですね。
    八ツ峰は怖くてパスです。。ハイ(^^ゞ

    次は中ノ岳。。あの辛い登りは癖になります?
    周回楽しみですね。(^^)

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