魚沼の里山「鳴倉山」登山~1~
2013年2月17日(日)。
鳴倉山へ登ってきました。
2月の半ばを過ぎてもいっこうに晴れの日がありません。
この冬はいつまでも寒くて、雪降りが続いています。
例年、今頃になれば晴れる日もあるのですが・・・・
今日も雪の予報ですが、天気図を見ると、高気圧がくるではないですか。
これは午後から晴れるだろう????
私のにわか天気予報によると
[tegaki]絶対晴れるっ!!![/tegaki]
[tegaki]ガンバレ、晴れ男っ!!!![/tegaki]
前回は2月3日の節分に行きましたが
途中の急斜面の雪が雪崩たり、割れまくって穴ぼこだらけだったりと・・・・
途中で引き返しましたので、今回はリベンジです。
少し強めの寒気が入ったので、積雪がまた増えました。
小出の積雪はいまだに235センチもあります。
なかなか減りませんなぁ・・・・・・
スノーシューにしようか???
アルミワカンにしようか?????
悩むところなので両方持って来ましたが
新雪が20~30センチあるので
今回もスノーシューで。
スノーシュー下りが下手くそなのか、どうも履きこなせないのです。
小出郷文化会館の裏手に車を止めて
9時50分くらいにスタートです。
[tegaki]のんびりすぎです・・・・・[/tegaki]
どうも、朝から晴れていないと、気分がのりません。
文化会館裏手の小山の下から、スキーのトレースがありました。
ありがたく、トレースを辿らせてもらいます。
2名いるみたいです。
スキーはほとんど埋まりませんが
スノーシューはけっこう潜ります。
ジグザグに急斜面を登って来ました。
家からここまで来る時は、薄日がさしていたのですが・・・・
また、雪が降りだしてきました。
やっぱり、晴れないのかな?
前回はブナの巨木があるひとつ向こうの支尾根からでした。
一本杉で合流します。
気持ち下るのね・・・・・
[tegaki]雪が激しくなってきました・・・・・[/tegaki]
[tegaki]また、今日もダメか?[/tegaki]
30分ちょっとで一本杉へ到着。
雪はどんどん激しくなり
[tegaki]吹雪になってきた・・・・・・[/tegaki]
ちょっと、雪宿り・・・・・
[tegaki]参ったなぁ・・・・[/tegaki]
晴れてくると思ったのだが
天気は難しいものだ。
しばらく樹の下で休んでいると雪が小降りになってきた。
南魚沼の方は日がさしてきた。
では進みましょう。
例の、急斜面はどうなったでしょう?
両側が雪崩れて一本橋状態でしたが、
前の状態から周りに少し雪が積もっただけですね。
当たり前か・・・・・・
先行山スキーの方はうまいことジグザグに登ってます。
それも、スキー履いたまんま!
ベテランの人はスゴイな。
写真だと急に見えませんが、けっこう急です。
3日はこんなでした。
途中まで登ってみましたが、
空洞がたくさんできていたので、諦めて撤退でした。
2~3日は寒かったのですが、底雪崩がスゴイです。
今朝は-5℃くらいまで冷え込んだので
今、ドザっと崩れ落ちることはなさそうです。
[tegaki]今日もスコップ登場っ!!![/tegaki]
スキーは浮力があるので、そのまま登れても
スノーシューでは穴ぼこにハマる可能性大です。
下山のことも考えて、空洞になっていそうなところには
雪を詰めて埋めておきます。
[tegaki]これなら安心、あんしん。[/tegaki]
スコップをピッケル代わりに、ズボッとさしながら。
[tegaki]スコップいいわぁ~。[/tegaki]
急登突破!
スノーシューだと、けっこう辛いものがあります。
斜め移動とかトラバースとか、ほんとに苦手です。
もう少し季節が過ぎて、カチコチにクラストしてたらお手上げです。
アイゼンないと無理かも知れません。
なんか、青空が見えてきた。
[tegaki]やっぱり、晴れるのかっ?[/tegaki]
急登を登り切ると
鳴倉山の山頂がみえてきました。
ハナコさんは雲の中です。
南の大力山。
山頂までトレースがついているのがよく見えます。
大力山は大勢登っているのでしょうね。
大力山より少し高い鳴倉山は今のところ3名しかいません。
登山者はまたしても私だけです。
山スキー2人組が山頂に見えます。
[tegaki]おおぉ~~~っ![/tegaki]
[tegaki]あんなとこから滑り降りました。[/tegaki]
雪崩は大丈夫なのかな~?
あっちの尾根から下るんですね~。
少し青空も出て来ましたので
[tegaki]気分も高揚してきます。[/tegaki]
この冬は、いったい何日、青空をみたでしょう?
指折り数えるくらいしかありません。
12月も10日くらいから雪掘りとなり
1月は毎週のように雪堀り、雪掘り・・・・
2月になれば少しは落ち着くかと思っていましたが
空は毎日の鉛色・・・・
大雪にはなりませんでしたが
ほとんど雪が降っていたような感じです。
雪景色なんて・・・・・もう、見たくはないっ!!!
と、思いそうなものですが
お山はなぜか、別物なのですね。
[tegaki]なんでかはわかりません・・・・・[/tegaki]
しかも、晴れたら尚一層、爽快な気持ちになれます。
雪庇にクラックが入ってます。
左側へは近づかないように注意です。
右斜面から何やら猫のような動物がチョロチョロと上がってきました。
[tegaki]オマイはっ?????[/tegaki]
トリミングしてみました。
[tegaki]イタチ????[/tegaki]
[tegaki]タヌキ?????[/tegaki]
尾っぽの形はタヌキですか?
タヌキって夜行性ではなかったでしょうか?
だいたいにして、冬の間はいつもはどこにいるのでしょう?
少ない食べ物を求めて、昼間でもあちこち歩きまわっているのでしょうか?
魚沼の自然は過酷です。
だんだんと山頂が近くなって来ました。
うねるようにできた雪庇が美しいです。
雪庇は冬の強風が一方向に吹いて
風下側がひさしのように張り出すのだそうです。
この山の場合は、南風が吹いたことになるのですか????
雪が降るときに南風ってことはないと思うのですが。
風上から強烈に吹きつけても、横から雪が積もって伸びそうな気もしますが・・・・・
とにかく、左側に寄り過ぎないようの登っていきます。
だいぶ青空が広がってきましたが、
ハナコさん方面はまだ、雲の中。
風がとても強いです。
先行者のトレースもすぐに風が吹き消してしまいます。
寒いので、ものすごく軽い雪ですが
吹き溜まりになっていたり、歩きにくいです。
雪庇。
大力山の東屋あたりに人がいるのが見えます。
あと一息。
とても600メートルに満たない山とは思えないような雪です。
さすがは豪雪地帯、魚沼ならではの雪深い里山。
里山と言えども、侮ってはなりません。
青空になりました!
空が蒼いと、飛行機が飛んでいるのがたくさん見えます。
[tegaki]あらっ・・・・・[/tegaki]
[tegaki]山頂はまだ先でした・・・・・・[/tegaki]
歩いてきた稜線を振り返る。
霧氷がついています。
山頂直下がやけに急だったりします。
鳴倉山579メートル到着です。
ちょうど、12時のメロディーが魚沼市街から聞こえてきます。
[tegaki]んっ・・・・[/tegaki]
もしかして???
[tegaki]山頂って、そこの尖ったところですか???[/tegaki]
[tegaki]おもいっきり尖ってますが・・・・・[/tegaki]
両側が切れ落ちているナイフリッジ状態のような。
あこでランチタイムというわけにはいかないなぁ・・・・・
風も強いので、ここにしますかね!
つづく。
“魚沼の里山「鳴倉山」登山~1~” に対して2件のコメントがあります。
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コメントありがとうございました。
同じ新潟県でもずいぶんと違うものでしょう。
魚沼は未だに平場でも2メートル以上の積雪があります。
今年の積雪は平年並みだと思いますが
2月になっても寒い日が続いているのでなかなか減りません。
春が待ち遠しいです。
鳴倉山も雪が解けて春になれば、新緑がキレイな普通の里山になります。
素晴らしい写真が一杯ですね。 雪山とっても綺麗です。
私も新潟です。 これで 里山なんですか!!
驚きです。