夏の北アルプス「剱岳登山」(早月尾根日帰り)~3~
2013年7月21日(日)。
夏の剱岳登山へ行ってきました。
またまた、つづきです・・・・
予定より大幅に時間がかかってしまいましたが
さあ、いよいよ登頂です。
すでに、足がガクガクブルブル・・・・
山頂手前ででこんな状態になったのは初めてです。
さすがに2200メートル以上を登りあげるのは難儀でした。
不安定な岩の上を歩くのもけっこうシンドイです。
転ばないようにね・・・・
日帰りするにはだいぶ遅い時間になってしまいましたが
まだ、けっこう人がいますね。
剱岳 2999メートル登頂です!
10時56分。
なんと7時間半以上もかかりました・・・・・
6時間で行けるでしょ!
なんて甘すぎました。
早月小屋からは地図のコースタイムくらいですよ。
それほど広くはない山頂は
20名くらいの人が展望を楽しんでいます。
山頂の祠は
雷の直撃を受けて壊れたので
修復中らしいです。
木の看板は3枚くらいもあります。
しばし、剱岳山頂からの絶景を満喫します。
立山雄山~室堂~剣御前~浄土山
遠くに白山もみえました。
コンデジのアップで
地獄谷を見てみる。
随分前に室堂へはかみさんと何回か遊びに行ったなぁ~。
あこまで上がるのにけっこうお金がかかる・・・・・・
あの時分は、この年になって山登りをするようになるなんて想像もしていませんでした。
なので、けっこう太り気味だったっけ。
当時は地獄谷の遊歩道を歩けましたが
現在は火山ガスが濃くて立入禁止になっているらしいですね。
針ノ木~蓮華山~爺ヶ岳
こちらもさっぱりわからなかったので
あとでカシミールで確認したのでした・・・・・アハハ
白馬岳~朝日岳
白馬岳、白馬鑓ヶ岳
白馬岳はまた行きたい。
しかし、剱岳 早月尾根日帰り登山は
白馬岳日帰り登山とは比べ物にならないくらいハードでした。
白馬岳は山頂でビール飲んでヘラヘラ笑っていられましたからね。
それほど疲れなかったし。
コンデジでアップ。
白馬山荘が見えます。
猫又山、毛勝山
登ってきた早月尾根~富山市~能登半島
日本海は空と同化してよくわからないですね。
常念岳~穂高方面は雲が多いですね。
剱岳はバッチリ晴れて来ました!
近くのかたにお願いして
珍しく記念撮影!
なかなかこれる場所ではありませんのでね!
たまにこのブログに私が登場することがあります。
タケちゃんも、少し遅れてやって来ました。
[tegaki]バンザイしてるけど・・・そこは山頂じゃないよっ![/tegaki]
下山も時間がかかるので
山頂であまりのんびりとはしていられませんが
おにぎりタイム&眺望満喫タイム。
鹿島槍ヶ岳
・・・・・・・・・せっかくだからね!
なんだか
3000メートルとは思えないくらい
[tegaki]暑いのですが・・・・・[/tegaki]
お日様カンカンになってきたし、
完全無風。
でも気持ちがいいですね~。
梅雨の合間としてはとても貴重な山日和です。
[tegaki]晴れ男バンザイっ![/tegaki]
小学生くらいの子供が一人で登ってきたんですけど・・・・・・
あとから親がくるのでしょうか?
スゴイですね~。
今日、ヘリコプターが飛んでいましたが
長次郎の頭付近で、落石の直撃を受けたカメラマンが滑落死したそうです。
ご冥福をお祈りします。
長次郎の頭などというところがどこにあるのかもよくわりませんし
行くこともないでしょうけど、やはり落石が怖いですね。
遠望の山景色ばかりに見とれていて
源次郎尾根とか八ツ峰とか、東側のさらに険しい劔岳を
まったく眺めませんでした・・・・・
日本三大雪渓の劔沢雪渓もみえたのかな?
大失敗・・・・・・
剱岳山頂からのパノラマ
★クリックするとおおきくなります。
剱岳山頂からのパノラマ
★クリックするとおおきくなります。
剱岳山頂からのパノラマ
★クリックするとおおきくなります。
日帰りなので山頂でゆっくりしていられないのですが
結局、1時間近くも頂上にいました。
11時50分を過ぎたので下山です。
岩場は下山のほうが危険なのであわてないで特に慎重に。
落石も起こさないように、要注意です!
別山ルートのカニのタテバイをコンデジで見てみる。
数名歩いています。
怖そうですね~。
こちらは下山専用????
一番左の白いシャツの方・・・・
そこは違うのでは????
しかし人がいませんね。
落石を避けられるように、間隔をあけて降ります。
と、
これまた、お父さんと一緒に小学生くらいの子供が登って来ました。
「スペースが無いので、先に降ろさせてもらっていいですか~」
って言ったのですが・・・・
子供さんは鎖場をはずれて、岩をスルスルと登ってきます。
[tegaki]オイオイ・・・・・・[/tegaki]
お父さんいわく・・・・・
あなた方がいるから、横から登って行っただけなんで
心配無用!と・・・・・
スゴイかもしれないけど・・・・・
そんな言い方しなくてもいいでしょ!
ますます、青空が広がってきました。
7月の日曜日は雨降りばかりだったのですが
最高の天気です。
難所?もすんなりと通過。
名残惜しいですね~。
また、来年も来ようかなっ!!!
一回登ると様子がわかるので、もう少し余裕ができるでしょう。
イワツメクサ
チングルマ
後ろ髪をひかれるよう・・・・
何回も振り返っては、写真に収めます。
チングルマ
登るときに見落としていましたが、ここに標識がありました。
必死でわからなかったのかな?
ここからはかなりキツかった。
ミヤマダイモンジソウ
快晴になりました。
午前中は逆光でしたが、クッキリと小窓尾根も見えるようになりました。
また、雷鳥くんの鳴き声が・・・・
目をこらすも姿が見えず。
山頂ビールは岩場の下山が危険なのでおあずけしてました。
ちょうどいい雪渓があったので
[tegaki]ビール急冷作戦始めっ![/tegaki]
雪に埋めてクルクル回すこと3分ほどで
キンキンになります。
[tegaki]カンパァ~~イ[/tegaki]
[tegaki]冷てぇ~~っ!![/tegaki]
[tegaki]さいこぉ~~~っ!!![/tegaki]
タケちゃんは酒類を持って来なかったそうな・・・・・
14時23分。
早月小屋へ到着。
ベンチにて大休止。
何にも買わないのもアレなんで
甘いものが飲みたかったので
ジュースのなっちゃん500を買いました。
500円なり。
タケちゃんは、なぜか今頃ビール買ってました・・・・・
[tegaki]なんだぁ~、ビール飲みたかったんじゃん。[/tegaki]
水も売っています。
今日、小屋に泊まる人も何人かいるようで
みなさん椅子に腰掛け、ビールを片手におしゃべりに夢中。
楽しそうですね~。
[tegaki]小屋泊、羨ましいなぁ~。[/tegaki]
ここでも長いこと休んでしまったので
下山しましょう。
早月小屋から下のほうが長いのです。
からなり疲れてきた足にこの土嚢の階段はほんとうに助かります。
ありがとうございます。
朝は暗くてよく見えなかった立山杉の巨木。
足が・・・・・
[tegaki]完全に終わりに近づいてきた・・・・・・[/tegaki]
いつもは小走りになったりするようなところもシンドイです。
石の上に腰を下ろして5分くらい休むこと2回・・・・・
しかもどんどん暑くなってくる・・・・・・
下山でこれほど足にくることも初めての体験です。
バテるってこういう状態なのですね。
とにかく、足を前に出すのが辛いのです。
乳酸でまくりなのですかね?
下山時になんでもないところで転んで怪我をするということがよくわかりました。
とにかく転ばないように、ゆっくりと下ります。
18時2分。
ようやく登山口へ到着しました。
下山もずいぶんと時間がかかりましたが
何事も無く戻ってこれて一安心です。
本当に厳しい試練でした。
憧れ・・・・だけでは剱岳へは登れませんね。
普通は一泊二日の行程なので、登れますか・・・・・
はい。
下山してから
威光を放つ名峰 剱岳を仰ぐ。
やれやれ、ヘトヘトです。
無事に下山できてなによりです。
今回、思い切って
劔岳 早月尾根 日帰り登山にチャレンジしましたが、
私の体力レベルでは、やはりとてもとてもキツイコースでした。
ほぼ限界に近いですね。
越後三山の中ノ岳の上にあと600メートル・・・・
その600メートルがとても辛かった感じです。
2800メートルの標識から上の岩場ですが、岩だらけで鎖場も多く確かにかなりキツイのですが
視界が明瞭であれば、足がすくむような危険なところはありませんでした。
あくまでも私の個人的な感想ですが。
雨で岩場が濡れていると怖いかもしれません。
おそらく人気のある別山尾根コースのほうが怖いのかな?
登山中に出会った人は山頂を除けば30名いたかどうかだったでしょう。
私たちと同じく日帰りの人も数名いたように思います。
早月尾根は標高差2200メートル以上なのでちょっと敬遠されがちなのでしょうか?
その分、鎖場で渋滞に巻き込まれるようなことも無いので
静かな山旅が楽しめて気分は良いですね。
まあ、体力勝負の山ですが・・・・・
今年は劔岳登山のために、けっこう長めのジョギングをしたりスクワットをしたりと
トレーニングをしましたが(トレーニング不足かな?)
ジョギングと高度を登り上げていく登山では、やはり使う筋肉もちがうのですね。
なにか、違う方法も考えなければいけないようです。
毎週山に登るとか・・・・・
そういえば、6月に平ヶ岳を登って以来一ヶ月ぶりの山登りが劔岳!
バテバテになったのは間隔が開きすぎたのも要因かもしれませんね?
山歩きに慣れると意外と疲れなかったりするようです。
いずれにしても、珍しく梅雨晴れの一日となり
岩の殿堂 劔岳を思う存分味わうことができ、大満足です。
下山で完全にバテてしまって、もう来なくていいや~。
なんて、思っていましたが
喉元過ぎれば・・・・
また、来年も登ってみたい山になりました。
長々とお付き合いありがとうございました。
おしまい。
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【剱岳からの眺望をカシミールでお勉強コーナー】
剱岳から遠望する山がまったくわからないので、
カシミール3Dでつくってみました。
今度は知ったかぶりができるかな・・・・・
早月尾根から西の眺望
早月尾根から北東北東の眺望
早月尾根から剱岳
早月小屋から北東
早月小屋から西
早月小屋から剱岳
剱岳山頂から室堂方面
たくさん名前がありすぎて良き分からない・・・・・・
剱岳山頂から南
剱岳山頂から南西
剱岳山頂から北
剱岳山頂から北西