鬼ガ面山 山岳救助要請体験(・_・;)

2018年7月1日(日)

関東甲信は観測史上一番早い6月の梅雨明けだそうですが
越後はまだ梅雨です

ここのところ週末は晴れの日がおおいような??
梅雨ですのでとてもジメジメムシムシとした不快極まりない暑さです(・_・;)

浅草岳南の鬼ガ面山へヒメサユリ見物へ行きます
おそらく??
もう終盤だと思いますけど・・・・

 

朝のピッコ ヒナ育をしてから六十里越登山口へやってきました
もう9時半です
ヒメサユリは人気ですね~
駐車場は満車で路肩も車で溢れています
一番混雑する時期でしょう

 

昨日も暑かったですが
今日はさらに暑いです
湿気もムンムンです

渋川の252の温度計は9時頃で33℃を表示していました(・_・;)
六十里登山口は標高700メートルほどしかないので
30℃は超えていると思います

 

暑いですのでのんびり行きましょう

ビリッケツですかね・・・

ここは右だったかな???

送電線の管理通路がたくさんあるので標識を見落とさないように

ムンムンだ(・_・;)

下は樹林帯なので
お日様にジリジリあぶられないけど
風がまったくない(・_・;)

ここも右だったかな

いや!
ここは直角に左です(^_^;)

ギンリョウソウ
もう終わりですね

 

しかし暑いアツい(・_・;)
滝汗です
真夏の低山里山レベルです

たまらずドリンクタイム

 

もう下山してくる方もいますね

 

ヒ~ヒ~でマイクロウエーブ電波塔へ

空は真夏のような感じです
暑すぎ(・_・;)
休まないと無理・・
反射板の日陰で休みますが
風がない!!

こりゃ鬼ガ面山までたどり着けないかもです

 

少し休んだのでもう少し登ってみますか・・・・
サンカヨウも楽しみにしていましたが
終わってました

 

このあと・・・・
問題発生!!!

 

前に登山者が見えたのですが・・・
うずくまっている???
写真でも撮ってるのかな???

近ずくと
なんと!!
男性が倒れています

「大丈夫ですか?」
と声をかけます

意識はしっかりしているようで
受け答えはできます

「歩けますか??」
と起こそうとしますが
ザックを背負ったまま起き上がることができないようです

これはおそらく熱中症ではないか???

しばらく休めば大丈夫と本人はおっしゃっていますが・・・
この暑さなので回復するのは厳しいか??

首にかけていた一眼レフカメラを外して
ザックをおろそうとしてみますが
立ち上がることも、腕の力もはいらず体を起こすこともできないようです

恰幅のいいかたで
非力なわたしでは起こすことができません

なんとかザックをおろすことができて
私につかまって、マイクロウエーブ電波塔まで歩きますが
途中でまた倒れて起き上がれなくなってしまいました!!

低い木の木陰があるところなので横になってもらって
マイクロウエーブへいって誰かがいれば応援を頼みます

ちょうどよく、青年二人組が休んでいましたので
男性が倒れて動けないので手伝ってもらえるかとお願いしました

 

お一方は医療関係者とのことで、体温や脈拍を診てくれたりしてくれました
やはり熱中症です
体がかなりの熱をもっているので、とにかく体温を下げないとなりません
上着を脱いでもらって
水を飲ませたり、塩飴をなめてもらったり

倒れたときよりは少しは回復したようですが
まだ起き上がることができません
この状態では自力下山は困難と判断して
山岳救助要請をすることにしました
もちろん初体験!!

私のケータイは圏外でしたが
十日町のかたのauはつながったので110通報
山岳救助は119ではなく警察です!!

110番は中央のセンター??だったかに繋がるので
電話口のかたは地図を見ているらしく
現在位置を伝えるのが大変でした
その後も十日町の方のケータイへ何度も担当の小出警察から電話があり
詳しい状況などのやり取りがありました

下山してくる方の中で水戸からお越しの人にもお手伝いをしてもらいました
氷のはいったプラティパスがあるので首の動脈にあて血流を冷やして体温を下げる
エネルギー補給の即効性のあるゼリー飲料などなど・・・

今日は鬼ガ面山頂付近でも同じく熱中症で救助された人がいたそうで
そういえば少し前にヘリコプターが飛んでいました・・・

待つこと・・・・
2時間ほど
12時20分ころ県警救助ヘリが来るとの連絡・・・・

わりと時間がかかるものですね
熱中症の男性はその間、水分をとり氷で血液を冷やしたこともあってか
だいぶ回復しました

救助ヘリが来ました

 

手を降って合図

 

マイクでなにか話しているのですが???
ヘリの轟音でさっぱりわかりません

 

しばらくして
隊員2名降下

男性を上げます

もう自力で歩けるくらい回復しました

救助ヘリは遠くからしか見たことがなかったのですが
これほど近くだとけっこうな大きさです

 

ローターの風がものすごい
隊員から姿勢を低くするよう指示がありました
耐風姿勢とらないと飛ばされそうなくらいです(・_・;)

男性と隊員1名を上げます

一度に3名は無理なのですね

南へ飛んでいきました

魚沼基幹病院かな???
大事にならなかったのでよかったです

暑いですが
マイクロウエーブでお昼タイム・・・・

 

下山しました
かなりの人数が降りていったのですが・・・
まだ車がたくさんあります

救助ヘリ要請というとても貴重な体験をした
梅雨の猛暑日でした(^_^;)

 

とにかくアツい暑い!!
湿気があるので体感気温は真夏より暑いと思う

魚沼の山はこれからは厳しいですね
過信は禁物ですね!!
熱中症対策をして山歩きを楽しみましょう

 

いやいや
暑い日の里山はやめておいたほうが良さそうですね

 

“鬼ガ面山 山岳救助要請体験(・_・;)” への6件の返信

  1. はるりんさん
    お早うございます

    月曜日に周回されたんですね!
    この日も暑かったことでしょう
    ヒメサユリまだまだ咲いていましたね~
    残念(-_-;)
    私は救助を見送ったたもう1時になったし
    暑くてこっちが熱中症になりそうなのでそのまま下山しました

    田子倉から六十里峠までの車道あるきはくたびれたことでしょう
    私も一昨年だったかに周回しましたが
    車道ジョグで行き倒れになりそうでした
    車の人からドリンクの差し入れをもらいましたよ

    夏の魚沼の山は暑さ極まりないので
    熱中症対策は万全にしないといけませんね
    暑さにはめっぽう弱いので夏場は行きませんけど(^_^;)

  2. おっと ニアミスでしたね〜(全然違うか?)
    あっちぇかったですσ(^_^;) 熱中症が怖かったので、頻繁に塩タブレットを舐め こまめに水分補給を心掛けました。 お陰様で無事に下山出来ました。

    人名救助 なかなか出来る事では有りません(ヒッチハイクとは訳が違います)お疲れ様でした。
    山頂は踏んだのですか?

  3. アサレンさん
    お早うございます

    このところ、むちゃくちゃ暑いですね(・_・;)
    湿気が高いのでたぶん真夏よりシンドいです
    里山は危険なレベルですね
    運動禁止ですよ(・_・;)

    はじめての体験でした
    山での熱中症の危険を思い知らされた感じです
    ここは登山者が多い山なのでなんとかなりましたが
    中ノ岳など誰にも遭わないような山域だったら生死に関わることになります
    ケータイ通じないですし(-_-;)

    命の水はやはりたくさん持参したほうがいいですね

    ちなみに・・・
    県警救助ヘリ要請の個人費用負担はありません(公務員なので)
    山岳遭難事故で民間ヘリや民間の山岳救助隊が出動すると
    たまげるような費用かかります
    救助隊員1名/1日 45000円くらいと聞きました(・・;)

    私も昨年ようやく山岳保険に加入しました
    年会費は2000円程度なので、入会をオススメします(^o^)

  4. なんと!貴重な体験をなされましたね。
    しかし命には代えられませんが、請求金額が怖そうです。絶対に乗りたくない高価なタクシーです。。(^^ゞ

    当日は、山奥でも暑かったのですね。
    私は暑いお昼前後に、里山を2つばかり歩いていました。(汗がポタポタ落ちてました)
    お互い熱中症には注意して歩きましょう。

  5. tomoさん
    こんばんは

    いや~、ビックリしました
    魚沼の1500峰はもうとても暑いので
    少しは涼しい早朝にでも登ってしまわないと危ないですね

    私もスタートが遅く、あまりの暑さでマイクロウエーブ電波塔で引き返そうかとおもいました。

    白馬岳は雪がたくさんあるので涼しそうですね
    大雪渓で滑落したのでしょうか?
    ご無事でなりよりでした
    人工落石などもあるので、ヘルメットは重要なんですね!!
    予想もしないようなことがあるかも知れないので気をつけましょう

  6. 山岳救助
    貴重な体験でしたね。私もためになることが沢山書かれれていました。
    30℃を超える暑さでは、山登りは危険です。

    同じ日、私は白馬大雪渓でしたが、こちらは直ぐ脇を滑落して行く人を見ました。
    ゴンと音がして岩にぶつかり止まり、ヘルメットを被っていたので救助される事無く自力で下山出来たようです。
    お互い気を付けて山に行きましょう。

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