GW登山 第2弾は残雪の守門岳へ～2　道迷い編～

2014年5月4日（日）

ゴールデンウィーク登山。
春の魚沼のお山「守門岳」へ。

続きです。

袴岳山頂はまったく雪がなかったので
雪がたくさんある真ん丸な青雲岳へ移動。

春霞でなんとも残念ですが・・・・・

移動したのは、コレをキンキンに冷やすためです。
雪の上でクルクル回すこと2分で
とても冷たくなるのです！
ぬるいビールは発泡酒は旨くないですからね～。

では、かんぱぁ～～～いっ！！！

眺望はイマイチだがテッペンビールに限るの～。

アイゼンが変なところから外れたのだが？？？？

そもそも付け方が間違ってました。

では大岳へ向かいます。

先行してくれた五泉からきたという人と大岳経由にしますかね～。
などと話をしていたのですが、親切にも偵察に行って見てきてくれました。
なんとか行けそうですが、雪の斜面がとても急そうにみえるので
彼はそのままピストンで下山するそうです。

まだ11時過ぎなので
とりあえずは行けるとこまで行って、ダメそうなら引き返してきます。

下の方は登山道が出ているのが見えますが
雪庇を越えなくてはいけないような？？？？

雪の斜面は見えているほど急ではないと思います？
初めてなのでわかりませんが・・・・

鞍部まで降りてきました。

雪庇はほぼ崩落したので危険はないようです。

振り返る

雪庇のように見えていたところは単なる雪の斜面でした。

今にも倒れそう・・・・

雪の斜面を登ります。
前日の踏み跡が一名あります。

土のでた登山道が歩きにくいのでアイゼンは付けていません。
やはり思っていたほど急ではありませんでした。

クラックには近づかない。

青雲岳～袴岳
雪が落ちて春山の様相。

30分くらいで大岳につきました
3名のかたが休んでいます。

オジサンに夏道から降りられるか聞きましたが
長峰方面から登ってきたそうです。
やはり冬コースでくだらないといけないみたいです。

タッチ

中津又岳の巨大雪庇はもうほとんど崩落しました。

右奥に粟ヶ岳

お昼近くになったので下山します。

大岳の斜面には赤旗がたくさん並んでいます？？？？
山スキーの人がたくさん登るので
こちらのコースのほうが進路がはっきりわかるようになっています。

この広い斜面はホワイトアウトすると大変なので
目印がいっぱいなのでしょうか？

まだまだ、続々と山スキーヤーが登ってきます。

このダラダラ斜面も目の錯覚なのか距離感がわからないですが意外と長いのですよね。

杉の木が見える左の尾根に下ってはいけません。

右（西）方向の尾根です。

二口コースはまったく赤旗もリボンもありませんでしたが
こちらにはたくさんあります。

二口コースも付けてほしいなぁ。

キビタキ小屋

宿り木

根開け

12時34分
保久礼小屋へ到着。
下りはずいぶんと速いですね。

しばし休憩タイム。

もう少しでブナの新緑がきれいになりそうです。

小屋から南へ下る夏道はやはり誰も歩いていないようです。

素直に長峰方面へ向かいます。

1時間もあれば降れそうですね？

新緑

～道迷い編～

しっかりした踏み跡が3名くらいあるので・・・・
まったく気がついていませんが・・・・・・

長峰はすいぶんと前に通りすぎています。
スキーヤーのトレースがないでしょ。

ぜんぜん違う林道を歩いています・・・・・

まだ気がついていません・・・・・

いくらなんでも、時間がかかりすぎる？？？？？

大岳の見える角度が違うぞ！

今頃気が付きました。

栃尾の人は大岳が守門岳の山頂ということになっているそうです。

あっちへ行きたいのですが
栃尾の地図は持っていませんので
林道がどのようにつながっているのかわからず・・・・・

林道で遭難状態・・・・・・

保久礼小屋から1時間以上も歩いています・・・・・

ウロウロ・・・・ウロウロ・・・・・

まだ2時20分くらいですが
誰にも会わないし、ちょっと焦ってきました。

ひとつ上に林道が見えたので
斜面を登ってきました。

滝が見えるぞっ！！！
この林道で正解かっ！！！

さらに進むと
まったく違いました・・・・・

道院ってどこ？？？？？
栃尾だろうなぁ・・・・・・
踏み跡もあるし・・・
ブルのあともあるので
ここの施設の人に聞こうかと思いましたが、閉鎖中。
この看板の地図ではまったくわかりませんぞ。

雪のある林道には踏み跡がたくさんあるのだけど？？？
山菜採りの人のかな？

まだ、あっちへウロウロ、こっちへウロウロ・・・・・
この道・・・・さっき通ったじゃないか！
かなり焦ってきた・・・・・

早めに登り返せばよかったのだが。
もうあきらめて、このまま栃尾へ下ろうか？？？

3時半を過ぎたので
素直に栃尾へ下ることにしました。

山桜

延々と林道を歩く・・・・・
とにかく北西方向へ。

だいぶ下ったところで
山菜採りのオジサンに会う。

「ここを下ると栃尾ですよね。」

「そうですよ。」

「あと何分くらいかかりますかね？」

「んん～～～～
ダムまで20分くらいかな。」

ダムってなんだ？

4時6分
長峰から3時間もウロウロしてようやくダム到着。

ここから歩いて大岳に登るのは、林道が長すぎるなぁ～。
夏は長峰の駐車場まで車で行けますが。

はいはい、ようこそやってきました。・・・・
刈谷田川ダム・・・・・聞いたことがありますが
まさか、歩いてこんなところまで来るとは想像もしていませんでした。

まだ、下らないと集落のあるところへは着きません。

ようやく集落が見えてきました。

4時半

ダムの下のラーメン屋さんでタクシーを呼んでもらう。
ご丁寧にお茶までだしてくれました。
ありがとうございます。

タクシー代がいくらかかるかわからないので
何にも注文しませんでした。

5時
ようやくい守門二分まで戻ってこれました。

タクシー代　5460円なり・・・・・
トホホです。
お金を持っていてよかった。
何が起こるかわからないので山へはお金を持って行きましょう。

今日はものすごい距離を歩きましたが
縫製のほつれた登山靴は見事に接着されたままの状態です。

これならしばらくは大丈夫そうですね。

先日、善光寺へ行った時に
御守を買ってきたんですけどね。

足腰が丈夫でいられるよう・・・・・・
なのであんまり疲れませんでしたが
精神的に疲れました。

残雪期は道迷い遭難事故が多発するシーズンですので
くれぐれも地図を確認しながら歩きましょう。
踏み跡につられて歩かないように！
地図とコンパスで時々方向をきちんとチエックしましょう。

と、思い知った山行となりました。
しかし、大岳は3回目なのですがね～。
どうもいつも迷ってしまうんですね？？？？

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